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2013

コッペリオン
★ 3.0 / 5.0アクションSF
| 放送年 | 2013年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 13話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | GoHands |
2016年、東京の原子力発電所がメルトダウンし、大惨事が発生した。20年後、放射能汚染により東京は廃墟と化していた。その地域から救難信号が受信され、自衛隊は特殊部隊コッペリオンの3人の少女を救助活動に派遣する。しかし、彼女たちはなぜ放射能防護装備を装着していないのか。
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
2016年、東京に建設された原子力発電所がメルトダウンを起こし、首都圏は壊滅的な被害を受けた。それから20年、放射能に汚染された旧都心は人の住めない廃墟と化していた。立ち入りが禁じられたその地から救難信号を受信した自衛隊は、特殊部隊「コッペリオン」の少女3人を救助へと向かわせる。遺伝子操作によって生み出され、放射能への耐性を持つ彼女たちは、防護装備をまとわずに死の街へと足を踏み入れていく。荒廃した東京で生き延びた人々を捜索する、命のドラマが幕を開ける。みどころ・魅力
① 遺伝子操作で生まれた少女たちという設定
コッペリオンの3人は、人間の手で生み出された存在でありながら、汚染地帯に取り残された人々を救うために命を懸ける。自らの出自に揺れ動きながらも他者を救おうとする姿が、生命の尊さと人間らしさを問いかける。SF的な設定の奥にある彼女たちの心の機微が、物語の核となっている。② 廃墟と化した東京の緻密な背景美術
20年間放置され、緑に飲み込まれていく無人の東京が圧倒的な情報量で描かれる。崩れた高層ビル、草木に覆われた街並み、静寂に包まれた光景は退廃的でありながら美しい。荒廃した世界の空気感を丁寧に映し出す背景美術が、作品全体に独特の没入感をもたらしている。③ 命をめぐる人間ドラマ
死の街に取り残された人々との出会いを通じて、生きること・救うことの意味が繰り返し描かれる。極限状況の中で交わされる言葉や選択には重みがあり、単なるアクションSFにとどまらない感動がある。誰かのために行動する登場人物たちの姿が、静かに胸を打つ。キャスト・声優一覧

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スタッフ
| 監督 | 鈴木信吾 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 中村誠 |
| キャラクターデザイン | 鈴木信吾 |
| 音楽 | 遠藤幹雄 |
| 美術監督 | 野村正信、松浦隆弘 |
| 音響監督 | 高橋秀雄 |
| OP | アンジェラ「ANGEL」 |
| ED | アンジェラ「遠くまで」 |
| ED | アンジェラ「バイバイオーライ」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
放送当時、深夜にぼんやり流していたら画面ぜんぶが緑がかったフィルターで覆われていて、最初は「うちのテレビの設定がおかしいのか」と本気で疑った。GoHandsの色づくりだと気づくまで数分かかった記憶がある。廃墟になった東京を、制服姿の少女が三人で歩いている——それだけの絵なのに妙に頭に残って、気づけば録画ボタンを押していた。正直に白状すると、放送から何年も経った今、ストーリーの細部はほとんど抜け落ちている。覚えているのは、放射能で死んだはずの街にやたらと植物が茂っていたことと、あの独特の発色だけ。今回あらためて見返して、ようやく「ああ、こういう話だったのか」と腑に落ちた部分が多かった。一度目は雰囲気で流し、二度目で中身を拾う。たぶんそういう作品なんだと思う。人の手で作られた命が、人の消えた街で人を救うということ
コッペリオンの三人は、放射能に耐えられるよう遺伝子操作で生み出された少女たちだ。つまり「自然には生まれてこなかった命」が、自然に飲み込まれた東京へ送り込まれる。この一行で説明できてしまう設定が、見返すほどじわじわ効いてくる。人間が捨てた街を植物と動物が静かに取り戻していく一方で、人間が作った人工の少女がそこを歩いている。どちらも「本来そこにいるはずがなかったもの」なのに、廃墟の中ではどちらも生々しく息をしている。この対比が、たぶんこの作品の背骨だ。 最初に見たときは、私はこれを「被災後の東京を舞台にしたサバイバルもの」くらいに受け取っていた。けれど二度目に気づいたのは、これが救助劇の皮をかぶった「自分は本物か」という問いの話だということ。人工的に作られた葵たちは、ことあるごとに「私たちは人間なのか、道具なのか」という揺らぎを抱えている。装備もなしに汚染地帯を歩ける身体は、人を救うために便利だけれど、その便利さこそが彼女たちを人間から遠ざける。生き残った人々と接触するたびに、その距離が静かに突きつけられる。 単なる終末SFとして消費するには、この居心地の悪さは惜しい。死んだ街で必死に生きようとする人間と、生きるように作られたのに人間扱いされない少女たち——どちらが「生きている」のかと問われると、簡単には答えられなくなる。派手なアクションの裏で、ずっとこの問いが低い通奏低音みたいに鳴っている。それに気づいてから、緑色の画面がただの演出ではなく「人間の温度が抜けた世界の色」に見えてきた。特に刺さったシーン
終盤、生き残った人間と向き合う展開で、戸松遥が演じる成瀬荊の声が一段低くなる瞬間がある。普段の荊は前に出て引っ張るタイプなのに、そこだけ言葉を選びあぐねるような間が入って、思わずこちらも息を止めた。リーダーとしての強さと、人工生命としての迷いが、同じ一言の中で揺れている。あの抑え方は本当にうまい。対して花澤香菜の深作葵は、序盤の不安げな声から物語が進むにつれて芯が通っていくのが聴いていてわかる。最初は頼りなく聞こえた声が、終盤では誰かを背負える声に変わっている。明坂聡美の野村タエ子が場の空気を緩める一言を放つたびに、張り詰めた現場がふっとほどけるのも効いていた。三人の声の温度差が、そのまま三人の生き方の違いになっている。緑一色の画面の中で、声だけが妙に人間くさく響くのが、この作品の一番の手柄だと思う。読んで見たくなったら——『コッペリオン』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 廃墟と植物に飲み込まれた街、滅びの風景にぐっとくる人
- 「人間とは何か」を静かに問う設定をアクションの裏で味わいたい人
- 独特の色フィルターや実験的な映像づくりを面白がれる人
- 花澤香菜・戸松遥・明坂聡美の声の芝居をじっくり聴きたい人
合わない人
- 話の筋がきっちり整理され、伏線が全部回収される構成を求める人
- 緑がかった強い色味の画面が生理的に苦手な人
- 原発事故を題材にした設定そのものに抵抗がある人
次に見るなら
廃墟と少女の組み合わせにやられたなら少女終末旅行。人類が消えた世界をふたりの少女が淡々と旅する話で、滅びの中にある小さな生活の温度が刺さる。コッペリオンの「死んだ街に残る命」の感触が好きなら、まず合うはず。 災害後の東京という舞台で胸を締めつけられたいなら東京マグニチュード8.0。崩れた街を歩く子どもの目線で、喪失と再生をまっすぐ描く。SFではないぶん、痛みの手触りが生々しい。 終末×少女のもう一本としてがっこうぐらし!も挙げておく。明るさと絶望が同居する構造はコッペリオンと地続きで、見終わったあとに設定の意味を確かめたくなる作りも近い。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「コッペリオン」は、dアニメストアで配信されており、ご自宅でいつでも視聴することができます。荒廃した東京を舞台に描かれる命のドラマを、ぜひじっくりとお楽しみください。気になった方は、この機会にチェックしてみてはいかがでしょうか。
