東京マグニチュード8.0

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2009東京マグニチュード8.0

東京マグニチュード8.0

★ 3.9 / 5.0ドラマ
放送年2009年
フォーマットTVアニメ
話数11話
原作オリジナル
制作bones

東京で今後30年以内にマグニチュード7.0の地震が発生する可能性が70%という前提のもと、本作はマグニチュード8.0の地震が起きた場合を描く。物語は中学1年生の少女・未来が、兄の悠希とともに夏休みの始まりに、東京のお台場で開催されるロボット展覧会に訪れたところから始まる。そこで強い地震が発生し、兄妹は帰宅困難となり、家族と再会するため、被災した東京を歩み続ける。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

夏休みの始まり、中学1年生の少女・未来は弟の悠希とともに、お台場で開催されるロボット展覧会を訪れていた。そこへマグニチュード8.0の巨大地震が直撃。都市インフラが壊滅した東京で、兄妹は家族のもとへ帰るため、傷ついた街を歩き続ける。偶然出会ったバイク便ライダーの真理と3人で、崩壊した首都を縦断するサバイバルの旅が始まる。

みどころ・魅力

① 圧倒的なリアリティで描かれる首都直下型地震

東京都や防災機関への綿密な取材をもとに制作されており、建物の倒壊・火災・橋の崩落など、震災後の東京が恐ろしいほどリアルに描かれる。「もし本当にこうなったら」という切迫感は、娯楽作品を超えた社会的メッセージとして視聴者に響く。

② 少女の成長と家族への愛が交差する人間ドラマ

主人公・未来は当初、家族や日常に不満を抱える反抗期の少女として描かれる。しかし極限状態の中で弟を守り、見知らぬ人々と助け合う経験を通じて、彼女の内面が大きく変化していく。感情の機微を丁寧に追ったキャラクター描写が物語に深みを与えている。

③ 喜びと悲しみが共存する、忘れられないラスト

終盤に向けて物語は予想外の展開を迎え、視聴者の心を強く揺さぶる。単なるパニック・サバイバル劇にとどまらず、生きることの意味や大切な人への感謝を静かに問いかける結末は、放送から十数年が経つ今も多くの人の記憶に残り続けている。

キャスト・声優一覧

日下部真理
日下部真理
メイン
甲斐田裕子
小野沢悠貴
小野沢悠貴
メイン
小林由美子
小野沢未来
小野沢未来
メイン
花村怜美
川崎彩
川崎彩
サブ
野中藍
日下部和代
日下部和代
サブ
水落幸子
リサ
リサ
サブ
遠藤綾
小野沢雅美
小野沢雅美
サブ
井上喜久子
日下部隆太
日下部隆太
サブ
羽多野渉
小野沢誠司
小野沢誠司
サブ
中博史
川島樹
川島樹
サブ
沢城みゆき
マユ
マユ
サブ
喜多村英梨
古巾匡司
古巾匡司
サブ
青野武

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スタッフ

監督橘正紀
シリーズ構成村田和也、高橋ナツコ
キャラクターデザイン野崎温子
音楽大谷幸
美術監督中島美佳、小木斉之
音響監督たなかかずや
OPアビングドンボーイズスクール「キミノウタ」
ED詩音 辻「M/elody」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

最初に見たのは確か2011年のちょっと後、あの震災からそれほど経っていない頃だった。タイミング的に「見たくない」と何度も手が止まった。お台場で地震が起きて、子どもたちが家に帰ろうとする——それだけの話なのに、なぜか怖くて仕方がなかった。

2009年放映当時に見ていなかったのは、単純に「重そう」という理由で敬遠していたからだ。ロボットアニメの展示会に来た中学生の女の子と小さな弟が、壊れた東京をひたすら歩く。派手な設定もない、異能力もない、敵もいない。それだけで11話持つのか、と半信半疑で1話を再生した。

5分で、そういう心配が的外れだったとわかった。2回目に見たとき気づいたのは、1話の時点ですでに「終わり」の空気が仕込まれているということ。最初は単純に絵の質感に驚いていて見落としていた。

「帰りたい」が叶わないかもしれないという、ただそれだけの恐怖

この作品を「震災を描いたリアル系アニメ」として片付けてしまうと、たぶん大事なものを見失う。本作が描いているのは災害そのものではなく、「日常に戻れる」という前提が崩れたときに人間がどうなるか、という話だ。

主人公の未来は、冒頭でかなりはっきり「家族がうざい」「もう消えてしまえばいい」と思っている。そこそこ共感しやすい中学生のリアルな倦怠感だ。ところが地震が起きた瞬間から、彼女の望みはただひとつになる——家族のいる家に帰ること。この逆転が、物語のエンジンになっている。

「帰る」という行為が、これほど重たくなるアニメは少ない。瓦礫の中を歩きながら、未来と悠希が見るのは、自分たちと同じように「帰れなくなった人たち」だ。バイク便の真理子(沢城みゆきさんが演じている)が二人に付き添う理由も、彼女自身の「帰りたい場所」と深く絡んでいる。沢城さんの芝居は、強がりと疲弊が同居していて、真理子というキャラクターが抱えている重さを声だけで伝えてくる。説明台詞に頼らないあの演技は、2回目に見るとなおさら胸に刺さる。

未来の母を演じた井上喜久子さんの、電話口での声の揺らぎ。娘に連絡が取れない状況で「大丈夫だよね」と言い聞かせるような声。あそこを聞くたびに、視聴者は未来の視点ではなく母親の視点に引き戻される。この作品は子どもの話でもあるし、親の話でもある。

そしてマユ(喜多村英梨さん)の存在。避難所のシーンで未来と交わすやりとりは短いのに、あの子の「怖い」が画面越しに伝わってくる。喜多村さんの芝居はいつも感情の粒が細かいが、マユはその細かさがそのまま作品の湿度になっている。

終盤に向かうにつれて、物語は「帰る」ことの意味をじわじわとずらしていく。どこに帰るのか。誰のいる場所に帰るのか。それが確定するラスト数話は、正直、普通に見ていられなかった。泣いた、というより、しばらく画面が見られなかった。

特に刺さったシーン

終盤、悠希が疲れて「もう歩けない」と座り込むシーン。未来が弟を叱咤激励する、あのやりとり。最初に見たときは「頑張れ」という話だと思っていた。2回目に見て、未来の声のトーンが最初から微妙にずれていることに気づいて、それ以来そのシーンの見え方が変わった。

日下部隆太役の羽多野渉さんが、避難所で子どもたちに話しかける場面も忘れられない。あの穏やかさが、状況の過酷さとあまりにも対比になっていて、「大人が子どもを守ろうとしている」という普通の事実がひどく切なく映る。

リサ役の遠藤綾さんは出番こそ多くないが、彼女が画面に映るたびに「この人たちはちゃんと生きていた」という感覚がある。名前のある登場人物だけでなく、声だけで存在感を出す演技というのは、作品全体の密度を上げる。

作画については、被災後の東京の描写がとにかく細かい。崩れ方が「ちゃんと崩れている」。橋や高架、ビルの倒れ方に、明らかに資料を引いた跡がある。2009年のアニメとして、あの解像度でこの作画量を維持しているのは、今見ても普通に驚く。

読んで見たくなったら——『東京マグニチュード8.0』はU-NEXTで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 「家族」が物語の軸にある作品が好きな人
  • 特別な力もドラマチックな展開もなく、ただ歩き続ける話を最後まで見られる人
  • 実際に地震や災害を経験したことがあって、あの感覚を誰かと共有したい人
  • 声優の芝居を細かく拾いながら見るタイプの人
  • 11話という短さで完結する作品を探している人

合わない人・今は見ない方がいい人

  • 精神的に余裕がないときは正直やめた方がいい。これは脅しではなく、本当にそういう作品
  • カタルシスやスカッとする結末を求めて見ると、噛み合わない可能性が高い
  • 子どもを持つ親御さんは特に、覚悟してから見ること
  • 「リアル系」「日常系」が苦手で、常に何かが起き続けないと見続けられない人

次に見るなら

この世界の片隅に(劇場アニメ・2016年)
戦時下の広島を、特別な主人公ではなく普通の女性の視点で描く。「日常が壊れていく」という点でトーンが近い。東京マグニチュード8.0が「帰る」話なら、こちらは「それでも今日を生きる」話。見終わった後の重さと静けさが似ている。

ぼくらの(TVアニメ・2007年)
子どもたちが理不尽な状況に置かれ、それでも前に進む構造が共通している。こちらはSF的な設定があるが、テーマの核は「子どもが背負うには重すぎる現実」だ。東京マグニチュード8.0より後味は暗めなので、ある程度の心の準備を。

サクラダリセット(TVアニメ・2017年)
毛色は違うが、「取り返せないこと」を静かに受け入れていく話として推したい。感情を抑えた語り口が好きなら刺さる。東京マグニチュード8.0を見て「静かな作品が自分に合う」と気づいた人向け。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア×¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『東京マグニチュード8.0』は現在、U-NEXT・DMM TV・Huluの3サービスで配信中です。いずれも月額サービスで、U-NEXTとHuluは初回無料トライアルを利用すれば実質無料で視聴を始められます。じっくり全11話を一気見したい方はぜひこの機会に。

よくある質問

Q. 東京マグニチュード8.0はどこで視聴できますか?
A. U-NEXT・DMM TV・Huluで配信されています。U-NEXTとHuluは無料トライアル期間があるため、初めての方はそちらを利用すると無料で全話視聴できます。
Q. 何話まであるのですか?全部で何時間くらいかかりますか?
A. 全11話構成です。1話あたり約24分なので、合計約4時間半で完走できます。週末の一気見にちょうど良い長さです。
Q. 子供と一緒に観ても大丈夫ですか?
A. 震災の描写はリアルで、感情的に重い展開もあります。小学校低学年以下には難しい内容ですが、小学校高学年以上であれば防災教育の観点からも親子で一緒に観る価値のある作品です。
Q. 泣けるアニメですか?ハッピーエンドですか?
A. 非常に感動的な作品で、涙を流す視聴者が多い作品です。ハッピーエンドかどうかは人によって受け取り方が異なりますが、深く心に残るラストであることは間違いありません。

まとめ

『東京マグニチュード8.0』は現在、U-NEXT・DMM TV・Huluの3サービスで配信中です。いずれも月額サービスで、U-NEXTとHuluは初回無料トライアルを利用すれば実質無料で視聴を始められます。じっくり全11話を一気見したい方はぜひこの機会に。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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