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2011

コクリコ坂から
★ 3.8 / 5.0ドラマラブコメ日常系
| 放送年 | 2011年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Studio Ghibli |
1963年の横浜。海を見下ろす丘の家に住む高校生・海は、毎朝海に向かって信号旗を掲げていた。学校新聞にその旗についての詩が掲載される。著者は新聞編集長で海の注目を集めている大胆な少年・俊なのだろうか。二人は学校を守る運動に参加していく。
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
1963年、横浜。港を見下ろす丘に建つ下宿屋で暮らす高校生・松崎海は、毎朝海に向かって信号旗を掲げる習慣を続けていた。ある日、学校新聞にその旗を題材にした詩が掲載される。書いたのは新聞部の編集長で、生徒たちの注目を集める大胆な少年・風間俊らしい。やがて二人は、取り壊しの危機に瀕した歴史ある文化部室「カルチェラタン」を守る運動を通じて距離を縮めていく。しかし、互いに惹かれ合うほどに、二人の出生にまつわる秘密が淡い恋心へ静かに影を落としていく。みどころ・魅力
① 1963年の横浜を蘇らせた美術と空気感
高度経済成長期の港町・横浜を、緻密な背景美術と温かな色彩で描き出します。坂道や下宿屋、活気ある商店街など昭和の街並みが細部まで作り込まれ、その時代に迷い込んだかのような郷愁を誘います。失われた日本の風景を味わえる一作です。② カルチェラタンを舞台にした青春群像
歴史ある文化部室の取り壊しを巡る生徒たちの奮闘が、物語に瑞々しい熱量を与えます。古き良きものを守ろうとする若者たちのエネルギーと、世代を超えた価値観のぶつかり合いが、爽やかな感動を生み出します。③ 手嶌葵の歌声と心に響く音楽
主題歌「さよならの夏〜コクリコ坂から〜」をはじめ、手嶌葵の透明感ある歌声が物語に寄り添います。1960年代の雰囲気を漂わせる楽曲の数々が、登場人物の繊細な感情と切ない恋の行方を優しく彩ります。キャスト・声優一覧

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スタッフ
| 監督 | 宮崎吾朗 |
|---|---|
| 原案キャラデザ | 高橋千鶴 |
| キャラクターデザイン | 近藤勝也 |
| 音楽 | 武部聡志 |
| 美術監督 | 大森崇、高松洋平、吉田昇、大場加門 |
| 音響監督 | 笠松広司 |
| OP | 手嶌 葵「朝ごはんの歌」 |
| ED | 手嶌 葵「さよならの夏~コクリコ坂から~」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
ジブリの棚で、ずっと素通りしていた一本だった。タイトルだけは知っている。でも『千と千尋』みたいに繰り返し語られるわけでもなく、なんとなく後回しにし続けていた作品だ。配信サービスを一通り探しても見当たらず、結局ディスクを取り寄せて、ようやく腰を据えた。最初は「地味な青春ものだろう」とたかをくくっていた。それが、1963年の横浜の朝と、海に向かって掲げられる信号旗の画で、開始10分も経たないうちに背筋が伸びた。派手な事件は何も起きない。なのに画面の隅々まで誰かの生活の匂いが詰まっていて、目を離せなくなる。「壊して建てる」時代に、海が毎朝旗を揚げ続けた理由
この映画の舞台は1963年、東京オリンピックの前の年だ。国じゅうが古いものを壊して新しく建て直すことに浮かれていた時期で、その空気は作品の隅々に流れている。学校の文化部室が集まった古い建物——通称カルチェラタン——は、埃まみれで今にも崩れそうで、案の定取り壊しの話が持ち上がる。生徒たちはそれを守ろうと動き出す。一方で主人公の海は、毎朝きまって信号旗を揚げる。海の向こうにいる、もう応えてはくれない父親に向けて。返事の来ない相手に、それでも同じ合図を送り続ける。
最初に見たときは、恋愛と建物保存の話だと思っていた。でも、この2つの軸は同じことを言っている。古いものを、ただ古いというだけで捨ててしまっていいのか。残すというのは、手間ばかりかかる面倒な行為だ。掃除も交渉もいる。旗を揚げたところで誰も帰ってこない。それでも残す、続ける。この作品が描いているのは、便利さに押し流される国の片隅で、誰かを思う手つきを手放さない人たちの姿だと思う。単なる昔への郷愁ではなく、何を抱えて前に進むのか、という選択の話だ。だから派手な見せ場がなくても、見終わったあとに妙に背筋が伸びている。
特に刺さったシーン
特に好きなのは、海が暮らす下宿——コクリコ荘の食卓まわりだ。下宿人たちと家族がひとつの台所に集まって、誰かが味噌汁をよそい、誰かが軽口を叩く。何でもない朝の支度が、丁寧な作画でひたすら積み上げられていく。ここで効くのが妹・松崎空の存在で、白石晴香の声がいい。姉が何を抱えているのか知ってか知らずか、家の中をぱたぱた動き回る軽さがあって、その明るさがあるから海の静けさが際立つ。姉妹のやりとりは台詞数こそ少ないのに、ふたりの距離がちゃんと画面に出ている。それと音楽だ。手嶌葵の主題歌が、終盤の坂道の画に重なった瞬間、ディスクを取り寄せてよかったと素直に思った。大仰な盛り上げ方はしない。なのに、ふと喉の奥が詰まる。そういう静かな一撃を持っている映画だ。
読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。TSUTAYA DISCASの30日間無料トライアルでレンタル代ゼロで見れる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 派手な事件より、誰かの暮らしの手触りをじっと眺めていたい人
- 昭和の街並み・台所・坂道の空気にぐっとくる人
- 手描きの食事シーンや生活の所作を見るのが好きな人
合わない人
- ジブリにファンタジーや大きな冒険を求めている人
- テンポよく話が動いてくれないと退屈してしまう人
- 二人の関係に持ち込まれる、ある秘密の重さを軽く流せない人
次に見るなら
派手さより、思春期の心の機微をじっくり描く一本が見たいなら耳をすませば。等身大の背伸びと焦りの手触りが、この作品の海と俊にそのまま地続きで響く。昭和の生活の匂いと、過ぎた時間へのまなざしが好きならおもひでぽろぽろ。何でもない日々を丁寧にすくい上げる手つきがよく似ている。
古いものと、そこに宿る記憶を見つめる視点に惹かれたならこの世界の片隅に。戦争の影を背負った街で、それでも続いていく暮らしを描く一作で、コクリコ坂の根っこと深く響き合う。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「コクリコ坂から」は、現時点で確定している配信サービスの情報はありません。視聴をご希望の方は、各動画配信サービスの最新の配信状況や、Blu-ray・DVDのリリース情報をあわせてご確認いただくのがおすすめです。配信状況は時期によって変わりますので、定期的にチェックしてみてください。
