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詩季織々
| 放送年 | 2018年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 3話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | CoMix Wave |
3つの短編からなるアンソロジー映画です。各作品は中国の異なる3都市を舞台に、「陽だまりの朝食」「小さなファッションショー」「上海恋」というテーマで展開します。それぞれ食・衣・住がテーマで、「陽だまりの朝食」は北京で働く青年の物語です。
詩季織々がどこで視聴できるか、主要な動画配信サービスを調査しました。各サービスの配信状況と料金は以下の比較表でご確認ください。視聴できるサービス:DMM TV。
配信状況まとめ
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | — | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『詩季織々』は現在、DMM TVおよびNetflixで視聴可能です。どちらのサービスも日本国内で手軽にアクセスできるため、加入済みのサービスからすぐに視聴をはじめられます。3つの短編からなる作品なので、隙間時間に1話ずつ楽しむのもおすすめです。
作品概要・あらすじ
あらすじ
中国の3都市を舞台にした、3つの短編からなるアンソロジー映画。北京を舞台に、故郷の味と祖母の記憶をたどる青年の物語「陽だまりの朝食」、上海のファッション業界で働く姉妹の絆を描く「小さなファッションショー」、そして上海で出会いと別れを繰り返す男女の恋愛を綴る「上海恋」。食・衣・住をテーマに、それぞれ異なる世代・異なる感情を繊細なタッチで描き出す。日本のアニメーションスタジオ・コミックス・ウェーブ・フィルムが制作し、中国の日常に息づく人々の機微を温かく映し出した作品。
みどころ・魅力
① 3つの短編が紡ぐ、食・衣・住の人間ドラマ
「陽だまりの朝食」「小さなファッションショー」「上海恋」という3本の短編は、それぞれ独立した物語でありながら、日常の中に潜む感情の機微を丁寧に描く。北京・上海といった中国の都市風景を背景に、食べること・着ること・暮らすことを通じて人と人のつながりが静かに浮かび上がる。
② 『君の名は。』を手がけたCoMix Wave Filmsの美麗な映像美
制作はCoMix Wave Films(コミックス・ウェーブ・フィルム)。光の表現、街並みの細部、食事シーンのリアルな描写など、圧倒的なクオリティの映像が全編にわたって展開される。北京の胡同や上海の街角といったロケーションが、アニメーションとは思えないほどの臨場感で再現されている。
③ 中国の日常と文化をアニメで体験できる稀少な作品
日本のアニメが中国の都市・文化・習慣を正面から描いたという点で非常に珍しい作品。中国語の台詞や料理・ファッションなど、リアルな中国の生活感が随所に散りばめられており、作品を通じて異文化に自然と触れられる。旅行気分とノスタルジーを同時に味わえる。
キャスト・声優一覧














スタッフ
| 監督 | 竹内良貴、李豪凌、易振兴 |
|---|---|
| 音楽 | 境亜寿香、石塚玲依、山口由馬 |
| ED | 山池純矢「WALK」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
ED
感想・考察
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
Netflixのサムネをスクロールしていて、なんとなく止まった。中国が舞台のアンソロジー、食と衣と住をテーマにした3本立て。予備知識ゼロで再生ボタンを押した。
最初の数分で「あ、これは丁寧に作られてる」とわかった。北京の路地裏、朝の台所、湯気の立つ器。アニメーションで中国の日常をここまで解像度高く描くのを見たのは初めてで、しばらくそれだけで画面に釘付けになっていた。CoMix Wave Filmsが関わっている作品だと後で知って、なるほどと思った。あの光の扱いは確かに見覚えがある。
劇場公開は2018年。なぜ今まで知らなかったんだろうと少し後悔しながら、気づいたら3本連続で最後まで見ていた。ぼんやりした日の夜に、静かに刺さってくるタイプの映画だった。
「ここに戻りたい」という感覚を、食と服と街に閉じ込めた映画
3本の短編それぞれに違う都市、違う登場人物、違う「喪失」がある。北京の朝食、ファッションショーの舞台裏、上海の恋。テーマが食・衣・住と整理されているのは確かだが、それはあくまで入口で、本質はもう少し違うところにあると思っている。
この映画が描いているのは、「その場所にいた自分」への執着だ。祖母の作った朝食の味、姉の古い服の記憶、かつて歩いた上海の路地。どのエピソードも、主人公たちは物理的な何かを通じて、もう戻れない時間と向き合っている。食べ物は特にずるくて、味と匂いは理屈抜きで記憶を引き出す。序盤の朝食シーンで、主人公が黙って箸を持つだけのカットが長めに続くのだが、その沈黙に何年分かの感情が詰まっていた。
「上海恋」に関しては、古い街並みが取り壊されていくことへの惜別が物語と完全に重なっている。再開発で消えていく路地と、疎遠になっていく人間関係が同じ速度で失われていく構造は、単純なラブストーリーとして見ると物足りないかもしれないが、「街の記憶」という視点で見ると相当に奥行きがある。
3本を貫いているのは、感傷ではなく「それでも今を生きていく」という軽い前向きさだ。重くなりすぎず、かといって薄くもない。このバランスが絶妙で、見終えた後に変に引きずらない。それがかえって、時間が経ってからじわじわ効いてくる。
特に刺さったシーン
「陽だまりの朝食」で、主人公が故郷の味を再現しようとして何度も失敗するくだりが好きだ。料理の手順は合っているのに、なぜか同じ味にならない。その理由が台詞で語られることはなく、でも見ている側にはわかる。あの沈黙の処理は脚本の仕事だと思うが、そこに乗せた声の演技がまた良くて、大塚剛央の李墨は、抑えた芝居の中に疲れと郷愁が混在していて、セリフの少ないシーンほど表情が豊かだった。
「小さなファッションショー」では、寿美菜子と白石晴香の姉妹のやり取りが軽妙で、ここだけ空気が変わる。シリアスな話ではないのに、終盤の一場面でふいに胸が詰まった。白石晴香の璐璐は、感情が溢れる手前のギリギリの声をずっと維持していて、それが画面の外まで緊張感を作っていた。
安元洋貴が演じる史蒂夫は出番は多くないが、独特の存在感がある。「声優と夜あそび」のMCとして知っている人には、あの低音がキャラクターにハマりすぎていて少し笑ってしまうかもしれない。それも含めて楽しめた。
読んで見たくなったら——『詩季織々』はDMM TVで視聴できる(14日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 新海誠作品の「絵と空気」だけを90分浴びたいときがある人
- 中国の現代都市の風景や食文化に漠然と興味がある人
- アンソロジー形式が好き(起承転結より「断片の積み重ね」を好む人)
- 静かで後味のいいものを深夜に見たい人
- 声優の繊細な芝居を楽しめる人
合わない人
- 1本あたり30分前後の短編なので、どこかのエピソードに乗れないと後半がつらい
- 明確なカタルシスや感情の爆発を求めている人には物足りないはず
- ラブコメとして期待するとジャンルが微妙にずれる。恋愛よりも「日常と記憶」の映画
- 中国語の固有名詞や文化的文脈が多く、そこに引っかかると集中が途切れるかもしれない
次に見るなら
秒速5センチメートル(2007年・CoMix Wave Films)
3本の短編で構成されたアンソロジー形式で、「詩季織々」と構造が近い。時間の経過とともに引き離されていく人間関係を、美しい背景美術と音楽で切り取る。「陽だまりの朝食」のあの余韻が好きなら間違いなく刺さる。
言の葉の庭(2013年・CoMix Wave Films)
46分という短さに感情を圧縮した作品。雨の描写と声の演技の密度が異常に高く、短編映画の「濃度」という点では「詩季織々」と比較しながら見ると面白い。新海誠作品への入口としても定番。
彼女と彼女の猫 -Everything Flows-(2016年・TVシリーズ)
全4話・各話7分という超短編。東京で一人暮らしをする女性の日常を猫の視点で描く。「詩季織々」の静けさと「生活の手触り」が好きならこれも合うはず。見終えた後の余韻の種類が似ている。
よくある質問
まとめ
『詩季織々』は現在、DMM TVおよびNetflixで視聴可能です。どちらのサービスも日本国内で手軽にアクセスできるため、加入済みのサービスからすぐに視聴をはじめられます。3つの短編からなる作品なので、隙間時間に1話ずつ楽しむのもおすすめです。
