えんとつ町のプぺル

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2020えんとつ町のプぺル

えんとつ町のプぺル

★ 3.0 / 5.0ファンタジー
放送年2020年
フォーマット劇場版
話数1話
原作その他
制作Studio 4°C

高さ4000メートルの壁に囲まれた町が舞台。無数の煙突から常に煙が立ち上り、住民は空を見たことがない。ハロウィン祭りの夜、配達人が届けるべき心臓を誤って落とす。煙の中で見つけられず諦めた配達人だったが、その心臓は町を彷徨い始める。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

高さ4000メートルの壁に囲まれ、無数の煙突から絶え間なく煙が立ち昇る「えんとつ町」。住民たちは生まれてから一度も星空を見たことがない。ハロウィンの夜、配達人が運んでいた”心臓”がうっかり町へ落下する。煙の中に消えたその心臓は、やがて自らの意志で動き始め、町をさまよいながら誰かを探して歩き出す——。西野亮廣原作の絵本を映像化した、煙と光が織りなすファンタジー。

みどころ・魅力

① 煙に包まれた世界観とビジュアルの圧倒的な完成度

薄暗い煙の中にぼんやりと輝くランタンの光、レンガ造りの町並み、ハロウィン衣装に彩られた住人たち——CGアニメーションで描かれた「えんとつ町」は独特の退廃的な美しさを持ち、スクリーンで見る価値のある映像体験を提供する。

② 「信じる」ことをテーマにした普遍的なメッセージ

「空の外には星がある」と信じ続けることを禁じられた社会で、それでも夢を語り続けるキャラクターたちの姿は、大人が見ても刺さるものがある。同調圧力や夢を諦めることへの問いかけが、エンタメの皮をまとって丁寧に描かれている。

③ 西野亮廣原作ならではのキャラクター造形

ゴミと死体が合体して生まれたという異色の主人公「プペル」と、その相棒となる少年ルビッチの関係性が物語の核心。グロテスクな見た目と純粋な内面のギャップが生む感情の振れ幅が、最後まで飽きさせない。

キャスト・声優一覧

ハロウィン・プペル
ハロウィン・プペル
メイン
›
窪田正孝
ルビッチ
ルビッチ
メイン
›
芦田愛菜
アントニオ
アントニオ
サブ
›
伊藤沙莉
トッポ
トッポ
サブ
›
レベッカ
レベッカ
サブ
›
諸星すみれ
クレア
クレア
サブ
›
ドロシー
ドロシー
サブ
›
本泉莉奈
デニス
デニス
サブ
›
大平祥生
ダン
ダン
サブ
›
國村隼
パッチ
パッチ
サブ
›
山内圭哉
ブルーノ
ブルーノ
サブ
›
立川志の輔
俊彰
俊彰
サブ
›
宮根誠司

トレーラー・MV

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スタッフ

監督廣田裕介
キャラクターデザイン福島敦子
音楽坂東祐大、小島裕規
OPロザリーナ「HALLOWEEN PARTY -プペル Ver.-」
EDロザリーナ「えんとつ町のプペル」

関連作品

アニメ

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

西野亮廣の名前が出た瞬間、少し身構えた。良い意味でも悪い意味でも「話題になる人」の作品で、公開前から賛否が激しく飛び交っていたのを覚えている。正直、先入観をもって座席に着いた。 ところが始まってすぐ気づく。この映画、映像のスケールがおかしい。煙突の数、煙の密度、壁の圧迫感——全部が「ここから出られない」という感覚を物理的に叩きつけてくる。絵本原作の劇場アニメだと思って見始めたら、最初の5分で世界観に完全に引き込まれていた。 配信はどこにもない。AmazonでDVDを買うか、劇場で見るしかない。スクリーンで体験できる今の価値は確実にある。この「壁」の高さは、家のモニターでは絶対に再現されない。

「星なんてない」と言われ続けた者だけが星を見つける話

プぺルが描くのは、シンプルに言えば「信じることの孤独」だ。 この町の住民は誰も空を見たことがない。煙が覆っているから——ではなく、かつて星を見に行こうとした者が戻ってこなかったから、「星は存在しない」という認識が「常識」として定着してしまった。 ここが面白い。この映画は怪談やホラーで使われる「知ってはいけない真実」の構造をひっくり返している。知ってしまった者が消えるのではなく、「知ろうとする者」が社会から排除されていく。 主人公のルビッチが「星がある」と言い張るのは、父の言葉を信じているからだ。でも父はいない。証拠もない。あるのは記憶と、ゴミ人間のプぺルだけ。 この設定が、単なるファンタジー冒険ものとは違う重みを生んでいる。ルビッチが信じることをやめない理由は父への愛情だけじゃない。「自分が信じなければ、父が正しかったという可能性が消える」という、子供ながらの執念がある。 見る人によっては「夢を諦めるな」という直球のメッセージが押しつけがましく映るかもしれない。構造はシンプルだ。でも、この映画が機能するのはメッセージの重さではなく、「信じている者が笑われる」描写の具体性にある。町の人々は悪人じゃない。ただ常識に従っているだけ。その方が、純粋な「敵」よりずっと怖い。

特に刺さったシーン

レベッカが登場するシーンでの諸星すみれの演技が、個人的には一番印象に残っている。 レベッカはルビッチの幼なじみで、彼を理解しながらも時に現実的な側面を見せるキャラクターだ。諸星すみれは91本の出演実績の中でも、こういう「感情の揺れ幅が小さいのに確実に伝わる」タイプの演技が上手い。セリフの行間で何を考えているかが読める声。 特に中盤、ルビッチが追い詰められる場面でのレベッカの反応は、大げさな泣き声でも励ましでもなく、ただそこにいる、という存在感の出し方をしていた。少しかすれた声のトーンで、感情が溢れる寸前を抑えている芝居——ああいう演技は音響のいい劇場でないと半分失われる。 それからクライマックス近く、煙が晴れる瞬間の音響設計。映画館の低域の広がり方は別物で、あのシーンは家で見ていたら「きれいだな」で終わっていたと思う。

読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。Amazonで購入できる。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 「誰かに信じてもらえなかった経験」が一度でもある人
  • 絵本原作のアニメ映画が好きで、映像表現の密度に価値を感じる人
  • 諸星すみれの演技を追いかけているファン
  • 親子関係のドラマがアニメ映画の軸にあると刺さりやすい人
  • 劇場アニメを「映画館で完成する体験」として捉えている人

合わない人

  • テーマを真正面から語るタイプの映画が説教くさく感じる人
  • 西野亮廣という名前に対してどうしても先入観が外れない人
  • 伏線の回収や複雑な構造を期待する人(この映画はシンプルな一本道)
  • 配信でゆっくり見たい人(現時点ではDVD購入のみで配信は一切ない)

次に見るなら

竜とそばかすの姫は、作家性の強い監督が「自分の物語」を全力でぶつけてきた劇場作品という点でプぺルと近い。細田守ならではのインターネット世界の描写と現実の痛みが交差する構造は好みが分かれるが、刺さると深い。 ハウルの動く城は、「閉じた世界で信じることの力」というテーマが根底にある。戦争という重い背景の中でも揺るがない感情の描き方は、プぺルのルビッチとどこか重なる。スタジオジブリ作品の中でも特に映像の密度が高く、劇場で見た記憶がある人なら再確認する価値がある。 この世界の片隅には、「煙が覆う世界と空」という設定に少し呼応するように、戦時下の日常を丁寧に積み上げた作品。プぺルが「見えない星を信じる話」なら、こちらは「消えていくものを記憶する話」。両方見ると、空の描かれ方についていろいろ考えさせられる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ—¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア×¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix—¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu—¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+—¥1,250〜(税込)なし500+
現時点で「えんとつ町のプぺル」の見放題配信は確認されていません。視聴する場合はDVD・Blu-rayのレンタルや購入、または各種デジタル販売サービスでの単品購入をご検討ください。最新の配信状況は各プラットフォームで直接ご確認いただくことをおすすめします。

よくある質問

Q. えんとつ町のプぺルはどこで見られますか?
A. 現時点では見放題配信サービスへの提供は確認されていません。DVD・Blu-rayのレンタルや、各デジタル販売サービスでの単品購入が視聴の主な手段です。
Q. 原作は何ですか?
A. 西野亮廣さんによる同名の絵本が原作です。クラウドファンディングによって制作・無料公開されたことでも話題を集めた作品で、2016年に初版が発売されました。
Q. 子どもと一緒に見られますか?
A. ファンタジー映画として子どもから大人まで楽しめる内容です。ただし主人公の見た目がやや独特なため、小さい子どもは事前に絵本で慣れておくとスムーズに楽しめます。
Q. 続編や関連作品はありますか?
A. 2025年に続編映画「えんとつ町のプぺル -THE PAST-」の制作が発表されており、今後の展開が期待されています。原作絵本シリーズも複数刊行されています。

まとめ

現時点で「えんとつ町のプぺル」の見放題配信は確認されていません。視聴する場合はDVD・Blu-rayのレンタルや購入、または各種デジタル販売サービスでの単品購入をご検討ください。最新の配信状況は各プラットフォームで直接ご確認いただくことをおすすめします。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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