ガッチャマン クラウズ インサイト

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2015ガッチャマン クラウズ インサイト

ガッチャマン クラウズ インサイト

★ 3.5 / 5.0アクション冒険SF
放送年2015年
フォーマットTVアニメ
話数12話
原作オリジナル
制作Tatsunoko Production

自分たちについて知りたい。自分たちの「国」には「社会」がないという事実について。「社会」と別の世界に生きる「人々」について。感情と理性。重要なのは「心配する」のではなく「考える」ことだ。現代人は「速すぎる」—呼吸も浅く急速だ。「私たち」は遅く深くあることが苦手だ。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

ガッチャマンとして地球の平和を守る一ノ瀬はじめたち。ある日、人々の感情を色や形で可視化する不思議な力を持つ異星人ゲルサドラが地球に降り立ち、その純粋さで少しずつ社会に溶け込んでいく。同じころ、新たなガッチャマン・三栖立つばさも仲間に加わる。一方、CROWDSを悪用した集団「VAPE」が世間を騒がせ、社会には不穏な「空気」が広がり始める。人々の気持ちがひとつにまとまっていく心地よさの裏で、はじめたちは「考えること」と「流されること」の境界に向き合っていく。

みどころ・魅力

① 「空気」と同調圧力を描く社会派SF

日本社会を覆う”空気”や同調圧力を真正面からテーマに据えた意欲作です。多数派にまとまっていく心地よさと、その危うさを丁寧に描き、SFアクションでありながら現代の私たちにも刺さる問いを投げかけます。「みんなと同じ」が本当に正しいのか、観終わったあとも考えさせられる一作です。

② 感情を可視化する異星人ゲルサドラ

人々の感情を色とりどりの形で見えるようにするゲルサドラの存在が物語の鍵を握ります。可視化された”気持ち”がやがて社会全体を動かしていく過程は、SNS時代の世論形成を思わせます。愛らしい見た目とは裏腹に、深いテーマを担う重要なキャラクターです。

③ 新ガッチャマン・つばさの成長

新たに加わる現役高校生のガッチャマン・三栖立つばさの揺れと成長も見どころです。素直で行動力のある彼女が、複雑な状況のなかで何を信じ、どう動くのか。迷いながらも自分なりの答えを探す姿は、観る人自身の問いとも重なります。

キャスト・声優一覧

ゲルサドラ
ゲルサドラ
メイン
›
花澤香菜
三栖立つばさ
三栖立つばさ
メイン
›
石原夏織
爾乃美家累
爾乃美家累
メイン
›
村瀬歩
一ノ瀬はじめ
一ノ瀬はじめ
メイン
›
内田真礼
O・D
O・D
サブ
›
細見大輔
J・J・ロビンソン
J・J・ロビンソン
サブ
›
森功至
宮うつつ
宮うつつ
サブ
›
小岩井ことり
パイマン
パイマン
サブ
›
平野綾
鈴木理詰夢
鈴木理詰夢
サブ
›
梅原裕一郎
橘清音
橘清音
サブ
›
逢坂良太
菅山
菅山
サブ
›
家中宏
梅田光一
梅田光一
サブ
›
遊佐浩二

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スタッフ

監督中村健治
シリーズ構成大野敏哉
原案キャラデザキナコ
音楽岩崎琢
美術監督倉橋隆
OPホワイト・アッシュ「Insight」
EDアングリー・フロッグ・リバース「60億の翼」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

最初は1期の流れで、軽い気持ちで見始めた。1期がGALAXとヒーローのポップな話で楽しめたから、その続きくらいのつもりで。ところがインサイトは開始数話で空気が変わる。画面は明るいのに、足元だけじわっと冷たくなる感じ。一ノ瀬はじめの底抜けの前向きさ(内田真礼の声がまた絶妙に軽い)は相変わらずなのに、世界のほうがどんどん重くなっていく。最初に見たときは正直、戸惑った。2回目でようやく、これは続編というより「1期への返答」なんだと腑に落ちた。違う方向に行ったように見えて、行く必要があった方向だった。

「みんなで決めよう」が、いちばん静かに怖い

インサイトが描くのは、悪役を倒す話じゃない。むしろ「全員が同じ気持ちになったら、それは平和なのか」という問いだ。異星人ゲルサドラ(花澤香菜の、無垢で危ういバランスの声がいい)は、人の感情を風船みたいに色で見てしまう。そして善意で、みんなの気持ちをひとつに揃えようとする。悪意はない。誰も傷つけたくないだけ。でもその「揃える」が、いつのまにか反対意見を消していく。

この作品が効いてくるのは、はっきりした敵がいないところだ。空気を読んで、波風を立てず、みんなが頷いた方向へ流れていく——その全部に、見ているこっち自身が心当たりを持ってしまう。あらすじにあった「心配するのではなく、考える」という一文が、全話を貫く背骨になっている。心配は流される。考えるのは立ち止まることだ。立ち止まるのは、空気の中ではけっこう勇気がいる。

新しいガッチャマンのつばさが、最後まで器用に立ち回れないまま、それでも自分の頭で考えようともがく姿が、たぶんこの作品の答えに一番近い。正しい結論を出す話じゃなくて、考えることをやめない話。1期のポップさを期待すると確かに面食らうけど、ここまで踏み込んだから2期だった意味がある、と今は思っている。

特に刺さったシーン

特に刺さったのは、終盤で街じゅうの風船がいっせいに同じ色へ染まっていく一連の流れ。画として綺麗なのに、見ていて背筋がぞわっとする。みんなが笑顔で、誰も困っていなくて、だからこそ怖い。ここで初めて「あ、この話はディストピアの作り方が逆だ」と気づいた。普通は抑圧で揃えるのに、ここでは善意と安心で揃えていく。

累(村瀬歩)が、1期で語っていた理想と現実のあいだで揺れる場面も効く。理想を口にしていた彼が、現実の重さを引き受け直す瞬間の、声の硬さ。清音(逢坂良太)の生真面目さも、こういう話だと余計に沁みる。派手な戦闘より、誰かが黙って考え込む数秒のほうが記憶に残る——そういう作品だった。

読んで見たくなったら——『ガッチャマン クラウズ インサイト』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 1期のポップさより、もう一歩踏み込んだ社会派SFが見たい人
  • 「空気を読む」ことに、日頃うっすら息苦しさを感じている人
  • 社会の仕組みごと疑う作品(PSYCHO-PASS系)が好きな人

合わない人

  • 明快な勧善懲悪と、スカッとする決着が欲しい人
  • 1期とまったく同じテンションの続編を期待している人
  • 作品のほうから結論をはっきり提示してほしい人

次に見るなら

PSYCHO-PASS サイコパスが好きなら、インサイトの「みんなで決める怖さ」は確実に刺さる。社会のシステムが人を裁く構造そのものを正面から描いていて、考えさせられる重さが近い。

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXも相性がいい。ネットと群衆が個をどう溶かしていくか、という主題が地続きで、「心配ではなく考える」テーマと響き合う。

もっと明るい絵柄でこの感触に触れたいならサマーウォーズ。オンラインの群衆と現実が一本につながっていく物語で、入口としても見やすい。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『ガッチャマン クラウズ インサイト』は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluで視聴できます。複数の配信サービスで配信されているため、お使いのサービスに合わせて選びやすい作品です。アニメ専門のdアニメストアをはじめ、いずれのサービスでも快適に楽しめます。

よくある質問

Q. 『ガッチャマン クラウズ インサイト』はどこで配信されていますか?
A. dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluで視聴できます。複数のサービスで配信されているので、ご利用中のサービスから選んで楽しめます。
Q. 前作を観ていなくても楽しめますか?
A. 本作は『ガッチャマン クラウズ』の続編にあたります。物語をより深く味わうには前作からの視聴がおすすめですが、世界観やテーマは本作からでも追える作りになっています。
Q. どんなジャンルの作品ですか?
A. アクション・冒険・SFを軸にした作品です。社会の”空気”や同調圧力といったテーマを扱う、考えさせられる社会派の要素も大きな魅力になっています。
Q. 2015年のTVアニメですが今でも楽しめますか?
A. SNSや世論形成を思わせるテーマは、むしろ今だからこそ刺さる内容です。1クールでまとまっており、現在も色あせない見応えのある作品として楽しめます。

まとめ

『ガッチャマン クラウズ インサイト』は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluで視聴できます。複数の配信サービスで配信されているため、お使いのサービスに合わせて選びやすい作品です。アニメ専門のdアニメストアをはじめ、いずれのサービスでも快適に楽しめます。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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