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gdgd妖精s(ぐだぐだふぇありーず)
| 放送年 | 2011年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ(短編) |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Bouncy |
ピクピク、シュルシュル、クルクルは妖精の森に住む3人の妖精です。森の家に集まっておしゃべりしたり、精霊と時間の部屋で魔法を自由に使ったり、吹き替え湖で他の世界を覗いて色々なストーリーを想像したりして、とても楽しく過ごしています。このgdgd妖精たちと一緒に、ぐだぐだした時間を過ごしましょう!
作品概要・あらすじ
あらすじ
妖精の森に暮らすピクピク、シュルシュル、クルクルの3人の妖精が、のんびりとした日々を過ごす日常コメディ。森の家でおしゃべりに花を咲かせたり、「精霊と時間の部屋」で魔法を自由気ままに使って遊んだり、「吹き替え湖」で別世界を覗き見ながら即興のストーリーを繰り広げたりと、ゆるくて脱力感あふれるひとときが続いていく。みどころ・魅力
① 徹底的に”ぐだぐだ”な空気感
タイトル通り、何も解決しない・どこにも向かわないゆるい会話劇が最大の魅力。キャラ同士のとりとめないおしゃべりが続くだけなのに、不思議と引き込まれる独特のテンポ感は、一度ハマると抜け出せない中毒性がある。② 「吹き替え湖」コーナーの即興感
別世界の映像に3人がアドリブで吹き替えていく「吹き替え湖」のコーナーは、毎回予測不能な展開が楽しめる。アフレコ的な演技のぶっつけ本番感がそのまま笑いになっており、声優陣の素の反応に近いやり取りが見どころ。③ 短編フォーマットの気軽さ
1話数分のショートアニメ形式なので、スキマ時間にサクッと見られる手軽さが嬉しい。ストーリーを追う必要がないため、どこから見ても楽しめるのも特徴で、疲れた日のリセットタイムにぴったりの作品です。キャスト・声優一覧








スタッフ
| 監督 | 菅原そうた |
|---|---|
| シリーズ構成 | 石ダテコー太郎 |
| キャラクターデザイン | 菅原そうた |
| 音楽 | 井上純一 |
| OP | 水原薫「おいでよ! 妖精の森」 |
| ED | 水原薫「Eternal」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルを見た瞬間に「あ、これは覚悟が必要な類のやつだ」と思った。gdgd妖精s。ぐだぐだふぇありーず。タイトルに「ぐだぐだ」と書いてある作品を、シリアスな感情移入を期待して見る人間はいない。そういう期待値ゼロの状態で再生ボタンを押したら、想像の5割増しでぐだぐだしていて、なぜか30分後にまた再生していた。
2011年のショートアニメで、制作費的にも尺的にも何かを「届けよう」とする気力に欠けている作品なのかと思いきや、むしろ逆だった。お金をかけずに面白くしようとする人間の知恵みたいなものが、変な形で凝縮されている。2回目に見たとき気づいたのは、このゆるさが計算されたものではなく、本当にアドリブで成立しているらしいということで、そこから声優の演技の見方が変わった。
「ぐだぐだ」は、台本のない時間にしか生まれない
この作品の核心は、物語の不在にある。妖精3人がおしゃべりして、魔法で遊んで、吹き替え湖で即興劇をやる。それだけ。起承転結もなければ、感動の山場もない。普通のアニメが「何かを描くための器」だとすれば、gdgd妖精sは「器そのものを楽しむ」ような構造をしている。
特に象徴的なのが「吹き替え湖」のコーナーだ。映像が流れて、それに声を当てていく形式なのだが、ここで三森すずこと明坂聡美が発揮するアドリブ力が尋常ではない。台本があるのかないのか判断できないまま視聴者が見ているうちに、何かが滑ったり、何かが思いがけず嵌まったりする。その「滑り」と「嵌まり」の両方が等価に記録されている感覚が、このアニメを「作り物」ではなく「出来事」として見せる。
2011年という時代性もある。CGが荒く、キャラクターがカクカク動く。その技術的な粗さが、ゆるい会話劇のトーンと奇妙に合致して、完成度の低さがむしろ「手作り感」として機能している。洗練された映像で同じことをやっても、たぶん半分も面白くない。
この作品が描いているのは、「何も起きない時間の豊かさ」ではなく、もう少し地味なことだ。目的のない会話が続くとき、人間(あるいは妖精)は何を話すか。そこに本人の癖と間と温度が出る。gdgd妖精sはその「本人性の漏れ」を捕まえて見せる装置として機能していて、それが一種のドキュメンタリー的なリアリティを生んでいる。アニメなのに。
特に刺さったシーン
「精霊と時間の部屋」のコーナーで、魔法を使って何かをやろうとするのに毎回どこかズレていく流れが妙に好きだった。魔法という設定上のフォーマットがあるのに、その使い方がいつも微妙に的を外している。ここで笑いが起きるのか起きないのか判断がつかないまま進んでいくテンポが、逆に安心感を生む。
三森すずこのピクピクは、妙に張り切っている場面と素で素っ頓狂なことを言う場面の落差が面白く、明坂聡美が同作で二役(コロコロと持田房子)を演じているという事実は、2周目で知ってから急に色々な声の輪郭が見えてきた。同じ人が「妖精」と「別の誰か」をやっているのに、全然違う声の選択をしている。出演本数100本超の演技経験がこういう短尺のゆるい作品でも顔を出す。
吹き替え湖で映像に当てるセリフが何かを的確に言い当てたとき——あるいは完全に外れたとき——の間が好きで、ここだけ何回か繰り返し見た。
読んで見たくなったら——『gdgd妖精s(ぐだぐだふぇありーず)』はAmazonプライムビデオで視聴できる(30日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ショートアニメのゆるい時間の流れ方が肌に合う人
- 声優のアドリブ・素の反応を楽しめる人
- 「何も起きないけど見てしまう」タイプのコンテンツが好きな人
- 2010年代初頭の低予算CGアニメに妙な愛着がある人
- 1話5分前後の「隙間に見る」アニメを探している人
合わない人
- ストーリーの起伏や感情の山場を期待する人
- 作画クオリティを重視する人
- 「笑いのポイントがどこか」をはっきりさせないと落ち着かない人
- キャラクターへの感情移入を楽しみたい人
次に見るなら
ゆゆ式は、会話それ自体を楽しむ構造という点でgdgd妖精sと同じ匂いがする。こちらは映像クオリティが段違いだが、「何も起きないのに見続けてしまう」引力の正体は近い。ゆるい会話劇に慣れたい入口として最適。
ポプテピピックは、アドリブ感と「外し」の笑いを洗練させた方向に発展させた系譜として見ると面白い。声優が毎話交代するというフォーマットは、gdgd妖精sの吹き替え湖コーナーの精神を別の形で受け継いでいる。
おにぱん!あるいは似たポジションの日常系ショートを掘っていくと、gdgd妖精sが2011年時点でやっていたことの先行性に気づく。ぐだぐだを真面目にやることの難しさと、その後継の系譜が見えてくる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『gdgd妖精s』はAmazonプライムビデオで視聴できます。プライム会員であれば追加料金なしで楽しめますので、ゆるいアニメを探しているときにぜひチェックしてみてください。短編作品なので、まとめて一気見するのもおすすめです。
