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.hack//Quantum 映像特典 それいけ!ぼくらのチムチムちゃん!!
| 放送年 | 2011年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 3話 |
| 原作 | オリジナル |
.hack//QuantumのDVD特典映像。主人公の女の子たちが非常に特別な存在であり、アニメについての授業を受けている。
作品概要・あらすじ
あらすじ
『.hack//Quantum』のDVD・BD特典として収録されたコメディショートアニメ。本編のヒロインたちが「自分たちがいかに特別な存在であるか」を学ぶ特別授業を受けるという、メタ的な設定のギャグ作品。本編のシリアスな世界観とは打って変わった、ほのぼのとしたコミカルな空気が全編に漂う。『.hack』ファン向けのサービス映像として制作された一作。
みどころ・魅力
① 本編とのギャップを楽しむメタコメディ
シリアスなアクションで知られる『.hack//Quantum』の本編キャラクターが、コメディ路線で暴れる構成が最大の見どころ。普段とは異なるキャラクターの一面が引き出されており、本編視聴済みのファンほどギャップで笑える仕掛けになっている。
② 「自分たちは特別」というメタ的な授業設定
ヒロインたちがアニメキャラとしての自己認識を授業形式で学ぶという、独特のメタ構造がユニーク。アニメならではのお約束や記号を逆手に取ったユーモアが随所に散りばめられており、アニメファンが思わずニヤリとする仕掛けが詰め込まれている。
③ 特典映像ならではのアフターストーリー感覚
本編を観た後にこそ楽しめる、ファンへのご褒美的な一本。通常のエピソードでは見られないゆるい雰囲気と掛け合いが楽しめ、キャラクターへの愛着がさらに深まる。本編DVDの価値を高める特典として完成度が高い。
スタッフ
| 原案キャラデザ | 貞本義行 |
|---|
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
.hack//Quantumを一通り見終えて、ディスクのメニューを眺めていたら映像特典の欄にこいつがいた。タイトルが「それいけ!ぼくらのチムチムちゃん!!」。意味がわからない。チムチムって何だ。感嘆符が二個ある。とりあえず再生ボタンを押す以外の選択肢がなかった。
本編のキャラクターたちがアニメについての授業を受けるという構造で、最初の30秒で「あ、これはそういうやつか」とわかった。メタコメディ、自己言及、キャラが自分たちをキャラだと認識しているタイプ。DVD特典としては定番の遊びだが、チムチムという謎固有名詞だけがずっと頭に引っかかっている。2回目に見たとき、タイトルの意味がわかった気がしたが、やはり半分くらいわからなかった。
「自分がアニメキャラである」と知っている子たちが、それでも全力でやっている話
このタイプの特典映像は、たいてい本編のキャラクターを「素材」として使い捨てにする。本編の文脈を離れてコメディをやるための人形として動かすだけで、内側には何もない。それで十分だし、DVD特典にそれ以上を求めるほうがおかしい。
ただ、.hack//Quantumという作品がそもそも「The World」というゲームの中でキャラクターを演じている少女たちの話だという点を考えると、この特典映像の構造がちょっとだけ面白くなる。本編でもすでに「自分が何者であるか」という問いを抱えているキャラたちが、今度は「自分たちはアニメキャラである」という授業を受けている。入れ子になっている。現実→The World→アニメキャラという三重の自己認識が、コメディのフォーマットで軽く処理されている。
深読みしすぎかもしれない。製作側がそこまで計算していたかどうかは知らないし、おそらく「尺が余ったから遊んだ」という話だと思う。でも、本編がMMORPGという「別の自分を演じる空間」を扱っている以上、キャラクターが自分をキャラクターとして客体化するギャグは、偶然にしては出来すぎていると感じた。
コメディの構造としては「特別な存在である主人公たちが授業で何かを教わる」という逆転ネタで、これ自体はよくある形式だ。だが、Tobieたちのキャラクター性——無邪気でやや無鉄砲、でも芯がある——は本編から地続きで、記号的な省エネ演技にはなっていない。12分かそこらの映像の中で、ちゃんとTobieはTobieとして動いている。そこだけで、この特典には存在価値がある。
特に刺さったシーン
「アニメについての授業」という設定を真顔で進めていく序盤の引きが好きだった。何を教わっているのか、誰が教えているのか、チムチムとは何なのかが一切説明されないまま授業が始まる。説明を省いてテンポで押すタイプのコメディで、Tobieの「え、それってどういう……」という反応の間の取り方が本編の演技と地続きで、声優がちゃんとキャラとして入ってきているのがわかる。
終盤、キャラクターたちが自分たちの「特別さ」について何らかの形で認識するくだりは、本編のテーマとわずかに共鳴している気がして、そこだけ少し真顔になった。笑わせようとしている映像の中に、偶発的に刺さるものが混ざっているのが映像特典の面白さで、こういう瞬間のために特典ディスクを再生する習慣がやめられない。
読んで見たくなったら——『.hack//Quantum 映像特典 それいけ!ぼくらのチムチムちゃん!!』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- .hack//Quantum本編を見終えて、キャラクターのことがまだ好きな人
- メタコメディ・自己言及ネタが好きな人
- DVD特典の「遊び」に価値を見出せる人
- 12分の何でもないコンテンツを深読みして楽しむタイプのオタク
合わない人
- 本編の続きや補完を期待している人(そういう内容ではない)
- .hack//Quantumをまだ見ていない人(前提知識ゼロでは何も刺さらない)
- コメディとして笑いのテンポを求める人(そこまで爆発力はない)
次に見るなら
この特典映像を見て「.hackのキャラをもっと見たい」と思ったなら、まず.hack//Quantum本編(3話構成)に戻るのが正道だ。特典だけ見た人はほぼいないと思うが、本編を見てからだと特典のメタ構造がより機能する。dアニメストアで配信中。
メタコメディ・キャラがキャラ自身を客体化する笑いが好きなら、gdgd妖精sが近い感触を持っている。低予算・即興・自己言及という要素が組み合わさった独特のコメディで、「アニメとは何か」という問いをひたすら茶化し続ける。
DVD特典映像のメタ的な遊びという点では、ハルヒちゃん(涼宮ハルヒちゃんの憂鬱)も同系統に入る。本編キャラを記号化してコメディに転用するスタイルで、00年代後半〜10年代前半の特典文化の空気感がある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『.hack//Quantum 映像特典 それいけ!ぼくらのチムチムちゃん!!』は、現在dアニメストアで視聴できます。本編『.hack//Quantum』のファンであれば、本編と合わせてぜひチェックしてみてください。コメディ全振りのキャラクターたちをdアニメストアでお楽しみいただけます。