アルモニ

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2014アルモニ

アルモニ

★ 3.5 / 5.0ドラマファンタジーサイコロジカル超自然
放送年2014年
フォーマット劇場版
話数1話
原作オリジナル
制作Studio Rikka

誰もが独自の小さな世界を持っている。2-1教室の34人の生徒の中には、そのような世界がたくさんある。本条昭夫の世界――僕の世界――は、吉田や渡辺たちと昨夜のアニメについて熱く語り合うことで満ちている。楽しく心地よい場所だ。でも、いつも思う。真木奈樹菜の世界について。美しい友人たちに囲まれて微笑む彼女の世界について。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

「誰もが自分だけの小さな世界を持っている」――2年1組、34人の生徒それぞれの内面が織りなす物語です。本条昭夫にとっての世界は、友人たちと昨夜のアニメを語り合う、楽しく心地よい日常でした。けれど彼の心はいつも、美しい友人たちに囲まれて微笑む真木奈樹菜へと向かいます。やがて昭夫は、夢の中で奈樹菜と不思議なつながりを感じはじめます。思春期の繊細な心の機微を、淡く幻想的なタッチで描く短編アニメーションです。

みどころ・魅力

① 思春期の「内面世界」を描く繊細な心理描写

教室にいる一人ひとりが抱える、外からは見えない小さな世界。本作はその内面に静かに分け入り、誰もが経験する思春期特有の憧れや戸惑いを丁寧にすくい上げます。派手な事件ではなく、心のゆらぎそのものを物語の中心に据えた一作です。

② 夢を通じた幻想的なつながりの表現

昭夫と奈樹菜が夢の中で交わす不思議な感覚は、超自然的でありながらどこか切実です。現実と幻想の境界が溶け合う演出は、サイコロジカルでファンタジックな本作ならではの魅力で、観る者を主人公の内面へと引き込みます。

③ コンパクトな尺に凝縮された詩的な映像と音楽

短編ながら、淡い色彩と繊細な作画、印象的な音楽が密度高く詰め込まれています。説明を排した余白のある語り口が、観終わったあとも長く心に残る余韻を生み出します。一本の詩のように味わえる作品です。

キャスト・声優一覧

真境名樹里
真境名樹里
メイン
›
上田麗奈
本城彰男
本城彰男
メイン
›
松岡禎丞
マユミ
マユミ
サブ
›
沼倉愛美
園子
園子
サブ
›
東内マリ子
リョーコ
リョーコ
サブ
›
大地葉
渡辺
渡辺
サブ
›
岩崎了
後藤
後藤
サブ
›
古川慎
吉田
吉田
サブ
›
松本健太
松本健太

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スタッフ

監督吉浦康裕
原案キャラデザ茶山隆介
キャラクターデザイン碇谷敦
音楽石川智久
美術監督金子雄司
EDコキア「アルモニ」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

最初は30分ちょっとの短編だと知って、軽い気持ちで再生した。若手育成枠の一本、くらいの認識で。それが終わってみると、しばらく席を立てなかった。本城彰男という、どこにでもいる男子高校生の日常が、真境名樹里の存在でゆっくり歪んでいく。最初は「夢を題材にした綺麗な話」だと思った。でも観終わったあとに引っかかりが残って、もう一度頭から追いかけたら、印象がまるで違った。綺麗事じゃない。むしろ、けっこう残酷な距離の話だ。haruの一言メモにも「謎の作品」とだけ書いてあって、当時の自分も言葉にできなかったんだなと苦笑する。

他人の世界は、結局のぞけない——その距離を夢と音でなぞる話

冒頭で言われる。誰もが独自の小さな世界を持っている、と。本城にとってのそれは、吉田や渡辺と昨夜のアニメを語り合う、ぬるくて居心地のいい教室だ。古川慎が演じる後藤あたりと、どうでもいい話で笑っていられる時間。あれが彼の「世界」のぜんぶで、本人もそれで満ち足りていた。問題は、その輪の外に真境名樹里がいることだ。美しい友達に囲まれて微笑んでいる彼女の世界が、本城にはどうしても見えない。
この作品が面白いのは、その「見えなさ」を夢と音楽で描こうとしたところだと思う。本城は樹里の頭の中を、夢を通して垣間見る。普通ならそこで「わかり合えた」になる。けれど本作はそうしない。のぞいたところで、それが本当の彼女なのかは最後までわからない。夢で共有したはずのメロディーすら、現実の樹里と一致しているのか確証がない。他人を理解できた気になる瞬間と、それが思い込みかもしれない不安が、ずっと同居している。
だから単なる「不思議な転校生と仲良くなる話」ではなく、人と人の間にある埋まらない溝を、埋まらないまま見せてくる。後味が甘くないのはそのせいだ。樹里の世界に触れれば触れるほど、触れられない部分が浮き彫りになる。その距離感を説明ゼリフではなく、夢の手触りと音で処理しているのが上手い。謎が解けない不快感ではなく、「人ってそういうものだよな」という諦めに近い余韻が残る。

特に刺さったシーン

終盤、夢と現実の境目が崩れていくあたり。上田麗奈の声が、ここで一段階変わる。それまでの樹里は、どこか作り物めいた、完璧な微笑みの内側が読めない女の子だった。それが終盤、ふっと素の温度が混じる瞬間がある。演技で「この子にも体温があった」と気づかせてくるのが、正直こわい。本城を演じる松岡禎丞も、いつもの押しの強い主人公感を抜いて、戸惑っている等身大の男子をやっている。夢の中で何かを掴みかけて、目が覚めると指の隙間からこぼれている——あの「届かなかった」を、声の力の抜き方だけで出してくる。教室で大地葉のリョーコや沼倉愛美のマユミが交わす、なんでもない会話の生々しさも効いていて、本城の世界がいかに平凡で、いかに大事だったかが後からじわじわ刺さってくる。

読んで見たくなったら——『アルモニ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 全部を説明しきらないアニメに、自分で意味を埋める余白を楽しめる人
  • 思春期の、他人との距離やわかり合えなさに身に覚えがある人
  • 音と作画で語る短編に、30分まるごと時間を預けられる人

合わない人

  • はっきりした起承転結とスッキリした結末が欲しい人
  • 短編にも伏線回収の完璧さを求めてしまう人
  • 夢と現実が曖昧なまま終わるのが、どうにも落ち着かない人

次に見るなら

リズと青い鳥 — 二人の少女の、わかり合えそうでわかり合えない距離を音楽でなぞる作品。アルモニの「他人はのぞけない」が刺さったなら、この息苦しいほど繊細な間も効く。
ペンギン・ハイウェイ — 平凡な少年と、謎を抱えた年上の存在。日常がじわじわ歪んでいく感覚と、最後まで全部は明かされない手触りがアルモニと近い。
心が叫びたがってるんだ。 — 伝わらない言葉と、音楽でしか出せない感情の話。人と人の間の埋まらなさを、もう少し直球で受け取りたくなったらこれ。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

「アルモニ」は、dアニメストアで視聴できます。思春期の心の機微を幻想的に描いた本作を、定額見放題でじっくり楽しめます。静かな余韻が魅力の一作なので、気になった方はdアニメストアでチェックしてみてください。

よくある質問

Q. アルモニはどこで配信されていますか?
A. dアニメストアで配信されています。月額制の定額見放題サービスなので、追加料金なしで視聴できます。アニメ作品を多く扱うサービスで楽しめるのが嬉しいポイントです。
Q. アルモニはどんなジャンルの作品ですか?
A. ドラマを軸に、ファンタジー・サイコロジカル・超自然の要素を含む作品です。思春期の少年少女の内面世界を、幻想的なタッチで静かに描いています。
Q. アルモニは2014年公開の作品ですか?
A. はい。2014年に公開された劇場アニメーションです。教室という日常空間を舞台に、心の世界を繊細に映し出した一作として知られています。
Q. アニメに詳しくなくても楽しめますか?
A. はい。日常と心の機微を丁寧に描いた作品なので、アニメ初心者の方でも入りやすく、静かな余韻をじっくり味わえます。短編なので気軽に観られるのも魅力です。

まとめ

「アルモニ」は、dアニメストアで視聴できます。思春期の心の機微を幻想的に描いた本作を、定額見放題でじっくり楽しめます。静かな余韻が魅力の一作なので、気になった方はdアニメストアでチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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