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ヒーローマン
| 放送年 | 2010年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 26話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | bones |
ジョーイはアメリカ西海岸のセンターシティで祖母と暮らす孤児です。同年代の男の子のように、ロボットやガジェットに興味を持ち、ヘイボーという特定のおもちゃロボットを所有することを夢見ています。ヘイボーは非常に高度なメカニズムと操作性を備えていますが、優れたメカニズムには高い価格が伴います。ジョーイにとってロボットは高すぎて、彼の唯一の収入源では購入できません。
作品概要・あらすじ
あらすじ
アメリカ西海岸のセンターシティで祖母と暮らす孤児の少年・ジョーイは、おもちゃロボット「ヘイボー」に強い憧れを抱いていた。ある日、壊れたヘイボーを拾ったジョーイは修理を試みるが、謎のエネルギーを受けてヘイボーは巨大な戦闘ロボット「ヒーローマン」へと変貌。直後に地球へ侵略してきた宇宙人スキグル軍団に立ち向かうこととなる。平凡な少年が「正義」を問い直しながら戦うSFロボットアクション。みどころ・魅力
① スタン・リー原作によるアメコミ×日本アニメの融合
マーベルの生みの親スタン・リーが原作を手がけた異色の作品。アメリカを舞台にした開放的な世界観とキャラクターデザインに、日本アニメならではのドラマ性と細やかな感情表現が融合。どちらのファンにも新鮮な体験を届ける独自のスタイルが魅力。② 純粋な「正義」を体現するヒーローとの絆
ヒーローマンは言葉を持たないロボットながら、ジョーイの意志と強く共鳴して動く。力を持った少年が「誰かを守りたい」という一心で戦う姿は、ヒーロー作品の原点とも言える熱さを持ち、王道ロボットアニメとしての感動を届けてくれる。③ 骨太なSFアクションと丁寧なキャラクター描写
地球侵略を企むスキグル軍団との戦闘シーンは迫力満点。一方で仲間や家族との日常描写も丁寧に描かれ、バトルだけでなく人間ドラマとしての厚みも兼ね備えている。全26話を通じてキャラクターが着実に成長していく過程も見どころのひとつ。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 難波日登志 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 大和屋暁 |
| キャラクターデザイン | コヤマシゲト |
| OP | テツヤ「Roulette」 |
| OP | カイリー「missing」 |
| ED | フロウ「CALLING」 |
| ED | マス・アラート「僕の手は君のために」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「スタン・リー原作のアニメ」という一文だけで見始めた。マーベルとボンズが組んで何を作るのかという好奇心が先行して、中身はあまり調べなかった。で、蓋を開けたらアメリカの田舎町で暮らす気弱な少年が壊れたおもちゃロボットを拾って——という、言ってしまえばかなりオーソドックスな少年ヒーローもの。1話を見終わって「あ、そういう感じか」と思ったのを覚えている。
2回目に通しで見たとき少し印象が変わった。スタン・リーが目指したのたぶん「純粋なアメコミの文法をアニメでやる」という実験で、ジョーイの造形——内気でお人好しで、それでいてヒーローへの憧れを捨てられない——はかなり忠実にそれをやっている。ただ2010年というタイミングで、深夜アニメの視聴者層にとってはどうしても「地味」に映ってしまう。存在感がなかったのは作品の失敗ではなく、もしかしたら着地場所がずっとなかっただけかもしれない。
「ヒーローになれる素質」ではなく「ヒーローであろうとする意志」の話
ジョーイは強くない。能力者でもなく、特別な才能があるわけでもない。ヒーローマンを動かせるのが彼である理由は、作中でも明確には語られない。それがずっと引っかかっていたのだが、見返してみてようやく腑に落ちた——これはたぶん、理由を描かないことが主題なのだと思う。
アメコミのヒーローには大抵「選ばれた理由」がある。放射能を浴びた、惑星が滅んだ、親を殺された。でもジョーイには何もない。壊れたロボットを捨てずに直そうとした、それだけだ。スタン・リーが少年マンガ的な成長譚よりも「行動の連続として積み上がるヒーロー像」を好んでいたのは、マーベルの初期作品を読むとわかる。ヒーローマンはそれをアニメフォーマットに移植しようとしていた。
小松未可子が演じるジョーイは、声のトーンに意図的な”揺れ”がある。勇気を振り絞るときの声と、普段びくびくしているときの声の差が小さい。それが最初は物足りなく感じるが、よく聞くと「勇気がある人間」と「怖くても動く人間」の違いをちゃんと演じ分けていた。大声で叫んで覚醒するタイプのヒーローではなく、震えたまま一歩踏み出す子を丁寧に作っている。
木村良平のサイモンは作中で一番「普通の人間」として機能していて、ジョーイの異常さ(善意の密度が高すぎる)を相対化するポジションにいる。このふたりの掛け合いがあることで、ジョーイの行動が「お話の都合」ではなく「この子の性格から来るもの」として見えてくる。
単純な正義対悪の構図だが、描こうとしていたのは「ヒーローとは何者かではなく、何をするかだ」というある種の倫理観だったと思う。地味に見えるのはそれを派手に語らないからで、語らなかったことが逆に誠実でもある。
特に刺さったシーン
序盤、ジョーイが壊れたヘイボーを拾って家に持ち帰り、ひとりでコツコツ修理するシーンがある。大したドラマはない。ただ少年がロボットのパーツを並べている。でもこのシーンにこの作品の全部が詰まっている気がして、2回目に見たとき思わず止めた。
松本保典のドクターミナミは、ああいう「胡散くさいけど憎めない大人」を演じるとき本当に上手い。声に微妙な余裕と諦めが混じっていて、長年キャリアを積んできた人間にしか出せないテクスチャがある。東地宏樹のヒューズも、硬い役どころをちゃんと硬く、しかし一本調子にならずに演じていて、ベテランが脇を固めると作品の質感がどう変わるかというサンプルみたいになっている。
終盤の決戦で、ジョーイが明らかにキャパを超えた状況に追い込まれながらもヒーローマンを動かし続けるくだり——ここで進藤尚美のヴェラが発する一言の重さが、それまでの積み上げを回収していた。派手な演出ではないのに、ちゃんと効いた。
読んで見たくなったら——『ヒーローマン』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
合う人
- 2000年代アメコミの文法(等身大の少年ヒーロー、街を守る規模感)が好きな人
- 派手な能力インフレより「弱い主人公が意志で立ち向かう」展開を好む人
- 声優キャストの芝居を拾いながら見るタイプの視聴者
- スタン・リーの仕事を一通り追っているコレクター気質の人
合わない人
- テンポの速い展開や、毎話大きな動きを求める人
- 主人公の個性や成長が明確に描かれないとストレスになる人
- メカの設定やバトルの爽快感を主目的に見る人(ここは薄め)
- 「なぜジョーイが選ばれたか」にずっとモヤっている人(答えは出ない)
次に見るなら
電脳コイル——等身大の少年少女が日常の延長に広がるSF世界と向き合う構造が近い。ヒーローマンより遥かに緻密な脚本だが、「特別な力を持たない子どもが何かを守ろうとする」という核心は共鳴する。見たことがなければこちらを先に見てもいい。
HEROMANと同時期のタイガー&バニー——こちらもヒーローというコンセプトを現代的に解体する試みだが、エンタメとしての完成度は段違いに高い。ヒーローマンで感じた「ヒーローとは何か」という問いをもっと饒舌に語ってほしい人向け。
コードギアス 反逆のルルーシュ——メカと少年主人公という軸は共通しつつ、政治・謀略方面に振り切っている。ヒーローマンの素直さに少し物足りなさを感じた人が口直しに見るとちょうどいいバランスになる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ヒーローマン』はdアニメストアで視聴することができます。スタン・リー原作というユニークな背景を持つ本作を、ぜひdアニメストアでチェックしてみてください。アメコミと日本アニメが交差する唯一無二のロボットアクションを、手軽に楽しめます。
