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苺ましまろencore
| 放送年 | 2009年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 2話 |
| 原作 | 漫画 |
ミウが頭をぶつけて天国に行き、騒ぎを起こす。その後、学校の遠足で公園に絵を描きに行き、友情について考える。さらに、少女たちが中学生になったときにどうなるかについて予想する内容の、前作OVAの続編である2話構成の作品。
作品概要・あらすじ
あらすじ
頭をぶつけた茉莉が天国へ迷い込み、騒動を巻き起こす第1話。続く第2話では、小学生の少女たちが学校の遠足で公園へ絵を描きに出かけ、友情や将来について思いをめぐらせる。2006年のOVA『苺ましまろ』の続編として制作された全2話作品で、原作コミックの持つゆるやかな日常の空気感をそのままに、少女たちのにぎやかでのんびりとした時間が描かれる。みどころ・魅力
① 天国騒動で炸裂する茉莉のカオスな存在感
頭をぶつけて天国へ行ってしまうというシュールな設定で幕を開ける第1話。真顔でとんでもない言動を繰り返す茉莉のキャラクターが全開で、前作ファンにはたまらない濃密な笑いが詰め込まれている。② のどかな日常に滲む少女たちの友情
遠足で絵を描きながら交わされる何気ない会話の中に、子どもたちならではの素直な感情が垣間見える。賑やかなだけでなく、ほんのり温かい空気感が全編を包んでおり、日常系ならではの心地よさを存分に味わえる。③ 「中学生になったら」という想像が刺さる青春の予感
いつか来る別れや変化をほんのりと意識させる「中学生になったら」という話題は、子ども時代の無邪気さと、過ぎゆく時間への淡い感傷を同時に呼び起こす。短編ながら余韻の残る締めくくりになっている。キャスト・声優一覧

















スタッフ
| 監督 | 佐藤卓哉 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 佐藤卓哉 |
| キャラクターデザイン | 坂井久太 |
| 美術監督 | 大野広司 |
| OP | Saeko Chiba, Mamiko Noto, Ayako Kawasumi, Fumiko Orikasa & Hitomi Nabatame「Ichigo Splash」 |
| ED | 折笠富美子「Zutto, Zutto」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
本編を一通り見終えて、「あーこれ終わってしまうのか」という気持ちのまま手を伸ばしたのがこのOVAだった。2009年のこの作品は2007年のOVA前作に続く2話構成で、TVシリーズの補完というより「もう少しだけこの空気の中にいたい人向け」の延長戦みたいな位置づけになっている。本編を最後まで見た人なら迷わず続けて見ていいやつ。
最初に見たとき、正直「これで良い」と思った。奇をてらわず、いつもの四人(と茉莉お姉ちゃん)が、いつものテンションで、どこにでもあるような日常を転がしている。2回目に見たとき気づいたのは、「中学生になったらどうなるか」を想像するくだりの空気の重さだった。コメディとして笑えるシーンなのに、なぜかその後しばらく余韻が残る。
子供でいられる時間が、あともう少しだけある——その「もう少し」を愛でる話
苺ましまろという作品は、のんびりした日常系に見えて、一本芯として「この時間はいつか終わる」という気配を帯びている。TVシリーズでもそれは感じていたが、このencoreではそれがより明示的になっている。後半の「中学生になったら」を想像するエピソードは、表面はギャグとして処理されているものの、要するに「今のまま」ではいられないことへの認識が全員に芽生えていることを示している。
ミウが天国で騒動を起こすエピソードはその対極にある。死を扱っているのに全くシリアスにならず、ミウのキャラクターを最大限に活かしたドタバタになっている。折笠富美子のあの声で繰り広げられる天国の混乱は、この作品が「重さを徹底的に排除しながら、それでも何かを残す」という独自の技法で動いていることを再確認させる。
友情について、この作品はほとんど直接語らない。公園で絵を描くシーンでも、誰かが「あなたが友達でよかった」などとは言わない。ただ四人が並んでいて、それぞれのやり取りがあって、次のシーンに移る。それで十分だという確信みたいなものが全編に漂っていて、それがこの作品の一番の強みだと思っている。単なる「かわいい女の子たちのほのぼの日常」ではなく、「あの時間を解像度高く封じ込めた標本」として機能している。
能登麻美子のアナのたどたどしい日本語も、川澄綾子の茉莉の絶妙な「振り回されつつ楽しんでいる感」も、本編から一ミリもぶれていない。続編OVAでここまでトーンを維持できているのは、キャストの仕事が大きい。
特に刺さったシーン
公園で絵を描くエピソードの中盤、四人がそれぞれバラバラの方向を向いて黙々とスケッチしているシーン。会話もなく、BGMだけが流れる時間が数秒ある。何も起きていない。でもそこが一番好きだと気づいたのは2回目に見たときで、「あ、これただ一緒にいるだけじゃないか」と思って少し間が空いた。
ミウ天国パートでは、折笠富美子のテンションの振れ幅が楽しすぎる。あの役はセリフの内容よりも「どう言うか」が全てで、台本だけ読んでも半分も伝わらないタイプのコメディだと思う。茉莉がうんざりしながらもちゃんと迎えに来るくだりの川澄綾子の声のトーンも細かくて、「面倒くさいけど心配した」が声だけで伝わってくる。
中学生想像パートのアナの未来像は、能登麻美子がいつもより少し背伸びした感じで演じていて、ここだけ少し切ない。笑えるシーンなのに後から来るやつ。
読んで見たくなったら——『苺ましまろencore』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- TVシリーズ「苺ましまろ」を最後まで見て、終わりたくなかった人
- 何も起きない日常アニメをコーヒー飲みながら静かに眺めるのが好きな人
- 折笠富美子・能登麻美子のファンで、この二人が絡む掛け合いに耐性がある人
- 「こういうので良いんだよ」と思える人——説明できないけど伝わる人向け
合わない人
- 本編未視聴で単体から入ろうとしている人(前提知識ゼロだと人間関係が全くわからない)
- 何らかのドラマや感動の山を期待している人
- 2話完結OVAのボリュームに対して「短すぎる」と感じるタイプ
- ミウのキャラクターが本編から既に苦手だった人(このOVAはミウ多め)
次に見るなら
同じ空気が好きならのんのんびよりはほぼ確実にハマる。田舎という舞台設定と、時間がゆっくり流れていく感覚が苺ましまろに近い。こちらはシリーズが長いので「もっと続いてほしい」欲も満たしやすい。
ひだまりスケッチは女の子たちの日常という点では近いが、美術高校という舞台と「何かを作ること」への視線が加わっていて、少し違う切り口で日常系を楽しめる。シャフト演出の癖が合うかどうかで好みが分かれるが、合えばシリーズ全部見ることになる。
雰囲気はだいぶ違うがあずまんが大王は「女の子たちの学校生活コメディ」の始祖として一度は見ておいて損がない。苺ましまろのコメディのトーンに何か懐かしさを感じたなら、その感覚の源流を辿れる一本。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『苺ましまろencore』はdアニメストア、U-NEXT、DMM TVで視聴できます。主要な配信サービスでそろって配信されているため、すでに契約中のサービスからすぐに視聴を始められます。前作OVAと合わせて一気に楽しむのがおすすめです。



