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実は私は
| 放送年 | 2015年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 13話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | TMS Entertainment |
秘密を守るのが苦手な少年・黒峰朝陽は、可愛い少女・白神ようこに片思いしている。ところが彼女は吸血鬼だった。朝陽はようこの秘密を絶対に守ると決意する。秘密を暴露しやすい性格の朝陽が、ようこの吸血鬼という秘密を守り通せるのか、二人の関係がどう発展していくのかを描く恋愛コメディ。
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配信状況まとめ
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
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| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『実は私は』は、dアニメストアおよびDMM TVにて配信中です。吸血鬼の秘密を守ろうと奮闘する朝陽とようこの恋の行方を、ぜひ配信サービスでお楽しみください。
作品概要・あらすじ
あらすじ
口が軽くて秘密を守れないことで有名な高校生・黒峰朝陽は、クラスの美少女・白神ようこに密かに想いを寄せていた。ある日、彼女の秘密を偶然知ってしまう——なんと、ようこは本物の吸血鬼だったのだ。秘密がバレたら転校するという彼女のために、朝陽は「絶対に守る」と宣言。口の軽さを持ちながらも懸命に秘密を守ろうとする朝陽と、不器用なようこ、個性豊かなクラスメートたちが織りなす、ドタバタ&ほっこりなラブコメディが幕を開ける。
みどころ・魅力
① 「秘密を守れない主人公」が生む絶妙なコメディテンポ
朝陽のキャラクター設定が作品の根幹にあり、「うっかり言いそうになるたびに全力で踏みとどまる」というシンプルな構図が何度見ても笑える。シリアスになりそうな場面を独特のテンポでギャグに転換する演出が秀逸で、毎話飽きさせない工夫が光る。
② 個性派キャラクターが次々登場するカオスな人間関係
吸血鬼のようこだけでなく、宇宙人・狼人間・悪魔など「実は○○だった」な同級生が続々登場し、学園の秘密密度が加速していく。各キャラクターの秘密と恋愛模様が複雑に絡み合い、群像劇としての厚みも楽しめる点が本作の大きな魅力のひとつ。
③ ヒロインの愛らしさとじれったいラブコメの王道展開
ようこのコウモリ耳・翼が感情に連動して動く表現など、キャラクターの可愛さの作り込みが丁寧。不器用な二人のすれ違いと歩み寄りが丁寧に描かれており、じれったさの中に着実な進展があるラブコメ好きにはたまらない展開が続く。
キャスト・声優一覧




















スタッフ
| 監督 | 山本靖貴 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 山下憲一 |
| キャラクターデザイン | 丸藤広貴 |
| 音楽 | 松田彬人 |
| 美術監督 | 加藤靖忠 |
| 音響監督 | たなかかずや |
| OP | Ars Magna「ひみつをちょーだい」 |
| ED | Hilcrhyme「言えない 言えない」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・考察
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
原作マンガは読んだことある気がする、というあいまいな記憶で手を伸ばした。あの独特のコメディテンポが頭の隅にあって、「そういえばアニメ化してたんだ」と今さら再生した口だ。
で、最初の数分で気づく。花江夏樹が黒峰朝陽をやっていると。声優と夜あそびでMCをやっているあの声で、秘密をバラしそうになるたびに内心ビービー騒ぎ続けるのが、思った以上にはまっている。あのテンションの上下を一人でやり続けるのはなかなかしんどい役だと思うんだけど、見ていてこちらが疲れない。むしろテンポのよさが癖になる。
2周目に入って気づいたのは、序盤のコメディの圧が強い回ほど、後半の空気が変わる瞬間が効いてくるということ。笑いで押し続けておいて、一箇所だけ音を抜く、みたいな演出の緩急が実はかなり計算されている。
「バラせない」が積み重なって、はじめて恋になる話
この作品を単純なラブコメとして消費しようとすると、たぶん途中で少し飽きる。吸血鬼、眼鏡、正体バレそう——そのギミックを楽しむだけなら確かに面白いんだけど、それだけじゃない何かが引っかかって離せなくなる。
核心は、「秘密を守る」という行為そのものが、恋愛の実体になっているところだと思う。朝陽はもともと秘密を守れない人間だ。それが設定の前提として置かれている。そういう人間が、誰かのためだけに必死に口をつぐみ続ける。これは普通の告白よりも、よほど強度のある意思表示だ。言葉にしない分、行動の密度で気持ちを示すしかない構造になっている。
ようこの側から見ると、これはまた別の話になる。吸血鬼という秘密を抱えて生きることは、「本当の自分を知られたら捨てられるかもしれない」という恐怖と常に隣り合わせにいることだ。そこに現れた朝陽は、知った上でなおも傍にいることを選ぶ。秘密を「守ってやっている」ではなく、「守ることを選んでいる」——その差が、ようこには伝わっているはずで、だから関係が動く。
水瀬いのりの演じる藍澤渚と上田麗奈の朱美みかんが絡んでくると、このテーマはさらに複雑になる。渚はまっすぐな好意をぶつけてくるタイプで、みかんはそれと対照的に自分の感情を持て余している。朝陽を挟んで三者の「伝え方」がぜんぶ違う。そのコントラストが、ラブコメとしてのにぎやかさを保ちながら、テーマに厚みを出している。
「秘密を守ること」が愛情表現の形になるというのは、考えてみると少し切ない構造だ。言えないから行動で示すしかない。行動で示すから、言葉が要らなくなっていく。そのうちに、二人の間にだけ通じる暗黙の空気が出来上がる。これは吸血鬼という設定を使った、ひとつの誠実な恋愛論だと思う。
特に刺さったシーン
序盤、朝陽が誰かに問い詰められてようこの秘密をほぼ喋りかけるシーン。花江夏樹の、ぎりぎりで踏みとどまる一瞬の「あっ、やば」みたいな息の止め方が妙にリアルで、思わず見返した。台詞で説明するんじゃなく、声のテクスチャだけで「こいつ本気で守ろうとしてる」が伝わる。
もうひとつは、ようこと二人きりになった終盤の静かな場面。それまでの騒がしさが嘘みたいに音が引いて、互いに何も言わない時間が続く。ラブコメにしては珍しく、感情を説明しない。その間を成立させているのが水瀬いのりの声で、何かを言いたくて言えないようこの息遣いだけで場面が持つ。ここは2回目で初めて「あ、ここか」となった。
羽多野渉の桜田は出番が多いわけじゃないけど、場を締める役割をさりげなくやっていて、コメディ回の騒がしさが際立つのは彼のトーンのおかげでもある。
読んで見たくなったら——『実は私は』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ラブコメはテンポが命、と思っている人。このくらいのスピードが心地よいなら最後まで快適に見られる
- 「好きなのに言えない」描写が好きな人。じれったさが積み重なってからの展開が楽しめる
- 花江夏樹・水瀬いのり・上田麗奈の掛け合いが見たい人。キャスト目当てで入っても損はない
- 原作マンガを読んでいて映像化がどうなったか気になっている人
合わない人
- シリアス寄りのラブコメが好きな人。基本的には明るいコメディが主軸で、重い感情は後半まで出てこない
- 設定の整合性を細かく気にするタイプ。吸血鬼のルールや世界観の掘り下げはそこまで深くない
- 一話完結を好む人。キャラクターの関係性の変化を楽しむ作りなので、通しで見ないとピンとこない
次に見るなら
「秘密を抱えたヒロインと、それを守ろうとする主人公」という構図が好きなら、僕は友達が少ないも試してみる価値がある。こちらはファンタジー要素がない分、キャラクターの内面のこじれ方がより直接的で、笑いと痛みの比率が少し変わる。似た空気感でやや違う味わいが欲しいときに。
コメディのテンポ感と「好きなのに全力でごまかす」もどかしさが目当てなら、ニセコイが近い。偽装カップルという設定から始まる点も含め、「本音を言えない理由が設定に組み込まれている」ラブコメとして並べて見ると面白い。
花江夏樹の演技が気に入ったなら、四月は君の嘘で全く違う彼の声を聞いてみるのもいい。こちらはコメディではなく音楽青春ドラマだが、感情の振れ幅をどう声に乗せるかという意味では、同じ声優の別の引き出しが確認できる。
よくある質問
まとめ
『実は私は』は、dアニメストアおよびDMM TVにて配信中です。吸血鬼の秘密を守ろうと奮闘する朝陽とようこの恋の行方を、ぜひ配信サービスでお楽しみください。
