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K Seven Stories ザ・アイドルK
| 放送年 | 2018年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 6話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | GoHands |
キャラクターがアイドルとして再創造された短編集。
作品概要・あらすじ
あらすじ
『K』シリーズのキャラクターたちがアイドルとして活躍する、笑いあり涙ありの異色スピンオフ作品。赤のクランと青のクランの強者たちが、なぜかアイドル業界に巻き込まれ、ステージを舞台に個性を爆発させる。バトルアクションで知られるキャラクターたちが歌い踊る姿は新鮮そのもので、Kシリーズファンはもちろん、コメディ好きにも楽しめる内容となっている。みどころ・魅力
① 硬派キャラが「アイドル」に挑む笑いの落差
バトル系で知られるホムラやクロといった強面キャラたちがアイドル衣装に身を包み、ステージに立つというギャップが最大の見どころ。普段の威厳あるキャラクター像が崩れるたびに笑いが生まれる、シリーズファン向けのサービス精神あふれる構成が光る。② Kシリーズならではの豪華声優陣による歌唱・コメディ演技
メインキャストをそのまま起用した歌唱パートと、コメディに全振りした演技の掛け合いが聴きどころ。各クランの個性がアイドル活動にも反映されており、原作ファンが「このキャラならこうする」と思うツボを押さえた脚本になっている。③ 短編ならではのテンポよい展開
SPフォーマットを活かしたテンポのよい構成で、冗長さなくギャグとドラマがコンパクトにまとまっている。Kシリーズ本編の重厚なストーリーとは一線を画す息抜き作品として、初見の人でも楽しみやすいエントリーポイントにもなっている。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| シリーズ構成 | 来楽零 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 古田誠、鈴木信吾 |
| ED | 浪川大輔「Kiss! Kiss! Kiss!」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「アイドルK」というタイトルを見た瞬間、正直かなり身構えた。Kシリーズといえばあの重厚な派閥抗争と、やたらと格好いい男たちが火花を散らす世界観が看板だったはずで、そこにアイドルをぶち込んでくる意味がどこにあるのかと。
ところが再生ボタンを押したら、思いのほかあっさり最後まで観ていた。2回目に観たとき気づいたのは、これは「アイドルをやらされている男たちの困惑」をひたすら丁寧に描いているということで、その困惑のトーンが妙に精巧だった。スラップスティックではなく、キャラクターの「らしさ」をギリギリ保ちながら笑わせにくる。Seven Storiesの番外篇という立ち位置を考えると、かなり遊びの利いた一本だと思う。
「自分らしさ」を脱がされたキャラクターが、それでも「自分らしさ」で返す話
Kシリーズのキャラクターたちは、その存在感がほぼイコール「美学」で成立している。夜刀神狗朗(小野大輔)の低く沈んだ声と眼光、十束多々良(梶裕貴)の明るさの奥にある覚悟。ああいうキャラクターに「アイドル衣装を着せてステージに立たせる」という行為は、一種のキャラクター解体実験に近い。
そのうえでこの作品が面白いのは、コスチュームが変わってもキャラクターの芯が消えないところだ。崩しているのに滲み出てくる「らしさ」があって、笑いの構造が「らしくないことをやっている」ではなく「らしくないことをやらされているのに、やっぱりらしい」に寄っている。これは演じている声優陣の力量によるところが大きくて、福山潤の八田美咲はコメディにシフトしても台詞の端々に本編のニュアンスが残っていて、聴いていて面白かった。
「本来の文脈から切り離されたキャラクターが、それでもそのキャラクターであり続ける」という状況は、ある種のファンサービスを超えてキャラクター論的な問いになっている。アイドルKというフォーマットは、見た目にはバカバカしいが、実はキャラクターの核がどこにあるかを試す装置として機能している。そこが単なるお祭り番外篇と一線を画す理由だと思う。
沢城みゆきの淡島世理や堀江由衣の櫛名アンナはそのギャップ効果が特に際立つ役どころで、「この人がこの衣装でこのセリフを言うのか」という驚きがそのままコメディとして成立している。本編を何周かしていればいるほど、そのズレが可笑しい。コアファン向けと明記されているのは伊達ではなく、少なくとも本編をちゃんと観ていないとこの笑いの半分は取りこぼす。
特に刺さったシーン
終盤のステージパフォーマンスシーンで、夜刀神狗朗がアイドルとして振る舞おうとしながら、どうしても本人の圧が抜けきらない場面がある。小野大輔の演技が秀逸で、声の質感自体は小野大輔の低音のままなのに、そこにわずかに「やらされている感」を乗せてくる。威圧感とアイドル感が共存している奇妙な瞬間で、思わず「これは普通にこわい」と笑った。
梶裕貴の十束多々良はある意味でこういう企画に一番適性があるキャラクターで、序盤から全力で振り切っている分、むしろ「合っている」という感想が先に来る。それが最初は少し物足りなかったが、2回目に見ると他のキャラクターとのコントラストとして機能していることに気づく。全員がアウェーである中で一人だけ馴染んでいることで、逆に面白い。
各キャラクターがステージ衣装を着込んでいく序盤の流れは短いが、ここで声優陣の反応芝居が細かくて、音声だけ追っていても楽しめる。
読んで見たくなったら——『K Seven Stories ザ・アイドルK』はHuluで視聴できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- K本編またはSeven Storiesを最低一周している人
- キャラクターのギャップ萌えよりも「ギャップなのに芯が変わらない」構造に面白みを感じる人
- 福山潤・小野大輔・梶裕貴の声をそれ自体で楽しめる人
- シリアス作品の番外篇に対して「世界観が壊れた」と怒らない人
合わない人
- K本編未視聴(笑いの9割が文脈依存なので損をする)
- Kシリーズに求めているのが重厚なドラマだけの人
- アイドルものとして見るとコンテンツとして薄い(それが目的の作品ではないが)
次に見るなら
同じKシリーズの番外篇としてK Seven Stories R:B ~BLAZE~はコメディ路線とは真逆だが、キャラクターの「核」を掘り下げる点で対をなす一本。アイドルKで「崩したときに何が残るか」を確かめたなら、こちらで「正面から向き合うとどうなるか」を観ると面白い。
別タイトルなら宝石の国のようにキャラクターが本来の文脈から引き剥がされる状況で何が残るかというテーマに興味がある人にはおすすめしたい。こちらは全編シリアスだが、「らしさとは何か」という問いの立て方が近い。
純粋にキャストありきで声優の演技を楽しむならハイキュー!!(劇場版含む)。梶裕貴が違うベクトルの全力を出していて、アイドルKで聴いた笑い方との振り幅を体感できる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『K Seven Stories ザ・アイドルK』はHuluで配信中です。Kシリーズのキャラクターたちがコメディ×音楽という異色の設定で活躍する本作は、ファンにとって必見のスピンオフです。普段とは違うキャラの姿を手軽に楽しみたい方は、ぜひHuluでチェックしてみてください。