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かなめも
| 放送年 | 2009年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 13話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | feel. |
中町加奈は中学生の女の子。祖母を失い、一人取り残される。彼女は新聞配達所を見つけてそこで住み込みで働き始める。彼女の部屋には壁に穴があり、隣に住む他の女性労働者がその穴を通って入ってきて、激しく楽しい時間を過ごす。
作品概要・あらすじ
あらすじ
中町加奈は、ずっと一緒に暮らしてきたおばあちゃんを突然亡くした中学生の女の子。身寄りをなくして途方に暮れた加奈は、偶然たどり着いた新聞配達所「夕日荘」に住み込みで働くことに。個性豊かな先輩配達員たちとの賑やかな共同生活が幕を開ける。慣れない早朝配達に奮闘しながら、笑いあり涙ありの青春日常が展開する。
みどころ・魅力
① 個性爆発のキャラクターたちが生み出すドタバタ日常
夕日荘に集まる先輩配達員たちはひとくせもふたくせもある面々。それぞれのキャラが衝突しながらも絶妙に噛み合う日常コメディは、テンポよく笑いが連続する。加奈が振り回されながら少しずつ成長していく姿も微笑ましい。
② 早朝配達の現場をリアルに描いた珍しい舞台設定
新聞配達という日常に根ざした職場をアニメの舞台に据えた作品は少なく、新鮮味がある。早朝の空気感や配達ルートの緊張感も丁寧に描かれており、キャラの掛け合いだけでなく舞台設定そのものが物語に深みを加えている。
③ ほのぼのと笑いの中に滲むちょっとした感動
基本はギャグ路線のコメディながら、身寄りをなくした加奈が新たな「家族」を見つけていく過程には温かみがある。笑いのテンションを保ちながらも要所でしっかり感情を揺さぶる脚本のバランスが秀逸。
キャスト・声優一覧


















スタッフ
| 監督 | 高柳滋仁 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 中瀬理香 |
| 音楽 | 橋本由香利 |
| 音響監督 | 岩浪美和 |
| OP | 豊崎愛生「君へとつなぐココロ」 |
| ED | 堀江由衣「Yahho!!」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
かなめも、という作品を知ったのは最近のことで、正直なところ最初は「釘宮理恵と堀江由衣と喜多村英梨と豊崎愛生が同じ作品に……?」という部分から入った。2009年という時期にこのキャスト、舞台が新聞配達所の日常系コメディ。どういう経緯でこの座組になったのかが気になって、1話だけ確認するつもりで開いた。 ところが冒頭の、祖母を失って一人残された中学生が途方に暮れるシーンで思いのほか引っ張られた。外装はドタバタコメディ全開なのに、設定の土台がそこそこ重い。2回目に見て気づいたのは、そのギャップが意図的に仕込まれているということだった。「キャスト豪華な日常系」という入り方をすると最初と印象がかなりずれてくる作品だと思う。穴の向こうに家族がいる——帰る場所をなくした子どもの話
かなめもをコメディ・セクシー・日常系と説明するのは正しい。が、それだと「なぜ中学生が一人で新聞配達所に住み込み勤務をしているのか」という核心が抜け落ちてしまう。主人公の加奈は、家族を失い文字通り帰る場所がない状態からこの物語が始まる。 配達所に集まった女性たちはそれぞれ個性が過剰すぎるくらい立っていて、部屋の壁の穴を通じて勝手に侵入してくるくだりはコメディとして処理されている。が、2回目以降で見ると、加奈が「穴を通じた侵入者たち」を最終的に受け入れていく過程が、孤独な子どもが他者を信頼することを覚えていく話に見えてくる。穴は物理的な構造でありながら、人が入り込んでくることへの加奈の変化を可視化する装置として機能している。 釘宮理恵が演じる美華は「厳しいが面倒見のいい先輩」ポジションで、釘宮理恵特有のピッチの高い声が居丈高さと優しさの境界を絶妙に揺れるのがこの役にはまっている。堀江由衣演じるはるかは声のトーンだけで場の温度が変わるタイプのキャラクターで、この人が画面にいるときの安心感は声優としての積み重ねから来ている。豊崎愛生の加奈は素直な反応の積み重ねによって視聴者の視点を引き受け、話がエスカレートしても加奈のリアクションがアンカーになっている。 この作品を「セクシー日常系コメディ」として片付けると、孤児の女の子が他者とのつながりを通じて再生していくという軸を見逃す。それが見えてくるとコメディパートの過剰さが少し違って見えてくる。孤独を笑いで埋めているのか、笑いを媒介に本物の繋がりを作っているのか。どちらとも取れるようにできていて、その意味で2009年の4コマ原作アニメとしては随分と意識的な作りだと思った。特に刺さったシーン
喜多村英梨演じるひなたの登場シーンが一番記憶に残っている。喜多村英梨という人は感情の振れ幅を一瞬で切り替えられる声優で、コメディとして笑わせておいて次のカットで空気が変わるとき、その切り替えのスイッチを声だけで担っているような演技をする。序盤の掴みとして機能する一方、後から見返したときに「ああこういう人だったのか」とわかる仕込みが入っていたりする。 遠藤綾演じるゆうきは後半に差し掛かったあたりで存在感が急に増すキャラクターで、遠藤綾の声は「飄々としているようで実は何か抱えている」タイプの表現が上手い。2回目に見ると序盤の台詞の聞こえ方がかなり変わってくる。 加奈が配達の仕事を少しずつ覚えていくシーンの積み重ねは地味に見えて効いてくる。できないことができるようになっていく過程を丁寧に描くのがこういう日常系の強みで、豊崎愛生の演技はその「少しずつ変わっていく感じ」をちゃんと拾っている。感情を乗せすぎず、かといって平坦でもない塩梅。読んで見たくなったら——『かなめも』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 2009年前後の4コマ原作日常系アニメが好きで、あの時代のコメディテンポが心地よい人
- 女性キャスト豊富な群像劇が好きで、声優の演技を聴き分けるのが楽しい人
- 表面上はコメディなのに設定が重いという構造が気にならない、むしろ好きな人
- 百合的なニュアンスが混じった日常系に慣れている人
合わない人
- セクシーコメディの描写全般が苦手な人(この作品の「セクシー」要素はかなり率直)
- 主人公が中学生という設定と成人女性の描写の混在が引っかかる人
- 4コマ原作特有のエピソードの断片性が合わない人
次に見るなら
「孤独な主人公が新しい居場所を見つける日常系」という軸が好きなら、ひだまりスケッチはかなり近い感触がある。美術系の寮を舞台にした日常系で、日常の反復の中に感情が静かに積み上がっていく構造が似ている。SHAFT演出という要素も乗っかって、2000年代後半の日常系としてひとつの完成形に近い。 同じ時代の群像コメディとしてワーキング!!も比較対象になる。ファミレスを舞台に特殊な個性の人間が集まった職場を描く構造はかなめもと近く、釘宮理恵や堀江由衣といった声優との縁も深いので、キャスト目当てで入った人にはなお親しみやすい。 日常系の中に「帰属感」「家族的なつながり」という感情を求めるなら、スケッチブック〜full color’s〜も選択肢に入る。かなめもとは対照的にひたすら静かな作品だが、「ここにいていい」という感覚が積み上がっていく構造は同じテーマを別の温度で描いている。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『かなめも』はdアニメストアおよびDMM TVで視聴できます。どちらのサービスも対応デバイスが豊富なので、スマートフォンやテレビからでも手軽に楽しめます。早朝配達×女の子たちの日常コメディをぜひこの機会にチェックしてみてください。
