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百花繚乱 サムライガールズ
| 放送年 | 2010年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | ライトノベル |
| 制作 | Arms |
21世紀初頭の日本を舞台にした架空の世界。徳川幕府が権力を保持し続けており、生徒会は学校を抑圧する役割を担っている。高校生・柳生宗厳は、歴史上の有名な侍の名を受け継いだ少女たちの協力を得て、生徒会に反抗する。
作品概要・あらすじ
あらすじ
21世紀初頭、徳川幕府が依然として権力を握り続ける架空の日本。武家社会の名残が色濃く残るこの世界では、各地の学校を統べる生徒会が絶対的な権威として君臨し、生徒たちを厳しく管理していました。徳川幕府ゆかりの武家に生まれた高校生・柳生宗厳は、ある日「マスターサムライ」と呼ばれる少女・千姫と出会います。彼女をはじめ、宗厳のもとには真田幸村や後の十兵衛など、歴史上の名だたる侍の名を受け継ぐ少女たちが次々と集結。やがて彼女たちと力を合わせ、抑圧的な生徒会に立ち向かっていくことになります。剣戟と少女たちの絆が交差する、和風アクション活劇の幕が上がります。みどころ・魅力
① 墨絵タッチが生み出す唯一無二の映像美
本作最大の特徴は、画面いっぱいに飛び散る朱色の墨や、和紙のような質感を活かした独創的なアートワークです。戦闘シーンでは墨が滲み弾けるような演出が多用され、ほかのアニメには見られない強烈な印象を残します。和の世界観を映像表現そのもので体現した、芸術性の高い一作です。② 歴史上の侍を冠した個性豊かな少女たち
真田幸村、柳生十兵衛、後の十兵衛、千姫など、誰もが知る武将や歴史上の人物の名を受け継いだ少女たちが続々と登場します。それぞれが固有の能力と背景を持ち、賑やかな掛け合いを繰り広げます。お気に入りのキャラクターを見つける楽しさも、本作の大きな魅力のひとつです。③ アクションとコメディ、ラブコメの絶妙なバランス
迫力ある剣戟バトルがある一方で、宗厳と少女たちが繰り広げるドタバタした日常やコミカルなやり取りも丁寧に描かれます。シリアスとギャグの緩急が効いており、肩肘張らずに楽しめる構成です。セクシーな描写も交えつつ、テンポよく物語が進んでいきます。キャスト・声優一覧




















スタッフ
| 監督 | 静野孔文 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 金月龍之介 |
| 原案キャラデザ | Niθ |
| キャラクターデザイン | 宮澤努 |
| 音楽 | 加藤達也 |
| 音響監督 | 明田川仁 |
| OP | 飛蘭 「Last vision for last」 |
| ED | 寿美菜子「恋にせっせ通りゃんせ」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
正直に言うと、最初はお色気枠として身構えて再生した。タイトルからして武家の娘がはだけるやつだろう、と。ところが冒頭の数十秒で面食らった。画面が墨で滲んでいる。和紙のテクスチャに筆の擦れ、斬り合いのたびに飛び散る赤い墨——これは想定していた絵面じゃなかった。脱がせるためのアニメが、なぜここまで画作りに金と手間をかけているのか。最初の困惑が、そのまま興味に化けて最後まで見てしまった。2回目に流したときは音を消して画面だけ追ったのだが、止め絵で抜いても一枚絵として成立するカットがやたら多い。問題作と呼ばれる理由は露出だけじゃない、という方向に印象が転がっていった。
「名前を継ぐ」と、その子の中身は誰のものになるのか
この作品、表向きは将軍家に支配された学園で生徒会に逆らう少女たちのバトルもの、なのだが、何度か見返して引っかかったのは「名前」の扱いだ。彼女たちは真田幸村、後藤又兵衛、柳生十兵衛といった歴史上の侍の名を背負っている。つまり一人ひとりが、自分の人生の上に「別の誰かの記憶と業」を乗せて生きている。とくに柳生十兵衛は分かりやすくて、ふだんは間の抜けた、転がり込んできただけの女の子なのに、宗厳との口づけを引き金に最強の侍へ反転する。問題は、その強さは彼女自身のものなのか、それとも継いだ名前のものなのか、という点だ。
お色気の意匠で覆い隠されているけれど、ここにあるのは「自分が空っぽになっていく」恐さだと思う。名を継いだ瞬間に力が手に入る代わりに、素の自分が後ろへ押しやられる。契約のたびに服が裂けて素肌が晒されるという描写も、見ようによっては「中身が剥き出しにされる」メタファーに読める。単なる脱衣演出として消費もできるし、器にされた少女の心細さとして受け取ることもできる。その両方を同じ一枚の絵でやってのけているから、私はこれを安易に切り捨てられない。墨が滲んで輪郭が曖昧になっていく画面そのものが、「どこからが彼女で、どこからが受け継いだ名前なのか」という問いと重なって見えてくる。
特に刺さったシーン
やはり序盤、十兵衛が初めて覚醒するくだりだ。それまでドジを踏んでいた娘の目つきが据わって、空気が一段冷える。悠木碧の声がここで切り替わるのがいい。間延びした素の声から、低く乾いた殺気のある声へ、地続きのまま落とし込んでくる。同一人物が二人いるみたいで、見ているこちらの背筋が一瞬伸びた。画面では筆が一閃するたびに赤い墨が和紙に弾ける。血の代わりに墨、というだけのことなのに、生々しさより先に「美しい」が来てしまう。この居心地の悪さがクセになる。脇では釘宮理恵の真田幸村が、いつもの噛みつくようなツンの芝居で場をかき回し、緊張一辺倒にさせない。深刻と馬鹿馬鹿しさが同じ尺に同居していて、笑っていいのか唾を飲むべきか分からなくなる——あの宙ぶらりんな感触が、終盤の展開を見たあとでもいちばん記憶に残っている。
読んで見たくなったら——『百花繚乱 サムライガールズ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- お色気もの、と侮ってかかったところに画作りで殴られたい人
- 墨絵・和紙テクスチャみたいな、振り切った美術方針そのものを肴にできる人
- 悠木碧・釘宮理恵・小林ゆう・小清水亜美あたりの芝居の振り幅を浴びたい人
- 露出演出の下に別の読み筋を探すのが好きな、ひねくれたオタク
合わない人
- 裂ける・はだける描写そのものが受け付けない人
- 史実の侍像をきっちり踏まえた時代劇を期待している人
- 筋立てや設定の整合をいちばんに据えて見たい人(雰囲気と勢いで押す作品なので)
- 櫻井孝宏の徳川慶彦が回す権力側のいけ好かなさに、最後まで付き合う気力がない人
次に見るなら
口づけで契約し、少女と並んで戦う構造そのものが近いのはセキレイ。あの「契約で力が解放される」関係性に惹かれたなら、こちらの群像も刺さるはず。お色気とバトルを開き直って正面からぶつけてくる仲間としてはクイーンズブレイド。露出を言い訳にせず一本筋を通す姿勢が、サムライガールズと同じ匂いがする。歴史上の武将が美少女に置き換わるという発想を、もっと戦国らしい賑やかさで楽しみたいなら織田信奈の野望。名前を継ぐ娘たち、という入り口が好きなら自然に手が伸びる一本だ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「百花繚乱 サムライガールズ」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの3つのサービスで視聴することができます。アニメに特化したdアニメストアをはじめ、見放題作品の豊富なU-NEXTやDMM TVでも配信されているため、ご自身の使いやすいサービスを選んで楽しめます。和風アクションと墨絵タッチの映像美が気になった方は、これらの配信サービスでチェックしてみてください。