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機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ウルズハント
| 放送年 | 2022年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 24話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Sunrise Beyond |
P.D.323年、ギャラルホルンがアブラウ中央議会に政治介入し、モビルスーツを用いた武装紛争へと発展した。この事件は火星から来た少年たちの集団テッカダンによって終わらせられた。テッカダンの活躍の知らせは、金星近郊のラドニツァコロニーで生まれ育った青年ウィスタリオ・アファムの耳に届く。火星との覇権争いに敗れた惑星は、独立を目指して動き始める。
作品概要・あらすじ
あらすじ
P.D.323年、ギャラルホルンの政治介入による武装紛争を終結させたテッカダンの活躍は、金星近郊のラドニツァコロニーで育った青年ウィスタリオ・アファムにも伝わっていた。火星との覇権争いに敗れた惑星が独立へ向けて動き出す中、ウィスタリオは新たな戦いへと足を踏み入れていく。本作は『鉄血のオルフェンズ』の世界観を引き継ぎながら、新たな主人公と新天地を舞台に描くスピンオフONAシリーズである。みどころ・魅力
① 「鉄血」の世界観を新視点で体験できる続編スピンオフ
テッカダンの戦いが終わった後の世界を、金星近郊という新舞台から描く意欲作。本編を知るファンには懐かしさと新鮮さが共存し、本作から入る視聴者にも『鉄血のオルフェンズ』の宇宙観を体感できる導入として機能している。② モバイル配信に最適化された短編フォーマット
ONA(オリジナルネット配信)形式で制作されており、隙間時間に視聴しやすいテンポよい構成が特徴。1話完結に近い展開でありながら、連続して観ることで物語の全貌が浮かび上がる構成になっている。③ 新主人公ウィスタリオが背負う「独立」というテーマ
火星覇権争いの余波を受けた惑星の自立を目指す若者の葛藤が物語の軸。政治的陰謀とモビルスーツを用いた戦闘が絡み合い、シリーズ伝統の「少年たちと理不尽な世界」という構図が本作でも色濃く描かれる。キャスト・声優一覧


スタッフ
| 監督 | 長井龍雪 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 鴨志田一 |
| 原案キャラデザ | 伊藤悠 |
| キャラクターデザイン | 千葉道徳 |
| 音楽 | 横山克 |
| 美術監督 | 川本亜夕 |
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感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
鉄血のオルフェンズ本編を全話見ていたから、ウルズハントの話が出たとき「ああ、あの続きか」と思った。正確には続きではなく、あの世界の「その後」を別の視点から掘る話。最初は「テッカダンのその後を外側から見せられても……」という気持ちで再生したのを覚えている。
ところが序盤で意外と足が止まった。ウィスタリオという主人公が、テッカダンを「神話」として聞かされている立場という設定が面白い。彼にとって火星の少年たちは、生きて動く存在ではなくすでに「伝説」なんだと気づいたとき、本編の結末がまた別の重さを持って戻ってきた。2回目に見直したとき、序盤のウィスタリオの台詞が全部違う意味に聞こえてきて、少し唸った。
記録されなかった者たちの意志が、遠い場所で誰かの足を動かす話
ウルズハントの核心は、テッカダンの「敗北」が何を残したか、だと思う。本編では彼らは組織として潰され、公式の歴史には「テロリスト集団として鎮圧された」という記録しか残らない。だが金星近郊のラドニツァコロニーで育ったウィスタリオの耳には、まったく別の話として届いている。
これは「勝者が歴史を書く」という話ではなく、もっと微妙な構造をしている。テッカダンが残したのは公式の記録でも勝利でもなく、「あいつらが動いた」という事実の波紋だ。波紋は水面を広がって、直接接触していない人間の足まで動かす。ウィスタリオはオルガにもミカにも会ったことがない。それでも動かされている。
この構造が、ガンダムという枠の中でかなり珍しい問いを立てている気がした。「英雄的な死に方」「記憶される戦い」ではなく、記録されなかった者の意志がどう伝播するか。ONA全3話という短尺でさばくには時間が足りていないのはたしかだ。それでも、この問いを立てること自体に、鉄血本編を踏まえた制作側の誠実さを感じた。
配信オリジナルのフォーマット上、TVシリーズほどのスケール感は出せていない。ただMS戦の格闘重視の設計には鉄血らしさが残っていて、あの「重さ」の継承はちゃんとある。映像の密度よりも、この問いの立て方を楽しむ作品だと思って見ると、3話がちょうどよく収まる。
特に刺さったシーン
ウィスタリオがテッカダンの話を人から聞くシーンが、序盤にさらっと差し込まれている。語っている側は事実を並べているだけなのに、ウィスタリオの表情の変化で「このひとは今、別の何かを受け取っている」とわかる瞬間がある。中島ヨシキの声の芝居が、そこで過剰にならないのが良かった。叫ばない、泣かない、でも何かが動いている、という温度感。
鉄血本編の末期を知っているこちらとしては、ウィスタリオが「テッカダンすごいな」という顔をするたびに、感情が少しずれた方向に動く。視聴者と主人公の「知っている量」の差を使った演出で、これは原作漫画からアニメにした際に意図的に活かされていると思う。2周目はそのずれを味わうように見た。終盤の戦闘シーンで主人公がある決断をする瞬間も、1回目と2回目とでまったく違う重さがあった。
読んで見たくなったら——『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ウルズハント』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 鉄血のオルフェンズ本編を全部見て、あの結末を引きずっている人
- 「英雄ではなく、英雄の波紋」を描く話が好きな人
- 短編・ONA形式のガンダムスピンオフに抵抗がない人
- 中島ヨシキの抑制の効いた芝居が好きな人
合わない人
- 鉄血本編を見ていない人(前提知識なしには正直きつい)
- 3話完結に大きなスケール感を求める人
- MS戦のアクション量だけを目当てにしている人(そこだけを期待すると薄く感じる)
- 鉄血本編の結末とは距離を置きたい人(傷が開く可能性がある)
次に見るなら
まず何より機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズを見ていない人は先にそちらを。ウルズハントはあの結末があって初めて成立する作品で、順番を逆にすると半分しか受け取れない。本編50話は長いが、13話あたりから止められなくなる。Netflix・Amazonプライムビデオで視聴可能。
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイは「英雄の影が後世の人間を動かす」という構造で近い。ブライトの息子という重力を背負ったハサウェイが、別の方向に動く話。劇場クオリティの映像をNetflixで見られる。政治と個人の意志の交差という軸でもウルズハントと通じる。
SF×政治闘争×組織に翻弄される若者、という軸ならアルドノア・ゼロも選択肢に入る。火星と地球の対立、名もなき者が歴史の余白で動く話で、鉄血系が好きな感性には刺さりやすい。2クールあるのでスケール感も十分にある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ウルズハント』は、dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Netflixにて視聴できます。主要な動画配信サービスで広く対応しているため、普段使いのプラットフォームからすぐにアクセスできます。ガンダムシリーズのファンはもちろん、スピンオフから「鉄血」の世界に触れてみたい方にもおすすめです。


