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黒執事 ピクチャードラマ
| 放送年 | 2010年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
グレルとセバスチャンのキスシーン(グレルの想像の中)、妊娠したグレル、ウィリアムに抱きつくグレル、 chibi版グレルとラウ、ハート装飾の鎌を振り回すアンダーテイカーなど、田越八十子による原画が登場する。ロナルド・ノックスはブロンドの髪と緑の瞳で描かれ、ウィリアムと共にグレルの死ポーズを取っている。
作品概要・あらすじ
あらすじ
『黒執事』のスピンオフピクチャードラマ。死神グレルがセバスチャンとのキスシーンを妄想したり、妊娠したグレルがウィリアムに抱きつくなど、本編では見られない脱力系ギャグが展開する。田越八十子による原画を使用したchibi(ちびキャラ)スタイルで、グレル・ウィリアム・ラウ・アンダーテイカーら人気キャラクターが大暴れ。本編の緊張感とは一線を画した、ファン向けのコメディ作品。
みどころ・魅力
① 死神グレルの爆走ギャグが全開
セバスチャンへの妄想や妊娠設定など、グレルの暴走キャラをとことん楽しめるのが本作の最大の見どころ。本編では味わえないシュールなコメディとして、グレルファンにはたまらない内容になっている。
② 原作者監修のchibiキャラクターが可愛い
田越八十子による原画を使用したちびキャラスタイルで描かれており、等身を落としたデフォルメ表現がユニーク。アンダーテイカーがハート装飾の鎌を振り回すなど、キャラクターのコミカルな一面が凝縮されている。
③ サブキャラの意外な素顔が楽しめる
ロナルド・ノックスのビジュアルが明示されるなど、本編では掘り下げられないサブキャラクターの個性が垣間見える。ウィリアムとグレルのやりとりなど、死神部隊のコンビネーションもファン必見のポイント。
スタッフ
| 音楽 | 岩崎琢 |
|---|
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
黒執事本編を全部見たあと、「まだ足りない」という感覚が残っていた。グレルという存在があまりにも濃すぎて、本編の尺じゃ消化しきれないのかもしれない、と思いながら探していたら出てきたのがこのピクチャードラマだった。最初は「紙芝居みたいなものか」と思って軽い気持ちで再生した。ところが田越八十子の原画が動かないまま語りかけてくるその形式が、逆に本編では見せなかったキャラクターの内面をじわじわ開示してくる構造になっていて、2周目は「これは補完コンテンツとしてよく設計されている」という目線で見ることになった。本編ファン向けのサービス回、ではあるが、その「サービス」がただのファンサではない。
グレルの「滑稽さ」は、本人が一番わかっている
ピクチャードラマ全体を通して気になるのは、グレルが徹底的に「笑われる側」に置かれていることだ。セバスチャンとのキスシーンは想像の中にしか存在しない。妊娠という設定も現実ではない。ウィリアムに抱きつく行為は払いのけられることが前提として描かれる。ロナルドと並んで死ポーズを取るシーンは、本人たちが「ギャグ要員」であることを自覚した上でやっている。
ここで単純に「グレルがかわいそう」と読むのは違う、と2回目を見たときに思った。グレルは自分の恋愛が成就しないことを、たぶん知っている。セバスチャンが振り向かないことも、ウィリアムが迷惑がっていることも、全部わかった上で「それでも」やっている。その「それでも」の部分がこのピクチャードラマの核心だと思う。
感情に正直であることの滑稽さ、という話は黒執事本編でも通奏低音として流れているが、ピクチャードラマはその部分だけを取り出して、絵が動かない分だけ台詞と声で届ける構造になっている。田越八十子の原画は表情が固定されているからこそ、声優の感情の乗せ方が全部そこに集まる。グレル役の声優が「滑稽な恋心」をどう演じるかというのが、このフォーマットの見どころになっている。
ピクチャードラマという形式は予算の都合で生まれた側面もあるはずだが、黒執事においては「動かないこと」が逆に効いている。止まった絵の中でキャラクターが何かを主張し続けることが、グレルの「成就しない感情を抱え続けること」と構造的に重なる。偶然の一致かもしれないが、2回見るとそう読みたくなる。
特に刺さったシーン
アンダーテイカーがハート装飾の鎌を振り回すシーンは、初見では「コメディパートだな」と流してしまった。ところが2回目に改めて見ると、あの鎌のデザインがアンダーテイカーのキャラクター性とものすごく噛み合っている。本編でのあの飄々とした立ち位置、笑いの中に何かを隠している感じ、それがハートという記号の過剰さと妙に一致していて、笑えるんだけど笑えない後味が残る。
ロナルドとウィリアムが並んで死ポーズを取るくだりも印象に残った。ロナルドのビジュアルがブロンドと緑の瞳で描かれていることで、キャラクターの軽さというか、死神なのに明るい体育会系みたいな空気が絵一枚から出ている。そこにウィリアムの生真面目な顔が並ぶことで、シュールな対比になる。音声がなくても笑えるのに、声が乗ることでさらに「これ現場は楽しかったんだろうな」という感触がある。
読んで見たくなったら——『黒執事 ピクチャードラマ』はNetflixで視聴できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 黒執事本編を最低でも1周した上で、グレル・アンダーテイカー・ウィリアム・ロナルドのキャラクターが好きな人
- 声優の演技を純粋に聴く楽しみを持っている人(絵が止まっているぶん、声に集中できる)
- 短いスピンオフをながら見ではなくちゃんと止まって見られる人
- 公式のギャグ補完で笑いつつキャラへの解像度が上がることに快感を感じる人
合わない人
- 黒執事本編を見ていない人(前提知識なしでは何も面白くない)
- ピクチャードラマというフォーマット自体に抵抗がある人(絵が動かないことにストレスを感じるタイプ)
- ストーリーの進展や新情報を求めて見る人(補完コンテンツ以上のものはない)
次に見るなら
黒執事 Book of Circus——ピクチャードラマで補完したキャラクターたちが本格的に動く作品として、本編の続きはここから入るのが自然。グレルの出番は限られるが、死神組の立ち位置が整理されてくる。
うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEシリーズ——ジャンルは全く違うが「公式がキャラクターのファンサービスを全力でやる」構造として見たときに、同じ楽しみ方ができる。ピクチャードラマ形式の特典映像も多い。
鬼灯の冷徹——死神・地獄・あの世をモチーフにしながらキャラクターのギャグを積み上げる点で、黒執事ピクチャードラマと笑いの構造が近い。乾いたトーンで楽しめるなら入りやすい。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『黒執事 ピクチャードラマ』は、NetflixおよびHulu、Disney+で視聴できます。複数の主要配信サービスで提供されているため、すでに加入中のサービスからすぐに楽しめます。本編ファンはもちろん、ギャグ・コメディ好きにもおすすめの短編作品です。