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らいむいろ流奇譚 X CROSS ~恋
| 放送年 | 2005年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 13話 |
| 原作 | ビジュアルノベル |
| 制作 | A.C.G.T. |
明治38年、日露戦争が激化する中、ライム隊が再編成された。隊員は普通の少女たちで、学校に通い恋愛を夢見ていたが、特殊な力「ライム」を持っていた。新たに隊長として選ばれた若き男性・犬飼京四郎がその指揮を担うことになる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
明治38年、日露戦争が激化する最前線。特殊な霊力「ライム」を宿した少女たちで編成された特務部隊・ライム隊が再編成された。隊員たちは普段は学校に通う普通の少女たちだが、いざとなれば戦場に立つ宿命を背負っている。そんな彼女たちの新たな隊長として任命されたのは、若き男性士官・犬飼京四郎。少女たちとの絆を育みながら、戦火の中で人々を守るため奮闘する姿を描く。
みどころ・魅力
① 明治・日露戦争という異色の歴史舞台
大正ロマンを思わせる明治末期の世界観に、少女たちの霊力「ライム」が融合した独特の設定が魅力。戦時下という緊張感と、学校生活・恋愛模様が交差する独特のコントラストが物語に深みを与えています。
② 少女たちと若き隊長が紡ぐ群像劇
個性豊かなライム隊の少女たちと、年若い隊長・犬飼京四郎との関係性が物語の軸。戦いの中で芽生える絆や淡い恋心が、ラブコメ要素としてテンポよく描かれています。
③ メカ×美少女×歴史ファンタジーの融合
メカ・ドラマ・ラブコメを掛け合わせたジャンルミックスが本作の個性。戦闘シーンのダイナミックさと、日常パートの和やかさが絶妙に共存しており、多彩な見せ場が楽しめます。
キャスト・声優一覧




スタッフ
| 監督 | 冨永恒雄 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | よし天 |
| OP | ライムタイ アーミー「至純花; Purest Flower」 |
| ED | ライムタイ アーミー「黄昏少女; Girl of Dusk」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「らいむいろ、まだ配信してるんだ」というのが正直な第一反応だった。2005年のアニメで、たしか当時から「問題作」という評判だけが独り歩きしていたやつ。日露戦争×少女×ライム(特殊能力)という組み合わせを見て、どんな顔をして見ればいいのか、最初の数分は掴みかねた。
ところが見ていくうちに、奇妙な引力がある。明治38年という重い時代設定と、恋愛を夢見る普通の少女たちのギャップ。戦場に送り込まれる理由が「ライムを持っているから」という一点だけで、彼女たちの日常の残滓——授業、恋文、将来の話——が戦争の重さと並走していく。2回目に見たとき、序盤のなんでもない会話シーンがかなり意図的な構造になっていることに気づいた。最初は「時代物ラブコメ」と思って流していたところに、ちゃんと設計が入っていた。
「普通でいたい」という願望が、最も残酷に扱われる話
この作品が描いているのは、突き詰めると「選ばれた側の不自由」だと思う。ライム隊の少女たちは誰も自分から志願していない。学校に通い、恋をして、普通の人生を歩むはずだったところに「能力があるから」という理由だけで戦場へのレールが引かれる。
明治38年という時代を選んだことが、このテーマをより鋭利にしている。国家に個人を奉仕させることへの疑問を、現代劇では描きにくい。でも日露戦争という史実の重力を借りることで、「国のために戦うのは当然」という空気と、「それでも私たちは普通に生きたかった」という本音の衝突が、セリフよりも状況そのものとして滲み出てくる。
若き隊長・犬飼京四郎との関係性がそのアンビバレンスをさらに複雑にする。慕う相手が「自分たちを戦わせる側」でもある構造は、恋愛を純粋に描けない歪みを最初から内包している。隊員の少女たちが隊長に向ける感情が、信頼なのか依存なのか憧れなのか、本人たちも整理できていない——この「整理できていない」ままで話が進む部分が、単純な恋愛アニメとは少し違う読み心地を生んでいると思う。
「問題作」と言われた理由は、おそらくその素材の扱い方にある。戦争とロマンスの距離感、少女たちの意志と国家の論理の衝突——これを真正面から解決せず、ある意味宙吊りにしたまま走り切っているのが、当時の評価を割った部分だろう。でもその宙吊り感こそが、20年経って見ても変な引力を持ち続けている理由でもある。
特に刺さったシーン
終盤、少女たちが次の任務へ向かう前夜の場面がある。それぞれがそれぞれのやり方で「普通の夜」を過ごそうとする——手紙を書いたり、庭を眺めたり、他愛ない話をしたり。会話の内容は軽いのに、その軽さが逆にずしりと来る。こういう演出の「わかってやっている感」が、この作品の底に確かにある。
吉野裕行の犬飼京四郎は、当時まだキャリアを積み上げている最中だったはずで、今聞くと「あ、ここからだったんだ」という発見がある。隊長としての毅然とした声色と、少女たちへの戸惑いの間の微妙な揺れ方が、キャラクターの若さをうまく表していた。一方、こおろぎさとみの九鬼様は、出演93本のキャリアが証明するあの独特の「含みのある声」で、作品全体に不思議な格を与えている。九鬼様が何かを言うたびに、情報量が台詞の文字数を超えてくる感じ。
読んで見たくなったら——『らいむいろ流奇譚 X CROSS ~恋』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- サクラ大戦など「明治・大正×特殊能力少女×ロマンス」の組み合わせが好きな人
- 2000年代初頭の美少女ゲーム原作アニメを当時リアルタイムで見ていた層
- 「問題作」という評判が逆に気になって掘りに行くタイプ
- 吉野裕行・こおろぎさとみの演技を声優目的で追いかけている人
- 戦争×恋愛という組み合わせの歪みやアンビバレンスを読むのが好きな人
合わない人
- 戦争をバックに恋愛が展開すること自体に違和感を感じる人
- 2005年当時のアニメ特有の作画・演出テンポが苦手な人
- 「問題作」の理由が気になって見始めると、その答えが思ったよりダイレクトで引く可能性がある人
- テーマに対してきちんとした着地を求める人(この作品は宙吊りにしたまま終わる部分がある)
次に見るなら
サクラ大戦 TV(2000年)は、大正時代×特殊能力少女×帝国歌劇団という設定で、「らいむいろ」と最も近い空気を持つ作品。こちらは原作ゲームの人気が先行していた分、アニメ版も世界観の密度が高く、「時代物×少女×ロマンス」をより洗練された形で見たい人向け。
うたわれるもの(2006年)は、戦争と個人の運命、そしてロマンスが絡み合うファンタジー作品。設定は全く異なるが「戦場に引き込まれた人々の日常と感情」を丁寧に描く点で、「らいむいろ」で感じた引力に近いものがある。こちらは話の着地がより明確。
まかでみWAっしょい!(2007年)は、特殊能力×学園×ロマンスコメディという構造が近く、シリアスな重さよりも「ジャンルのごちゃ混ぜ感を楽しむ」方向で作られている。「らいむいろ」の重さが少し消化しきれなかった人は、こちらで口直しするのも悪くない。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『らいむいろ流奇譚 X CROSS ~恋』は、現在**dアニメストア**で視聴できます。明治時代を舞台にした独自のファンタジー世界観とラブコメの融合が楽しめる本作を、ぜひdアニメストアでお楽しみください。