魔法少女なんてもういいですから。

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2016魔法少女なんてもういいですから。

魔法少女なんてもういいですから。

★ 2.9 / 5.0コメディ魔法少女日常系
放送年2016年
フォーマットTVアニメ(短編)
話数12話
原作漫画
制作PINE JAM

友人が少ない少女・花美ゆずかは、ある日ゴミ捨て場を漁る奇妙な生き物ミトンに話しかけられる。ミトンは「君は魔法少女の素質がある」と言い、怪しい雰囲気を漂わせていた。ゆずかが突然魔法少女に変身すると、その姿は水着姿だった。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

友人が少ない中学生・花美ゆずかの前に、ある日ゴミ捨て場を漁る謎の生き物「ミトン」が現れる。「君には魔法少女の素質がある」と言い張るミトンだが、その言動はどこか怪しく、頼りなさ満点。半ば強引に変身させられたゆずかの魔法少女衣装は、なんと水着姿というシュールなもの。期待を裏切る変身に戸惑いながらも、ゆずかとミトンの奇妙な日常が始まる。魔法少女ジャンルの定番をあえて裏切る、脱力系ギャグが満載の短編コメディ作品。

みどころ・魅力

① 魔法少女ジャンルをシュールに裏切る設定

魔法少女といえば華やかな変身シーンとキラキラコスチュームが定番だが、本作の変身後の姿はなんと水着。熱血や感動を一切排除したゆるゆる設定が笑いを呼ぶ。ジャンルの”お約束”を知っている視聴者ほど、そのズレのセンスを存分に楽しめる。

② つかみどころのないマスコット・ミトンの存在感

ゆずかに魔法少女を押しつけるミトンは、頼れるどころか言動が終始怪しく、存在感だけは一人前というギャップが笑いを誘う。セリフや行動のズレたテンポが短編フォーマットとの相性抜群で、気づけばミトン目当てで見てしまうキャラクターに仕上がっている。

③ 1話約13分・隙間時間にさくっと楽しめる短編構成

全13話・1話あたり約13分のショートアニメなので、忙しい日でも気軽に視聴できる。重い展開や複雑な設定を一切排除した軽快なコメディのため、アニメをひさしぶりに観る人や、疲れた日のリフレッシュにもぴったりな作品。

キャスト・声優一覧

ミトン
ミトン
メイン
若井友希
花波ゆずか
花波ゆずか
メイン
藤田茜
ポチ
ポチ
メイン
西明日香
篠木真冬
篠木真冬
メイン
伊藤美来
坂上ちや
坂上ちや
メイン
大森日雅
天風だいや
天風だいや
サブ
田中美海

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スタッフ

監督米田和弘
シリーズ構成筆安一幸
キャラクターデザイン嶋田和晃
音楽中山真斗
音響監督高橋幸雄
OPアース・スター・ドリーム「夢色トリドリパレード♫」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

タイトルを見たとき、なんとなく共感できそうだと思って手を伸ばした。「魔法少女なんてもういいですから」、この潔い拒絶の感じ。めんどうなことを全部断って生きていきたいという、あの感覚に近い何かが漂っている気がして。ところが蓋を開けると、そういうシリアスな「拒絶」の話ではまったくなかった。ミトンという謎の生き物が現れて、変身したら水着、という時点でジャンルが決まった。5分枠のショートアニメなので深読みの余地は少ない。ただ、その軽さが2回目に見たときは逆に清々しく感じた。「共感できそうなタイトルなのに内容はそうじゃない」という落差そのものが、このアニメの正体だと思う。

「選ばれた」理不尽を真顔でギャグにする——使命感ゼロの魔法少女

魔法少女ものが長年積み上げてきた「選ばれた少女の使命感」を、このアニメはほぼ完全に無効化している。ゆずかは魔法少女になりたかったわけではない。ゴミ捨て場でミトンに話しかけられて、気づいたら変身させられて、コスチュームは水着。「なんでやねん」という状況を、このアニメは真顔でやり続ける。

従来の魔法少女アニメが「選ばれた」ことを物語の推進力に使うのとは対照的に、本作は「選ばれた」ことへのツッコミをひたすら笑いの燃料にする。深刻さはゼロ。でも、そのゼロさに一貫した姿勢がある。

タイトルが面白いのは、実はゆずかがそれほど激しく拒否しているわけでもないことだ。嫌そうにはしているけど、どこか流されている。「抵抗してるけど諦めてもいる」感じが、日常系コメディとして着地させる理由で、変に熱血にならないのが功を奏している。魔法少女ものの正典が作り上げた「使命を背負う少女」という型を、ゆずかは一切引き受けない。それでも話は進む。この「引き受けなくても進む」感覚が、本作の核にある。

5分枠という制約も、テーマの軽さと合致している。深く掘り下げないから、かえって「選ばれた理不尽さ」がシンプルな笑いとして成立する。尺が長ければスルーできない矛盾が、5分ならすべてギャグになる。このフォーマットとテーマの一致は、偶然ではないと思っている。

特に刺さったシーン

篠木真冬が絡んでくるシーンが好きだ。伊藤美来が演じているキャラで、出演作72本のキャリアが滲み出るような、「強引だけどどこかズレた愛嬌」の塩梅が絶妙だった。大声で笑わせるのではなく、ちょっと滑稽な間で笑わせる演技。田中美海が天風だいやを演じるシーンでも同じで、このアニメのキャストは「誇張なしのコメディ演技」をちゃんとやっている。

特に、ゆずかが変身してしまう瞬間の引き攣り顔と、水着姿をそのまま受け入れるしかない流れの落差——ここに声優の演技がパンチを効かせていた。何度見ても、あの「……はい」という諦め声に笑ってしまう。嫌そうにしているのに抵抗する気力もない、あの絶妙な脱力感。2回目に見たとき、初見では流していたこのやり取りの間の取り方が、実はかなり丁寧に設計されていることに気づいた。

読んで見たくなったら——『魔法少女なんてもういいですから。』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 5〜10分の短編アニメを隙間時間の娯楽として使いたい人
  • 魔法少女ジャンルの「お約束」をある程度把握した上でパロディを楽しみたい人
  • キャラ同士のぬるいじゃれ合いをぼんやり眺めるのが好きな人
  • 伊藤美来田中美海の声に慣れ親しんでいる人

合わない人

  • ストーリーの起伏や展開を楽しみたい人(ほぼ存在しない)
  • 魔法少女ものに「使命感」や「成長」を求めている人
  • 1話ごとに伏線や深みを期待する人
  • 水着要素をそもそも受け付けない人

次に見るなら

まちカドまぞくが好きなら、同じ「望んでもいないのに変な役割を押しつけられた女の子」コメディとして本作も楽しめる。シャミ子が魔族として覚醒させられ、魔法少女と戦う羽目になるあの構造——使命感ゼロのまま話が転がる感じが本作と近い。

ポプテピピックは短編アニメとして「ジャンルの約束をぜんぶひっくり返す」姿勢が共通している。こちらはより過激なメタギャグだが、「お約束を真顔で壊す」快感は同じ系統だ。

干物妹!うまるちゃんは日常系コメディの「外面と内面の落差」を軸にした話で、本作の「タイトルと内容の落差」を楽しんだ人に向いている。短く見やすいエピソード構成も近い。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『魔法少女なんてもういいですから。』は、dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TVで現在視聴できます。複数のサービスで配信中のため、すでに加入しているプラットフォームからすぐに視聴を始めることができます。全話合わせても約3時間ほどで完走できる手軽な作品ですので、気が向いたときにぜひ試してみてください。

よくある質問

Q. 何話構成で、どれくらいの時間で見終わりますか?
A. 全13話のショートアニメで、1話あたり約13分です。全話通しても約3時間ほどで完走でき、隙間時間に少しずつ見進められる手軽さが魅力です。
Q. 魔法少女ものが苦手でも楽しめますか?
A. 楽しめます。本作はジャンルの定番をギャグ視点で裏切る脱力系コメディです。熱血展開や感動要素はほぼなく、シュールな笑いが中心のため、魔法少女もの未経験の方でも気軽に視聴できます。
Q. どの配信サービスで観られますか?
A. dアニメストア、U-NEXT、Amazonプライムビデオ、DMM TVで配信中です。複数サービスで視聴可能なため、ご利用中のプラットフォームからそのまま楽しめます。
Q. 原作はありますか?
A. 原作は赤衣りえ先生による同名の漫画作品です。「まんがタイムきらら」系の雑誌に掲載されており、アニメはその漫画を原作として制作されています。

まとめ

『魔法少女なんてもういいですから。』は、dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TVで現在視聴できます。複数のサービスで配信中のため、すでに加入しているプラットフォームからすぐに視聴を始めることができます。全話合わせても約3時間ほどで完走できる手軽な作品ですので、気が向いたときにぜひ試してみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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