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魔法少女なんてもういいですから。
| 放送年 | 2016年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ(短編) |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | PINE JAM |
友人が少ない少女・花美ゆずかは、ある日ゴミ捨て場を漁る奇妙な生き物ミトンに話しかけられる。ミトンは「君は魔法少女の素質がある」と言い、怪しい雰囲気を漂わせていた。ゆずかが突然魔法少女に変身すると、その姿は水着姿だった。
作品概要・あらすじ
あらすじ
友人が少ない中学生・花美ゆずかの前に、ある日ゴミ捨て場を漁る謎の生き物「ミトン」が現れる。「君には魔法少女の素質がある」と言い張るミトンだが、その言動はどこか怪しく、頼りなさ満点。半ば強引に変身させられたゆずかの魔法少女衣装は、なんと水着姿というシュールなもの。期待を裏切る変身に戸惑いながらも、ゆずかとミトンの奇妙な日常が始まる。魔法少女ジャンルの定番をあえて裏切る、脱力系ギャグが満載の短編コメディ作品。みどころ・魅力
① 魔法少女ジャンルをシュールに裏切る設定
魔法少女といえば華やかな変身シーンとキラキラコスチュームが定番だが、本作の変身後の姿はなんと水着。熱血や感動を一切排除したゆるゆる設定が笑いを呼ぶ。ジャンルの”お約束”を知っている視聴者ほど、そのズレのセンスを存分に楽しめる。② つかみどころのないマスコット・ミトンの存在感
ゆずかに魔法少女を押しつけるミトンは、頼れるどころか言動が終始怪しく、存在感だけは一人前というギャップが笑いを誘う。セリフや行動のズレたテンポが短編フォーマットとの相性抜群で、気づけばミトン目当てで見てしまうキャラクターに仕上がっている。③ 1話約13分・隙間時間にさくっと楽しめる短編構成
全13話・1話あたり約13分のショートアニメなので、忙しい日でも気軽に視聴できる。重い展開や複雑な設定を一切排除した軽快なコメディのため、アニメをひさしぶりに観る人や、疲れた日のリフレッシュにもぴったりな作品。キャスト・声優一覧












スタッフ
| 監督 | 米田和弘 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 筆安一幸 |
| キャラクターデザイン | 嶋田和晃 |
| 音楽 | 中山真斗 |
| 音響監督 | 高橋幸雄 |
| OP | アース・スター・ドリーム「夢色トリドリパレード♫」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルを見たとき、なんとなく共感できそうだと思って手を伸ばした。「魔法少女なんてもういいですから」、この潔い拒絶の感じ。めんどうなことを全部断って生きていきたいという、あの感覚に近い何かが漂っている気がして。ところが蓋を開けると、そういうシリアスな「拒絶」の話ではまったくなかった。ミトンという謎の生き物が現れて、変身したら水着、という時点でジャンルが決まった。5分枠のショートアニメなので深読みの余地は少ない。ただ、その軽さが2回目に見たときは逆に清々しく感じた。「共感できそうなタイトルなのに内容はそうじゃない」という落差そのものが、このアニメの正体だと思う。
「選ばれた」理不尽を真顔でギャグにする——使命感ゼロの魔法少女
魔法少女ものが長年積み上げてきた「選ばれた少女の使命感」を、このアニメはほぼ完全に無効化している。ゆずかは魔法少女になりたかったわけではない。ゴミ捨て場でミトンに話しかけられて、気づいたら変身させられて、コスチュームは水着。「なんでやねん」という状況を、このアニメは真顔でやり続ける。
従来の魔法少女アニメが「選ばれた」ことを物語の推進力に使うのとは対照的に、本作は「選ばれた」ことへのツッコミをひたすら笑いの燃料にする。深刻さはゼロ。でも、そのゼロさに一貫した姿勢がある。
タイトルが面白いのは、実はゆずかがそれほど激しく拒否しているわけでもないことだ。嫌そうにはしているけど、どこか流されている。「抵抗してるけど諦めてもいる」感じが、日常系コメディとして着地させる理由で、変に熱血にならないのが功を奏している。魔法少女ものの正典が作り上げた「使命を背負う少女」という型を、ゆずかは一切引き受けない。それでも話は進む。この「引き受けなくても進む」感覚が、本作の核にある。
5分枠という制約も、テーマの軽さと合致している。深く掘り下げないから、かえって「選ばれた理不尽さ」がシンプルな笑いとして成立する。尺が長ければスルーできない矛盾が、5分ならすべてギャグになる。このフォーマットとテーマの一致は、偶然ではないと思っている。
特に刺さったシーン
篠木真冬が絡んでくるシーンが好きだ。伊藤美来が演じているキャラで、出演作72本のキャリアが滲み出るような、「強引だけどどこかズレた愛嬌」の塩梅が絶妙だった。大声で笑わせるのではなく、ちょっと滑稽な間で笑わせる演技。田中美海が天風だいやを演じるシーンでも同じで、このアニメのキャストは「誇張なしのコメディ演技」をちゃんとやっている。
特に、ゆずかが変身してしまう瞬間の引き攣り顔と、水着姿をそのまま受け入れるしかない流れの落差——ここに声優の演技がパンチを効かせていた。何度見ても、あの「……はい」という諦め声に笑ってしまう。嫌そうにしているのに抵抗する気力もない、あの絶妙な脱力感。2回目に見たとき、初見では流していたこのやり取りの間の取り方が、実はかなり丁寧に設計されていることに気づいた。
読んで見たくなったら——『魔法少女なんてもういいですから。』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 5〜10分の短編アニメを隙間時間の娯楽として使いたい人
- 魔法少女ジャンルの「お約束」をある程度把握した上でパロディを楽しみたい人
- キャラ同士のぬるいじゃれ合いをぼんやり眺めるのが好きな人
- 伊藤美来・田中美海の声に慣れ親しんでいる人
合わない人
- ストーリーの起伏や展開を楽しみたい人(ほぼ存在しない)
- 魔法少女ものに「使命感」や「成長」を求めている人
- 1話ごとに伏線や深みを期待する人
- 水着要素をそもそも受け付けない人
次に見るなら
まちカドまぞくが好きなら、同じ「望んでもいないのに変な役割を押しつけられた女の子」コメディとして本作も楽しめる。シャミ子が魔族として覚醒させられ、魔法少女と戦う羽目になるあの構造——使命感ゼロのまま話が転がる感じが本作と近い。
ポプテピピックは短編アニメとして「ジャンルの約束をぜんぶひっくり返す」姿勢が共通している。こちらはより過激なメタギャグだが、「お約束を真顔で壊す」快感は同じ系統だ。
干物妹!うまるちゃんは日常系コメディの「外面と内面の落差」を軸にした話で、本作の「タイトルと内容の落差」を楽しんだ人に向いている。短く見やすいエピソード構成も近い。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『魔法少女なんてもういいですから。』は、dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TVで現在視聴できます。複数のサービスで配信中のため、すでに加入しているプラットフォームからすぐに視聴を始めることができます。全話合わせても約3時間ほどで完走できる手軽な作品ですので、気が向いたときにぜひ試してみてください。