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劇場版 マジンガーZ / INFINITY
| 放送年 | 2018年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Toei Animation |
マジンガーZの45周年を記念した作品。10年が経過した。人類は新たな運命を待っている。かつて人類は悪の科学者ドクターヘルと地下帝国の手によって滅亡の危機に瀕していた。兜甲児とそのスーパーロボット・マジンガーZおよび光子力研究所の仲間たちがドクターヘルの野望を終わらせ、平和を取り戻した。
作品概要・あらすじ
あらすじ
マジンガーZがドクターヘルの野望を打ち砕いてから10年。平和を取り戻した世界で、かつての戦士・兜甲児は科学者の道を歩んでいた。しかし地底から謎の巨大物体「INFINITY」が出現し、再び人類存亡の危機が訪れる。甲児はふたたびマジンガーZに搭乗し、仲間たちと共に未知の脅威に立ち向かう。マジンガーZ45周年を記念した劇場版。みどころ・魅力
① 10年後の兜甲児とマジンガーZの再起動
平和な日常を送っていた甲児が、危機を前に再びコックピットに乗り込む瞬間は本作最大の見せ場。往年のファンにとって感慨深く、初見でも「主人公の覚悟」として伝わる演出が丁寧に描かれている。② 最新CGと原作テイストを融合した迫力のロボット作画
懐かしいデザインを尊重しつつ、現代の映像技術で描かれたマジンガーZのアクションは圧巻。スクリーンで映えることを意識したスケール感ある戦闘シーンが連続し、視覚的な満足度は非常に高い。③ 旧作キャラクターの総集結と人間ドラマ
さやかや弓教授など懐かしいキャラクターが10年の時を経て再登場。戦闘だけでなく、平和の中で変化した人間関係や葛藤も丁寧に描かれており、アクション映画としてだけでなくドラマとしても楽しめる。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 志水淳児 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 飯島弘也 |
| 音楽 | 渡辺俊幸 |
| 美術監督 | 氏家誠 |
| OP | 水木一郎「マジンガーZ」 |
| ED | 吉川晃司「The Last Letter」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
マジンガーZはさすがにリアルタイムじゃない。1972年の作品で、見たことない世代というのは正直に認めるしかない。スーパーロボット系の話が出るたびに「マジンガーは?」と言われて、押さえておくべきかなという、あのぼんやりした焦りだけがずっとあった。この劇場版を見たのは、そういう義務感に背中を押された形だ。
ところが開幕5分で「あ、これは普通に映画として面白いやつだ」と気づいた。原作への知識がなくても問題ないというより、むしろ「知らない人間が見てどう感じるか」が試されているような構造になっている。10年後の世界から始まり、英雄たちが日常を取り戻した場所から物語が動く。余白が多い。2回目に見たとき、そのナレーションの省き方の意図がよく見えて、かなり計算された導入だとわかった。
英雄は「戦いが終わった後」を、どう生きるのか
この映画が面白いのは、マジンガーZが勝利した「後」の話だからだ。ドクターヘルを倒し、世界は平和になった。兜甲児は科学者として淡々と働いている。スーパーロボットはもう必要ない時代になっている。そこに新たな脅威が現れる——というのが骨格なのだが、本当のテーマはそこじゃない。
この映画が問いかけているのは「英雄は戦いが終わった後に何者になるのか」という、わりと残酷な問いだ。甲児は「元英雄」として日常を生きている。マジンガーZは博物館に展示されるような存在になりかけている。その停滞感、平和の中の焦燥感みたいなものが、前半にじんわり漂っている。
さらに厄介なのが「INFINITY」の概念だ。すべての可能性の世界を接続するその装置は、ある種の「やり直し」を可能にする。勝利した世界と、そうでない世界が重なりあう。これは単なる敵の陰謀じゃなく、「あの選択は本当に正しかったのか」という問いを物語に持ち込む装置として機能している。原作を知っていれば深読みできるし、知らなくても「英雄の選択のコスト」として読める。二重の構造がちゃんと機能している。
そして、この映画がやっていることと、映画館の観客がやっていることが実は同じだ、と気づいたとき少しぞっとした。昔のヒーローを「もう一度呼び戻す」行為——それはノスタルジーの話であり、「あの頃に戻りたい」という感情の話でもある。2018年に作られたこの映画は、マジンガーZへのラブレターであると同時に、ノスタルジーそのものを主題にした映画だったんだと思う。原作未見のままこれを見て、なぜか胸に来る感覚があったのは、たぶんそういうことだ。
特に刺さったシーン
マジンガーZが再起動する場面は、原作を知らなくても「あ、これが来たんだ」とわかる演出をしている。長い助走があって、やっと動く。あのテンポの引き延ばし方は、意図的に「待たせる」ことで観客の感情を整理させているんだと思う。劇場の音響で見ると、あの場面のSEと低音が体に直接来る感じがあって、スピーカーの使い方がかなり計算されていた。家で見ると半分になる。
花江夏樹さんの兜シロー役が、思ったより物語の重要な位置にいる。「声優と夜あそび」でのトーク仕事とは全然違う、芯のある子供の声で、ああこういう引き出しもあるのかと思った。主役の甲児に対してシローがどう絡むかという関係性が、映画の感情的な軸になっていて、その場面を花江さんの演技がかなり引っ張っている。
茅野愛衣さんの弓さやかは、ヒロインとして非常にちゃんとしている。感情のコントロールがきいていて、過剰にならないところが好きだった。藤原啓治さん・山口勝平さんが揃っていることの安心感もある。このキャスト密度は、劇場版ならではの贅沢だと思う。
読んで見たくなったら——『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- スーパーロボット系に親しみがある(グレンラガン、ゲッターロボ等)
- 原作未見でもいいが「古典に一度触れておきたい」という意識がある人
- 「戦いが終わった後の英雄」という設定にピンとくる人
- 劇場音響でロボットアクションを体感したい人
- ベテラン声優陣の演技を純粋に楽しめる人
合わない人
- キャラクターの心理描写を重視する人(尺的に掘り下げが薄い)
- 原作シリーズへの前提知識ゼロで感情移入したい人
- テンポの速い現代的なアニメ映画を求めている人
- 「なぜ今マジンガーZなのか」という問いに無関心な人
次に見るなら
天元突破グレンラガンは、同じく「英雄の宿命とその後」を描くスーパーロボットもの。オリジナルアニメだが、マジンガーZをはじめとする70年代ロボットアニメへのリスペクトが随所に見える。熱量とスケール感はINFINITYの上位互換に近く、どちらかを見た後にもう一方を見ると継承関係がわかりやすい。
シン・エヴァンゲリオン劇場版:||は、「戦いの後に日常を取り戻そうとする元英雄たち」という意味でINFINITYと構造が近い。規模はまったく違うが、「戦いが終わった先に何があるのか」という問いを共有している。どちらかを見た後にもう一方を見ると比較として面白く、どちらも「答え」を出すやり方が対照的だ。
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイも、かつての戦争の後に生きる人間の話だ。スーパーロボットではなくリアルロボット系だが、「英雄的な戦いのコスト」を問い続ける作品として並べると意味が出てくる。劇場三部作のため続きが気になるタイプの作品でもある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『劇場版 マジンガーZ/INFINITY』はdアニメストアおよびU-NEXTで配信中です。サブスクリプションに加入していれば追加料金なしで視聴できますので、手軽にお楽しみいただけます。往年のスーパーロボットアニメファンはもちろん、迫力あるロボットアクションを求める方にもおすすめの作品です。
