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ニニンがシノブ伝
| 放送年 | 2004年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | ufotable |
楓は試験勉強をしていた普通の女子高生。修行中の忍者・忍によって突然邪魔される。忍の試験合格には、楓のパンティーを盗む必要があった。楓が盗難を阻止しようとする中で、二人の間に思わぬ友情が芽生える。
作品概要・あらすじ
あらすじ
平凡な女子高生・楓のもとに、ある日突然修行中の忍者・忍が現れる。忍の修行課題は「楓のパンティーを奪うこと」という衝撃の内容。楓は全力で阻止しようとするが、天然無邪気な忍との攻防を繰り返すうちに、いつしか二人の間に奇妙な友情が芽生えていく。忍者見習いの式神・カエル軍団も加わり、にぎやかでドタバタなコメディが展開される。みどころ・魅力
① 天然無邪気な忍のキャラクターが生み出す笑い
主人公の忍は悪意ゼロの純粋な忍者見習い。修行という大義名分のもと突拍子もない行動を繰り返すそのキャラクターは、コメディの核として全編を通じて笑いを生み続ける。ツッコミ役の楓との掛け合いが絶妙なテンポで展開される。② 忍者設定を活かしたナンセンスギャグの連発
忍術・式神・修行といった忍者要素を独自解釈でデフォルメし、シュールなギャグに昇華。「パンティーを盗む」という荒唐無稽な修行課題をはじめ、常識を外れたシチュエーションが次々と登場し、飽きさせないテンポの速さが魅力。③ 短い話数でサクッと楽しめるテンポのよさ
全12話構成で1話完結型のエピソードが多く、気軽に視聴できる。深夜アニメらしいゆるい空気感と、2004年当時の萌えコメディの雰囲気を色濃く残しており、当時を知る視聴者にはノスタルジーとともに楽しめる作品でもある。キャスト・声優一覧




















スタッフ
| 監督 | まついひとゆき |
|---|---|
| シリーズ構成 | 金月龍之介 |
| キャラクターデザイン | 柴田淳 |
| 音楽 | 山本はるきち |
| 美術監督 | 大野広司 |
| 音響監督 | 明田川仁 |
| OP | 熊野清美「Shinobu Sanjou!」 |
| ED | かおる「Kuru Kururin」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルの読み方、正直いまだに自信がない。ニニンがシノブ伝。「ニニン」なのか「ニンニン」なのか。調べればすぐわかるのに、なんとなく放置している。2004年の深夜枠、チャンネルを流していたら忍者の女の子が女子高生の部屋に乗り込んでパンツを盗もうとしていた。試験に受かるために。という設定を、作品がまったく恥じていないのが面白かった。「これで通るのか」という感覚があって、そのまま最終話まで見てしまった。水樹奈々がシノブを演じていると後から気づいて見返すと、この頃の声はまだ今より少し細くて、初期の輪郭がある。そういう聞き方でも楽しめる作品。
友情の入口は、理不尽なくらいがちょうどいいという話
表向きのエンジンは「パンツを盗む vs 阻止する」というギャグのループで、それだけ聞くと単純な下品コメディに見える。でも何話か見続けていると、それがこの作品の本題じゃないことがわかってくる。
楓とシノブの関係は、最初から「友達になろう」という意志で始まっていない。完全に敵対した入口から始まって、でも気づいたら一緒にいる。これは「友情ってそういうものじゃないか」という話だと思っている。誰かと仲良くなるのに、最初から「この人と仲よくなりたい」と思って近づくことばかりじゃない。なんとなく同じ空間にいて、なんとなく繰り返し顔を合わせていたら、いつの間にかそういう関係になっていた——というのが、現実のほとんどの友情の形だったりする。
「ニニンがシノブ伝」はその「なんとなく」を、パンツ泥棒という極端に理不尽な状況に置き換えて見せる。馬鹿馬鹿しいほど非現実的な前提を使っているのに、関係の温度感は妙にリアルだ。楓が最初にシノブを完全に拒絶しているのに、気づいたら同居していて、なんとなく一緒に行動しているのは、「こういう関係ってあるよな」という感覚がちゃんとある。川澄綾子が演じる楓の「あきらめ混じりの受け入れ」みたいな声のトーンが、この温度感を自然に作っている。怒ってはいるけど本気で追い払う気もない、あの感じ。
釘宮理恵の雅は別のレイヤーで面白くて、彼女のキャラは2004年時点での釘宮の音域と声の使い方を確認するのに良い資料になっている。後の「ツンデレクイーン」としての爆発前夜という感じで、ここではまだ比較的素直なツッコミ担当として機能している。この頃と後の釘宮を比べると、演技の幅がどう広がったかが見えてくる。2024年から見ると、あの時期に声優たちがどんな仕事をしていたかの記録として、この作品は結構な価値を持っている。
特に刺さったシーン
シノブが「試験があるから」という理由でまた侵入してきて、楓が「もういいかな」という顔で対応する場面が何回かある。最初のうちは全力で阻止しようとしていた楓が、話が進むにつれて「またか」という反応になっていく変化が、コメディの文法でありながらキャラクターの関係の変化をちゃんと見せていてうまかった。繰り返しギャグが関係性の経過時間として機能している構造で、2回目に見るとその変化が序盤からずっとあったことに気づく。
声の話をすると、関智一が演じるサスケがちょいちょい出てきて場面を引っかき回す部分があって、関智一の「どこかズレた真剣さ」みたいな声質がこのキャラにすごく合っていた。大げさでもなく棒でもなく、でも微妙におかしい。斎藤千和の緑も、セリフ量はそこまで多くないけど、出てくるたびに画面の空気が変わる感じがあった。この頃の斎藤千和の声はまだ今より少し高くて、それも記録として聞ける。
読んで見たくなったら——『ニニンがシノブ伝』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 2000年代初頭の深夜アニメのギャグ文法が体に染みている人
- 釘宮理恵・水樹奈々・川澄綾子の初期の仕事をまとめて聞きたい人
- 前提がおかしいコメディを「それはそれとして」受け入れられる人
- 全12話、短くさっぱり見られる作品を探している人
合わない人
- パンツ泥棒という設定の時点で無理な人(そこは最後まで変わらない)
- ストーリーの起伏や感情の山場を求めている人
- 2000年代の絵柄やテンポが古く感じてしまう人
次に見るなら
同じ2004年前後の「非常識な状況から始まる日常コメディ」として瀬戸の花嫁が近い。人魚の家に転がり込んだ普通の男の子という設定で、こちらも前提の馬鹿馬鹿しさを一切恥じないまま走り切る作風。ギャグの密度が高くて疲れる人には向かないが、ニニンがシノブ伝が合った人には高確率でハマる。
釘宮理恵の声が目当てならゼロの使い魔も。2006年作品で釘宮がほぼ同じような立ち位置でツッコミ担当をやっており、この時期の釘宮の仕事をまとめて追いたいときに並べて見ると面白い対比になる。
もう少しストーリーに軸足があるものならハヤテのごとく!。ギャグとラブコメの比率が少し変わるが、登場人物が増えるにつれて関係が複雑になっていく構造は似ていて、深夜コメディとして同じ時間帯に見ていた記憶のある人も多いはず。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ニニンがシノブ伝』は現在、dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TVで配信中です。いずれも月額サービスで視聴できますので、すでに加入中のサービスからすぐに楽しめます。懐かしの2004年コメディを手軽に見返したい方にもおすすめです。
