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2012

ぬらりひょんの孫
★ 3.6 / 5.0アクション超自然
| 放送年 | 2012年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 2話 |
| 原作 | 漫画 |
山吹乙女の失踪から約100年後が舞台。奴良リハンは立ち直り、奴良組の頭領として人間と妖怪が調和する世界を築くために尽力していた。せつらが落ち込んでいるのを見たリハンは、彼女を励ますため一族を連れて温泉を楽しみに出かけることにした。
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
山吹乙女の失踪から約100年後を舞台にした、シリーズ外伝的なOVA作品。奴良組の頭領として人間と妖怪の共存を目指すリハンは、沈んだ様子のせつらを元気づけようと、一族を引き連れて温泉旅行へと繰り出すことを決める。壮絶なバトルが続く本編とは打って変わり、妖怪たちの賑やかで温かな日常の一コマが丁寧に描かれる。シリーズの世界観をほっこりとした視点から楽しめる、ファン必見の一作です。みどころ・魅力
① 頭領・リハンの人情味あふれるリーダーシップ
100年という歳月を経て成長したリハンが、落ち込む一族の仲間を気遣い温泉旅行を企てる姿が印象的。普段は凛々しい頭領が見せる優しさと包容力は、本編での壮絶な戦いとのギャップが大きく、キャラクターの奥行きを改めて感じさせてくれます。② バトルなしで味わえる妖怪一家の日常
アクション・超常バトルが中心の本編に対し、このOVAは温泉を舞台にした日常ほのぼの路線。妖怪たちが人間さながらにくつろいだり、賑やかに騒いだりする姿は新鮮で、シリアス展開に疲れたファンにとっての”癒し回”として機能しています。③ 「人間と妖怪の共存」というテーマの日常的体現
奴良組が追い求める共存の理想が、壮大な戦いではなく温泉旅という日常の場面に落とし込まれている点が本作の特徴。キャラクターたちの何気ないやり取りの中にシリーズのテーマが息づいており、世界観への理解をより深めることができます。キャスト・声優一覧

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スタッフ
| ED | エルエムシー「DOUBLE DRAGON」 |
|---|
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
配信がどこにもないとわかったとき、「ああそういう作品か」と思った。存在自体は前から知っていた。ぬらりひょんの孫のOVAがあることはファンには常識で、ただ「どこで見るんだ」問題がずっとあって棚上げにしていた。結局TSUTAYA DISCASで借りることになった。宅配レンタルを令和に使うとは思わなかったが、そういう作品がある。 見る前から「ファンサービス枠」というのはわかっていた。TVシリーズのリクオではなく、その父・奴良リハンの時代を描いたOVA。全部見た上で臨む作品で、予備知識ゼロで見ても半分くらいは何の話かわからないはず。 実際に見て最初に感じたのは、「TVシリーズとこんなに空気が違うのか」ということだった。少年漫画的なテンポではなく、もう少し落ち着いてゆるんでいる。2回目に見ると、そのゆるさが意図的に作られていることに気づく。リハンが示した「畏」の別の顔——強さではなく、気づかいで束ねる頭領の話
TVシリーズでの奴良リハンは、常に「伝説」として語られる存在だった。最強で、カリスマがあって、すでに失われた人。視聴者としては、彼のことをどこかロマンチックに補完していた部分がある。 このOVAが面白いのは、そのリハンを「落ち込んでいるせつらを温泉に連れて行くために奔走する男」として描いている点だ。戦略でも政治でも決戦でもなく、気づかい。 妖怪の頭領の定義は「畏(おそれ)を抱かせること」だ。それはTVシリーズで何度も繰り返されたテーマだった。ただ、リハンがここでやっていることは少し違う。気落ちした部下の変化を察知して、一族を引き連れて温泉旅に出る。それ自体が頭領の仕事だと言わんばかりに、自然体でやっている。 これは単なる番外編ではなく、「リクオが受け継いだものの原型」を映しているシーンだと思っている。 リクオが人間と妖怪の共存を目指す姿勢は、生来の優しさだと解釈されやすい。でも実際には、父親がすでにそういう頭領像を体現していた。温泉に行く、笑わせる、落ち込んだ仲間の顔を上げさせる。「強さではなく人柄で引っ張るリーダー」のモデルが、リハンにはあった。 山吹乙女の失踪という悲劇から立ち直った後のリハンが、また楽しそうにしている。その「また前を向いている」感じが、OVA全体に漂っている。 ファンサービスと言えばそれまでだが、「失われた時代の豊かさを一瞬だけ覗かせる」OVAには独特の価値がある。2回見ると、リハンの余裕の背後にある「それでも笑っている理由」が違って見えてくる。特に刺さったシーン
堀江由衣が及川氷麗と雪麗(せつら)のダブルキャストを担当しているのが、このOVAの音響的な面白さだ。TVシリーズから変わらない配役で、それでいて二役だから声の使い分けがある。ファンとしてはそこだけでも耳が楽しい。 田村ゆかりの濡鴉は出番自体は多くないにしても、存在感がある。田村ゆかりのあの声が妖艶なキャラクターに乗ると、空気がさっと変わる。こういう「声が一人いるだけで画面の密度が上がる」現象を体験すると、キャスティングというのは本当に大事だと毎回思う。 個人的に刺さったのは、温泉というゆるんだ場の中でも妖怪たちの関係性がきちんと出ているシーンだ。普段は緊張感のある絡みが、ロケーションが変わることで少しほどける。中盤、せつらが表情を変える瞬間がある。あそこは「リハンが何のために動いたのか」がちゃんと形になった場面で、2回目に見ると特に効いてくる。最初は背景として流してしまっていた各キャラクターの細かい反応も、2周目では全然違う密度で見える。読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。TSUTAYA DISCASの30日間無料トライアルでレンタル代ゼロで見れる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ぬらりひょんの孫のTVシリーズを全話見ている人(前提知識なしでは正直つらい)
- TVシリーズで「伝説」として語られていた奴良リハンをもっと見たかった人
- 福山潤・堀江由衣・田村ゆかりの演技を聞くために見るタイプのファン
- バトルより「あの世界の日常」「妖怪たちのゆるい時間」が好きな人
- 宅配レンタルやDVD購入という手間を惜しまないコアファン
合わない人
- TVシリーズ未視聴でこのOVAから入ろうとしている人(完全に迷子になる)
- アクション・バトルを期待して見る人(このOVAはほぼそこではない)
- 配信で手軽に見たい層(TSUTAYA DISCASかAmazon DVDしか選択肢がないので、その手間が合わない人にはきつい)
- 本編の伏線回収や補完情報を求めている人(番外的なサイドストーリーなので、その種の満足感はほぼない)
次に見るなら
このOVAが刺さったなら、当然ぬらりひょんの孫(TVシリーズ)がまだの人はそちらを先に見てほしい。OVAはTVシリーズの知識前提で成立していて、順番が逆だと半分の情報量で見ることになる。本編を全部見てから戻ると、リハン時代の重みが全然変わる。 妖怪と人間の関係を日常の温度で描いた作品が好きなら夏目友人帳は外せない。バトル要素はほぼなく、妖怪との静かな関係性を積み重ねていく作品。ぬらりひょんの孫とは空気感が異なるが、「妖怪が怖いだけの存在ではない」という視点は近く、こちらのOVAが好きな人には特に響く。 人情と妖怪の絡みで引くなら鬼灯の冷徹もおすすめ。こちらは地獄が舞台のコメディだが、妖怪・神・人間の混在する世界を乾いたユーモアで描いており、ぬらりひょんの孫のゆるめのOVAと感触が近い。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
現時点では、ぬらりひょんの孫 OVA(2012年)の動画配信サービスでの配信は確認されていません。視聴にはDVD・Blu-rayなどのパッケージメディアをご利用ください。本編ファンはもちろん、妖怪たちの日常をほのぼのと楽しみたい方にもおすすめの作品です。