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ピカチュウとポケモンおんがくたい
| 放送年 | 2015年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | ゲーム |
| 制作 | OLM |
ポケモンの鳴き声で創られた世界初のパフォーマンス。ポケモンたちが美しいハーモニーを奏でる。ピカチュウたちはこのパフォーマンスを成功させることができるのか?
作品概要・あらすじ
あらすじ
ポケモンたちの鳴き声だけで構成された、世界初のパフォーマンスに挑む特別作品。ピカチュウをはじめとする個性豊かなポケモンたちが集まり、美しいハーモニーを奏でる音楽ショーを作り上げようとする。果たしてポケモンたちは息を合わせ、感動のステージを完成させることができるのか。笑いあり、ドラマありの短編エンターテインメント。
みどころ・魅力
① ポケモンの鳴き声だけで紡ぐ前代未聞の音楽体験
「ピカチュウ!」「プリン〜♪」など、おなじみの鳴き声が楽器代わりに重なり合い、本格的なハーモニーを生み出す。セリフなしでも伝わる豊かな表現力に、思わず聴き入ってしまう唯一無二のミュージカル体験が楽しめる。
② 個性あふれるポケモンたちのコミカルなやりとり
音楽を奏でようとするポケモンたちがそれぞれの個性を発揮しながらドタバタを繰り広げる。言葉を超えたキャラクター同士の掛け合いは子どもから大人まで楽しめるコメディ要素が満載で、短編ながら笑いどころが豊富。
③ ファミリーで気軽に楽しめるお手軽スペシャル
短編スペシャルながらも映像・音楽ともに丁寧に作り込まれており、ポケモン初心者でも入りやすい内容。子どもと一緒に観るのはもちろん、ポケモン世代の大人が懐かしさとともに楽しめる作品としても重宝する。
スタッフ
| 原案キャラデザ | 杉森建 |
|---|---|
| ED | リトル・グリー・モンスター「Gao Gao All Stars」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「ポケモンが音楽やる」という情報だけで見始めた。正直それ以上でも以下でもなかった。タイトルを見た瞬間に「あ、軽いやつだ」とわかる。15分、ピカチュウがかわいい、それだけ。そのつもりで再生したら、最初の数分で完全に正しい判断だったと確信した。軽い。かわいい。それだけ。
ただ2回目に見たとき、あることに気づいた。このSP、音のバランスがかなり丁寧に作られている。ポケモンたちが鳴き声を重ねてハーモニーを作っていくシーン、初見では「へえかわいいね」で流してしまったのに、2回目はちゃんと「あ、これ和声として成立してる」と感じた。制作側が音楽として本気で設計している。短い尺の中で、その本気が静かに滲んでいる。
ポケモンたちは「言葉」ではなく「音」で全部を伝える——それだけで十分だという話
このSPのコアは、鳴き声しか持たない存在が「パフォーマンスを成立させる」という構造にある。ピカチュウは「ピカ」しか言えない。ほかのポケモンも同様だ。言語としての機能はほぼゼロ。なのに、音楽としての文脈に置かれた瞬間、その声は「表現」に変わる。
これは実は、ポケモンというコンテンツが最初期から持ち続けているテーマの核心に近い。ピカチュウは「ピカチュウ」としか言わないのに、なぜか感情が伝わる。悲しいのか、嬉しいのか、なんとなくわかってしまう。それがなぜかを説明しようとすると難しいのだが、このSPはその「なぜか」を音楽という形で可視化(可聴化)しようとしている。
「ポケモンの鳴き声で世界初のパフォーマンス」というあらすじは、一見するとただのコンセプト企画に見える。でも実際に映像として見ると、ポケモンたちが一生懸命にハーモニーを合わせようとする過程に、ちゃんとドラマがある。リズムがずれる、タイミングを外す、それでも諦めない。この流れが、15分の短尺でありながら「練習→失敗→本番」という物語の基本構造をきちんと踏んでいる。
単なるファンサービス映像ではない。ポケモンたちが「言葉を持たない存在として何かを伝えようとする話」として読むと、このSPはずっと深くなる。言語を持たない存在の表現欲求、それを受け取る側の感受性——ポケモンとトレーナーの関係性の根っこにあるものを、音楽という普遍的な形式を借りて見せている。その発想は、正直なかなか考えられている。
特に刺さったシーン
序盤から中盤にかけての、ポケモンたちが音を合わせようとしてうまくいかないくだり。ここが地味に好きだ。ピカチュウが必死に取り仕切ろうとするのに、みんな好き勝手なタイミングで鳴いてしまう。カオスなのだが、そのカオスがリアルで笑えない。部活の最初の合奏みたいな雰囲気がある。あの「まだ音楽になっていない音の集まり」の時間。
そこから終盤のパフォーマンス本番へ向かう流れで、声の重なり方が変わっていく。演じている声優陣——というよりはほぼ大谷育江さんのピカチュウが中心になるわけだが——同じ「ピカ」「ピカチュウ」という音を使いながら、感情の温度が微妙に違って聞こえる場面がある。そこで一瞬、「あ、うまい」と思った。短いSPだからこそ、細部の演技の差異が目立つ。
本番で全員のタイミングが合う瞬間は、狙ってそうなっているはずなのに「来た」と感じてしまった。15分でここまで持っていくのはわりとちゃんとした技術だと思う。
読んで見たくなったら——『ピカチュウとポケモンおんがくたい』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ピカチュウの表情だけで感情が読めるくらいポケモンを長く見てきた人
- BGMや効果音の使い方に自然と耳がいくタイプの視聴者
- 15分でいいから何も考えずかわいいものを見たい日がある人
- 大谷育江さんのピカチュウボイスに条件反射で反応できる世代
合わない人
- ストーリーに起伏と複雑さを求めている人(ほぼ一本道)
- ピカチュウに特に思い入れがなく、ポケモンを最近始めた人
- 「SPだから深い何かがあるはず」と身構えて見ると肩透かしになる
次に見るなら
音楽×ポケモンの組み合わせが気に入ったなら、ポケットモンスター(無印〜XY時代の劇場版)を改めて見返してほしい。劇中でポケモンが音や感情で意思疎通をする場面の密度が高く、このSPで感じた「言葉を持たない存在の表現」というテーマがより大きなスケールで展開される。
キャラクターたちが音楽で協力するSP形式という点では、ミニオンズシリーズも意外と近い。言語を持たない(あるいは持っていても通じない)存在が声とリズムで何かを成立させようとする構造は、このSPと同じ笑いと感動の作り方をしている。アニメではないが、見た後の感触は似ている。
また、ポケモン関連でもう少し作画と音楽にこだわった短編を見たいなら、ピカチュウのなつやすみシリーズ(劇場版の同時上映短編)を合わせて探してほしい。このおんがくたいと同じく、セリフに頼らないポケモンたちの表現に徹したシリーズで、短尺でも満足度が高い。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ピカチュウとポケモンおんがくたい』は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで視聴できます。いずれも月額サービスへの加入が必要ですが、無料トライアル期間中に視聴することも可能です。お気に入りのサービスからぜひチェックしてみてください。
