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ポプテピピックTVスペシャル
| 放送年 | 2019年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 2話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Kamikaze Douga |
作品概要・あらすじ
あらすじ
『ポプテピピック』は、大川ぶくぶによる4コマ漫画を原作とした異色のギャグアニメ。2019年放送のTVスペシャルでは、毒舌でカリスマ的なポプ子と天然かつ破壊力抜群のピピ実のコンビが、あらゆる常識とアニメの文法を破壊しながら笑いを届ける。本作はTV版に続き、ナンセンスなコント・パロディ・メタギャグを極限まで詰め込んだ狂乱の30分となっている。
みどころ・魅力
① 二度見必至の「同じ話を2回放送」構成
本作最大の仕掛けが、前半と後半でまったく同じ内容をキャストだけ変えて放送する構成。男性声優版・女性声優版の演技の違いが生む笑いは唯一無二で、「もう一回見る」ことがコンテンツとして成立している斬新な試みです。
② 業界内ネタ・メタギャグの密度
アニメ・マンガ・ゲーム・実写を横断する怒涛のパロディと、制作現場や放送そのものをネタにするメタな構造が共存。知識があるほど笑いが増える仕様で、アニメファンほど深く刺さる仕掛けが随所に散りばめられています。
③ 豪華声優陣によるカオスな演技
ゲスト声優が毎話異なるため、毎回別の作品を観ているような新鮮さがあります。著名な声優・俳優・芸人が次々に登場し、各人の個性が爆発する演技バトルは見応え十分。誰が担当するかを確認するだけでも楽しめます。
キャスト・声優一覧






スタッフ
| 監督 | 青木純、梅木葵 |
|---|---|
| OP | 上坂すみれ「last sparkle」 |
| ED | Aya Uchida & Yuka Ozaki「Fuusen Hikou」 |
| ED | Kento Itou & Ryuichi Kijima「Fuusen Hikou」 |
| ED | 蒼井翔太「Fuusen Hikou」 |
| ED | 蒼井翔太「AOI Traveler」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「まだやるのか」と思って、見た。それだけだ。2018年のTVシリーズが終わったとき、正直「これ以上やることあるの?」と思っていた。ポプテピピックはあの構造自体がギャグなわけで、続編を作ること自体がネタになり得るし、逆に言えば続編を出さないこともネタになり得る。どっちに転んでも成立する呪いみたいな作品だ。
で、スペシャルを見た。開始3分で「あ、まだ元気だな」と思った。元気というか、悪意が衰えていない。TVシリーズを通してコンテンツとして消費しようとした人間をずっと足元から崩し続けてきたあの感触が、スペシャルでもちゃんと生きていた。2回目に見たとき、最初よりも笑えた箇所が増えていたので、これはたぶん構造的にそういう作りになっている。
「もう一回見せてやる」という構造そのものが、コンテンツへの批評になっている
ポプテピピックというコンテンツが一貫してやっていることは、「同じものをもう一度見せること」だ。各話が前半・後半で同一の内容を繰り返し、声優だけを変えて流す。これはギャグのフォーマットとして語られることが多いが、スペシャルで改めて見直すと、このフォーマット自体がアニメ消費文化への批評として機能していることに気づく。
「もう一回同じものを見るか」という問いかけを、作品がずっとしている。ほとんどの視聴者は前半を見て笑い、後半で「また同じだ」と思いながらも続けて見る。なぜか。声優が変わるから、という理由もあるが、それだけではない。同じシーンが違う声で流れることで、「さっきのあのシーンはどういう意味だったか」を無意識に再解釈している。同じコンテンツを消費しているのに、体験が変わる。
スペシャルはTVシリーズ視聴済みの前提でこのギャグをさらに一段上から見せてくる。「またポプテピピックをやるのか」という視聴者の感情そのものを取り込んで、作品の動力にしている。田村ゆかりと堀江由衣という、どちらもキャリア200本超のベテランがポプ子とピピ美を演じることで「この声優陣でこんなことをやっている」というメタ的な笑いが積み重なるのだが、スペシャルではそこにさらに「このコンビでまたやっている」という時間的な文脈が加わる。
笑いの賞味期限が切れないのは、コンテンツ自体ではなく「見る側の心理」をターゲットにしているからだと思う。アニメを何度も見返すオタクの習性を、作品の構造として内側に取り込んでいる。これは単なるコメディではなく、コメディの形をした「視聴行動の解剖」だ。
特に刺さったシーン
蒼井翔太が本人として登場する場面。蒼井翔太は「声優と夜あそび」のMCとして本人役で出演しているわけだが、このシーンの面白さは「本物の声優が本人役を演じる」という構造にある。ポプテピピックにとって、フィクションと現実の境界は最初から曖昧で、そこに実在の人物が「キャラクターとしての自分」を演じて現れる。
最初に見たとき、単純に「蒼井翔太本人だ」と笑った。2回目に見たとき、この人は65本の出演歴を持つ声優として、自分の名前をキャラクター名として発音しているんだと気づいて、笑いの質がちょっと変わった。声優が「声優」という役を演じるのを、ポプテピピックというフィルターを通して見るというレイヤーの重なりが、見返すほどに奇妙になっていく。
田村ゆかりのポプ子も、この手の「本気でふざけている」演技における安定感がある。おふざけに全力を出せる声優と、その全力がかみ合う現場がそろっているのがスペシャルで確認できる。
読んで見たくなったら——『ポプテピピックTVスペシャル』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- TVシリーズをリアルタイムで追っていて、スペシャルの存在を知ったときに「またか」と思いながらも結局見た人
- 同じ回を声優違いで見比べるのが苦にならないか、むしろ楽しめる人
- 田村ゆかり・堀江由衣という組み合わせに何かしらの記憶や感情がある人
- メタ的な笑いや、構造ごとおかしいコンテンツが好きな人
- アニメを「作品」として見るだけでなく「産業」「現象」として眺めることがある人
合わない人
- TVシリーズを見ていない人(前提知識なしでは笑いの半分以上が機能しない)
- 同じ内容を繰り返して見るのが純粋に苦痛な人
- ストーリーや感情的な満足を求めて見る人
- 「ギャグはテンポが大事」と考えていて、引き伸ばしや繰り返しをノイズと感じる人
次に見るなら
ポプテピピック(TVシリーズ・2018年):スペシャルを先に見てしまった人はまずここから。スペシャルが「続き」として機能するために必要な文脈がすべてここにある。スペシャルで笑えた箇所が2割なら、TVシリーズを見てから戻ると6割になる。
おそ松さん:ギャグアニメがメタ的な自己言及を武器にして、視聴者の期待をずらし続けるという意味で近い。こちらはキャラクター愛着を前提にしたコメディなので、ポプテピピックより感情的な引っかかりがある分だけ「笑いながらちょっと寂しい」感覚が出てくる。
ギャグマンガ日和:ショートコメディの形式で「間」と「反復」を笑いの核にしている点が近い。声優陣の演技の温度感が独特で、こちらも何度か見返すと気づくことが増えるタイプ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『ポプテピピックTVスペシャル』は、dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Huluで視聴できます。主要な配信サービスに幅広く対応しているため、普段利用しているサービスからすぐに視聴を始められます。独自の構成とギャグの密度を存分に楽しんでください。
よくある質問
まとめ
『ポプテピピックTVスペシャル』は、dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Huluで視聴できます。主要な配信サービスに幅広く対応しているため、普段利用しているサービスからすぐに視聴を始められます。独自の構成とギャグの密度を存分に楽しんでください。



