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プリンセス・プリンシパル Crown Handler 第3章
| 放送年 | 2023年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Actas |
王位継承第一位の皇太子エドワードが暗殺され、その葬儀が行われている最中、アルビオン王国の貴族たちは第二位継承者のメアリー王女か第三位のアーカム公爵リチャード王子のどちらが王位を継ぐかについて議論する。同時にノルマンディー公爵の動向についても話し合われている。
作品概要・あらすじ
あらすじ
アルビオン王国の王位継承第一位・皇太子エドワードが何者かに暗殺された。葬儀が執り行われるなか、貴族たちは第二位継承者のメアリー王女と第三位のアーカム公爵リチャード王子のいずれが王位を継ぐべきかを巡り、水面下で激しく駆け引きを繰り広げる。さらにノルマンディー公爵の動向が新たな不安要素として浮上し、スパイチームは複雑な政治的陰謀の渦中へと引き込まれていく。みどころ・魅力
① 王位継承争いが生む重層的な政治サスペンス
暗殺という衝撃的な幕開けから始まり、貴族たちの利害が複雑に絡み合う権力闘争が展開される。誰が黒幕なのか、誰が誰を利用しているのかが巧みに隠され、最後まで目が離せない緊張感が続く。② スパイアクションと宮廷ドラマの融合
シリーズ恒例の洗練されたアクションシーンに加え、格調ある宮廷の社交場を舞台にした情報戦・心理戦が見どころ。キャラクターたちが本音を隠しながら火花を散らす駆け引きの妙は本作ならではの魅力だ。③ キャラクターの関係性とドラマの深化
シリーズを重ねるごとに積み上げられてきた人物関係がここで大きく動く。仲間同士の信頼と葛藤、覚悟の選択が丁寧に描かれており、前章からの伏線を拾いながら感情的な見応えも増している。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 橘正紀 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 木村暢 |
| 原案キャラデザ | 黒星紅白 |
| キャラクターデザイン | 西尾公伯、秋谷有紀恵 |
| 音楽 | 梶浦由記 |
| 美術監督 | 杉浦美穂 |
| 音響監督 | 岩浪美和 |
| ED | アンジュ「Nowhere Land」 |
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アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
1期は好きだった。それなのに劇場版に乗り遅れて、気づいたら3章まで来ていた。よくある話だ。「劇場版シリーズか……」と思うと、なんとなく腰が重くなる。追い始めるタイミングを見失ったまま2年が経過した。
結局、1章から順番に劇場で見直すことにした。その選択は正解だった。沢城みゆきが7役を演じ分けているという情報を事前に知っていたが、映画館の音響で聞くと、声の「圧力の違い」が一層はっきりする。小さなスクリーンで見ていたら気づかなかったかもしれないディテールが、あの暗闇と音響の中で全部届いてくる。プリプリは劇場で見るべきシリーズだったのだと、3章を見終わってようやく納得した。
王位継承という名の嘘の重ね塗りで、それでも人間がどこかに「本音」を持っている話
プリンセス・プリンシパルというシリーズが一貫して問い続けていることがある。「誰が嘘をついているか」ではなく、「嘘をついて生きている人間に、正直な部分はあるのか」という問いだ。3章でも、その核心は変わっていない。むしろ、政治の重層性が増したぶん、問いの輪郭が鮮明になった。
皇太子エドワードの暗殺という事件を起点に、貴族たちはメアリー王女とリチャード王子のどちらが王位を継ぐかを論じ始める。表向きは王国の行方を巡る政治劇だが、アンジェたちにとってはこれが「どちらの嘘に乗るか」を迫られる局面でもある。権力の側にいる者がどこまで自分の動機に自覚的でいられるか——興津和幸が演じるリチャード王子は、その問いを体現するキャラクターとして機能している。腹の底が読めない声質なのに、わずかな台詞の揺れで感情が滲む。その抑制された演技が、このキャラクターに複数の解釈の余地を与えている。
古賀葵のアンジェは相変わらず鉄面皮で「任務」を遂行しようとする。でも、その表面の下に感情の揺らぎがあることを声のトーンで伝える技術は、3章でも健在だ。「感情のないスパイ」として振る舞いながら、実際には判断が揺れている——そのギャップがこのシリーズの核心だと思っているから、3章でそこを丁寧に扱っているのは素直に嬉しかった。
1期のような疾走感は少し落ち着いて、代わりに情報の読み合いの密度が上がっている。この変化を「重くなった」と取るか「深くなった」と取るかで評価は割れる。政治劇に比重を移した3章は、シリーズの中でも一段と「静かに怖い」作品になった。それがプリプリの本質に近い場所だと思っている。
特に刺さったシーン
葬儀のシーンの「静けさ」が印象に残った。エドワード皇太子の死という王国全体を揺るがす事件を前にして、アンジェたちが何を考えているかを台詞でなく画と音で見せる演出の意図が、映画館の暗闇の中でしっかり届いた。ああいう「何も言わない間」は、スクリーンのサイズと音響が揃って初めて本来の重さになる。
大地葉のドロシーが要所で発揮する「地に足のついた判断」も好きで、3章でもそれは変わらない。チームの中で最も現実的な視点を持ちながら、感情で動く瞬間がある。その切り替わりの声のトーン変化を毎回きっちり届けてくれるので、ドロシーが動くたびに画面に集中してしまう。
菅生隆之のLが台詞を発するたびに身構えてしまうのは、3章でも変わらなかった。重厚な声が画面に緊張感を乗せて、「この台詞は何重の意味を持っているのか」と自動的に考え始める。演出として意図されていることだとわかっていながら、普通に乗せられている。それでいいと思っている。
読んで見たくなったら——『プリンセス・プリンシパル Crown Handler 第3章』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- プリンセス・プリンシパル1期を見ていて、キャラクターに愛着がある人
- 政治謀略・情報戦のやりとりを「ゆっくり解読する」のが楽しい人
- 声優の演技の細部を聞き取ることに喜びを感じる人(沢城みゆきの7役演じ分けは劇場音響で聞いてほしい)
- スパイものを「アクション映画」ではなく「人間の嘘の話」として読める人
- 章立てシリーズを長期で追うことが苦にならない人
合わない人
- 1期未視聴でいきなり3章から入ろうとしている人(前提知識なしでは厳しい)
- 劇場版シリーズを全章追う根気が今ない人(1話完結感は薄め)
- テンポの速い展開とアクションのカタルシスを主目的に見る人(3章は政治劇の比重が高い)
- 謎が早く解決しないとストレスになる人(情報を抱えたまま次章を待つ構造)
次に見るなら
ヴァイオレット・エヴァーガーデン——感情の薄い女性キャラクターが「人間らしさ」を獲得していく構造が、アンジェの物語と静かに重なる。劇場版クオリティの映像と音楽を求めているなら迷わず選んでいい一本で、見終わったあとにプリプリをもう一度見たくなる。
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX——情報戦・政治謀略・アイデンティティの問いという問題意識が、プリプリと深いところで重なる。20年以上前の作品だが、今のプリプリのテーマに共鳴できる人なら今見ても十分に刺さる。素子とアンジェを並べて考えると面白い。
91Days——禁酒法時代のアメリカを舞台にした復讐譚で、「嘘と目的の間で揺れる人間」の描き方がプリプリと似た温度を持っている。政治よりもパーソナルな話だが、静かな緊張感が続く構造は好みが重なる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『プリンセス・プリンシパル Crown Handler 第3章』は、dアニメストアおよびU-NEXTで視聴できます。どちらのサービスも国内の主要な動画配信プラットフォームですので、お使いのサービスに合わせてお楽しみください。続きが気になる方は、第1章・第2章と合わせてシリーズ通しての視聴もおすすめです。









