※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

らんま1/2 超無差別決戦! 乱馬チームVS伝説の鳳凰
| 放送年 | 1994年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 制作 | Studio DEEN |
クノが伝説の不死鳥の神秘の力でランマを倒せると信じて、奇妙な卵を購入する。しかし卵が彼の頭で孵化すると、その鳥は制御不能になり東京中で大暴れする。ランマたちはあらゆる手段を使って、不死鳥をクノの頭から離させ、飛び去らせなければならない。
作品概要・あらすじ
あらすじ
らんまを倒す手がかりを求めた九能帯刀は、伝説の不死鳥の力を宿すという謎の卵を高値で手に入れる。ところがその卵が彼の頭上で孵化してしまい、誕生した不死鳥は持ち主の意志などお構いなしに暴走。東京の空を縦横無尽に飛び回って大混乱を引き起こす。らんまたち乱馬チームは九能の頭にしがみつく不死鳥をなんとか引き離し、退散させようとあの手この手で奮闘する。笑いあり、迫力のバトルあり、劇場版ならではのスケールで描かれるドタバタアドベンチャー。みどころ・魅力
① 九能×不死鳥という最強のコメディコンビ
頭に不死鳥が乗ったまま大暴れする九能帯刀というシュールな状況が、作品全体を通したギャグの軸になっている。おかしな事態を大真面目に受け止める九能のキャラクター性が噛み合い、シリーズ屈指の笑えるシチュエーションが続出する。② チーム一丸の共闘バトルが熱い
普段はバラバラに動くらんまチームが共通の目標のために力を合わせる展開は、劇場版ならではの醍醐味。それぞれのキャラクターの個性と技が活かされた連携アクションは、テレビシリーズとは一線を画す迫力と作画クオリティで楽しめる。③ 全員集合のお祭り感
らんま・あかね・シャンプー・右京・響良牙・鉄砲玉・P-chanまで、おなじみのキャラクターがほぼ総出演するファンサービスの充実ぶりも見どころのひとつ。久しぶりに全員の掛け合いを楽しみたいときにぴったりの一作。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 西村純二 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 中嶋敦子 |
| 音楽 | 川井憲次 |
| OP | ドコ「Where do we go from here? (You and me)」 |
| ED | ドコ「Red Shoe Sunday」 |
関連作品
アニメ
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
子供の頃、毎週テレビの前で見ていたアニメに劇場版が存在すると知ったのは、ずいぶん後になってからのことだった。らんまに映画があるんだ——それが正直な第一印象で、何か特別なドラマを期待して見始めたわけではなかった。どうせクノーが何かやらかして、乱馬が巻き込まれるいつものやつでしょ、という構えで再生ボタンを押した。
実際その通りではあったのだけど、スクリーンサイズで見ることを想定して作られた映像は、テレビシリーズとは密度が違う。東京上空を鳳凰が飛び回る作画に「ああ、金かけてる」と素直に思った。林原めぐみの声が劇場音響のつもりで聴こえてくる感覚は、後から思えばあの時代のアニメ映画ならではの体験だった。見るなら大きいスクリーンと良い音響で、というのが見終わってからの持論になった。
「どうにかなる」という確信——らんま世界の根拠なき楽観主義
この映画の骨格はシンプルで、クノーが買った謎の卵から孵った不死鳥が制御不能になって東京で暴れる、それをらんまたちが何とかする、以上だ。テーマが薄いかというとそうでもなくて、むしろこの「何とかする」の部分にらんまという作品の核が凝縮されている気がする。
乱馬と良牙は基本的に仲が悪い。なびきはどうせ金勘定をしている。あかね・シャンプー・うーちゃんはそれぞれ別の思惑がある。誰もが「自分の都合」を持ちながら動いているのに、外敵が現れた瞬間になんとなく同じ方向を向いてしまう。その「なんとなく」の部分にリアリティがある。連帯を誓い合う場面などない。ただ「こいつに任せておけばどうにかなる」という根拠の薄い信頼が、登場人物たちの間でぼんやりと共有されている。
乱馬という主人公の面白いところは、「俺が何とかする」と言い切れる人間として描かれていながら、その自信がほとんど実績と身体能力だけで支えられているところだ。哲学も計画もない。ただ強いし、諦めない。それで十分だという価値観が作品全体に通底していて、この映画でもその文法は変わらない。不死鳥という「神話的な強さ」を持つ存在を前にして、乱馬がまず考えるのは「どうすれば倒せるか」であって「自分には無理かもしれない」ではない。その楽観主義は鼻につくかと思いきや、1994年のセル画越しに見るとなぜか清々しい。
この映画が90分で完結する劇場版として機能しているのは、そのテーマがコンパクトに収まるスケールだからでもある。世界を救うでも誰かの過去を清算するでもなく、「クノーの頭にくっついた鳥を何とかする」という局所的な混乱を、いつものメンバーがいつもの感じで処理する。そのスケール感の正直さが、今見ても古くさくならない理由だと思っている。
特に刺さったシーン
終盤、乱馬チームがそれぞれの方法で鳳凰を引き離そうと動くシーンの、あの「協力してるようで誰も協力するつもりがない」感じがいい。山寺宏一の良牙はどう聞いても「俺は乱馬のために動いているわけではない」という声色で戦っていて、それでいて結果的に連携になっている。この微妙なアンサンブルは、シリーズをある程度知っていないと味わいにくいところで、映画単体で見るより積み重ねを持って見る方が何倍も面白い。
林原めぐみが女乱馬と男乱馬をシームレスに演じ分けている点は何度見ても技術として唸る。変身のタイミングで声の質が変わるだけでなく、同じ台詞でも身体感覚が違うような聴こえ方がする。高山みなみのなびきは出番が少ないながら、あの「無関心のふりをして全部計算している」トーンを一声で出していて、ああこの声優さんはこういう役が本当に上手いと改めて思った。
クノーが不死鳥に頭を支配されていく序盤の描写は、コメディとして処理されているが、じわじわ笑いの圧が上がってくる構成が巧みで、「映画尺の中でここまで丁寧に助走を作るか」と感心した記憶がある。
読んで見たくなったら——『らんま1/2 超無差別決戦! 乱馬チームVS伝説の鳳凰』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- テレビシリーズのらんまをある程度見ていて、キャラクターの関係性が頭に入っている人
- 90年代のセル画アニメの質感と、あの時代特有の劇場版の「気合いの入り方」が好きな人
- 林原めぐみや山寺宏一の若い頃の声を聴きたい人(全キャスト当時の声で揃っている)
- 90分で完結する軽めのアクションコメディとして、頭を空にして見たい人
- ドタバタ劇の中に「なんとなく信頼している仲間」という感情を見るのが好きな人
合わない人
- テレビシリーズを未視聴で、キャラクターの前提知識がゼロの状態で見る人
- 劇場版として「特別な感情の決着」や「シリーズの核心に触れる内幕」を期待する人
- ストーリーの論理的整合性や、悪役の動機の説得力を重視する人
- クノーというキャラクターのノリが生理的に合わない人(この映画は彼が起点なので逃げ場がない)
次に見るなら
同じ高橋留美子原作のうる星やつら2 ビューティフル・ドリーマーは、同時代の劇場版アニメとして桁違いの密度を持つ。らんまの映画より一段「映画としての野心」が高く、押井守演出ならではの夢と現実の境界が溶けていく感覚は、今見ても一線を画している。コメディ劇場版から一歩踏み込みたいなら最初の選択肢になる。
るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 追憶編は90年代後半の劇場版OVAで、アクションの作画密度という点でらんまの映画の延長線上に置ける。こちらはシリアスに振り切っているが、「同じ時代の劇場クオリティの作画とはどこまで行けたか」を確かめる意味で対照的に見ると面白い。
純粋にらんまをもっと見たいなら、らんま1/2 ねじれた愛の呪文! 掟やぶりの激闘篇をはじめとするOVAシリーズが配信で揃っているので、この映画の後にそのまま流す形が一番自然な続きになる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『らんま1/2 超無差別決戦! 乱馬チームVS伝説の鳳凰』は、dアニメストア・Amazonプライムビデオ・Huluの3サービスで視聴できます。対応サービスの会員であれば追加料金なしですぐに楽しめますので、シリーズのファンも初めて劇場版を見る方も気軽にアクセスできます。

