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らんま1/2 SUPER
| 放送年 | 1995年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 3話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Sunrise |
シャンプーとウッチャンは、カップルを別れさせるという伝説の洞窟への旅行を企てます。彼女たちはランマとあかねを別れさせ、シャンプーはムースから逃れることを望んでいます。第2話では、1995年に公開された「邪悪の鬼」が、漫画第29巻のストーリーをベースに、虎柄を身につけた鬼が登場します。
作品概要・あらすじ
あらすじ
シャンプーとウッチャンが計画したのは、「カップルを別れさせる」という言い伝えを持つ伝説の洞窟へ赴くこと。ランマとあかねを引き離してシャンプーがランマへの想いを遂げようとするほか、ムースとの関係に悩むウッチャンもそれぞれの思惑を胸に旅に出る。第2話「邪悪の鬼」では、原作コミック第29巻のエピソードを基に、虎柄の衣をまとった謎の鬼がらんまたちの前に立ちはだかる。個性豊かなキャラクターたちが織りなすドタバタコメディと、ほのかなラブコメが楽しめるOVA作品。
みどころ・魅力
① 個性派ライバルキャラが主役のドタバタ劇
シャンプーとウッチャンという2人のライバルが主軸を担うエピソードで、それぞれの本音と作戦がぶつかり合い予測不能な展開が続出。らんまシリーズならではのテンポのよいギャグが凝縮されており、キャラクター同士の掛け合いが笑いを生み続ける。
② 原作ファン必見・第29巻の名エピソードをアニメで体感
第2話「邪悪の鬼」は高橋留美子の原作コミック第29巻を忠実にアニメ化した話数。虎柄の衣をまとった不気味な鬼というビジュアルとコメディ要素が絶妙に融合しており、原作を知るファンには懐かしく、新規視聴者にも楽しみやすい内容となっている。
③ ラブコメならではの複雑な恋愛模様のもどかしさ
ランマとあかね、シャンプーとムースという入り組んだ関係性が、OVAならではの丁寧な描写で掘り下げられる。コメディの中に散りばめられた恋愛描写が作品のアクセントとなっており、らんま1/2らしさを存分に味わえる仕上がりだ。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 西村純二 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 中嶋敦子 |
| OP | ドコ「僕たちはこれから」 |
| ED | ドコ「Red Shoe Sunday」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
小学生のころ、親が寝た後にこっそりテレビをつけたら流れていた。らんまが女の子に変身するシーンでまず混乱して、次の瞬間には目が離せなくなっていた。エッチだったからだ。子供の頃の「エッチ」は説明がつかないもので、何がどうエッチなのかわからないまま、とにかく見続けた。
このOVAは、TVアニメ「らんま1/2」の世界観とキャラクター関係を全部知っている人向けに作られている。シャンプー・ムース・あかね・乱馬の関係性の前提がないと、笑えるはずのシーンがただのドタバタに見えてしまう。入口としてではなく、「TVシリーズを見終えた後の延長戦」として位置づけて正解だった。
大人になってから見直すと、林原めぐみさんの乱馬(女体化時)の演技の幅に改めて驚かされる。おちゃらけているのに声の芯がぶれない。子供のころは気づかなかったことが、2回目以降になるとそういうところに耳がいくようになる。
伝説の洞窟も鬼の呪いも、結局は「告白できない二人」を笑うための装置だった
らんま1/2という作品全体を通じて言えることだが、このOVAでも中心にあるのは「好きなのに認めない」という人間関係の滑稽さだ。シャンプーはランマが好きで、ムースはシャンプーが好きで、あかねはランマが好きで、ランマはあかねが好きだ。全員がそれを認めない。だから伝説のカップル破壊の洞窟に向かうような計画が生まれるし、邪悪の鬼が介入してきても関係性の本質は何も変わらない。
表層だけ見ると「コメディOVA」だが、構造としては「感情を素直に出せない人たちが引き起こすカオス」の繰り返しだ。しかもそのカオスが笑えるのは、見ている側には全員の感情が透けて見えているからだ。全部わかっているのに当事者だけが認めない——その非対称性がコメディの原動力になっている。
山寺宏一さんが演じる響良牙は、このOVAでもある種の「正直者」として機能している。感情を隠すのが下手すぎて、逆に誰よりも本音が見える。山寺さんの声は良牙の不器用さと誠実さを同時に乗せてくれるので、笑いながら少し切なくなる瞬間がある。あのキャラクターが成立しているのは間違いなく演技の力だと思う。
第2話の邪悪の鬼エピソードは、漫画の29巻ベースということもあって構成がやや密度高め。虎柄の鬼というビジュアルインパクトで押し切るタイプの話だが、その中でもキャラクターたちの感情の位置関係はずれていない。結局のところ何が起きても「この二人は結ばれないまま惹かれ合う」というテンプレートに収束していく。それを95年のOVAでやりきっているのは、原作とアニメ化の蓄積があってこそだ。
特に刺さったシーン
序盤のシャンプーの計画説明パートが好きだ。「カップルを別れさせる洞窟」という設定を真顔で説明していくくだりで、林原めぐみさんのシャンプー特有のイントネーションが入ると途端に画面が生きる。説明台詞なのにちゃんと笑える。あれは台詞の内容ではなく、声の乗り方の勝利だと思う。
井上喜久子さんのかすみ姉さんが短い登場でも場の空気を変える力は相変わらずで、天道家の場面では毎回「あ、この人がいると安心する」という感覚がある。高山みなみさんのなびきはあの飄々とした温度感が絶妙で、コメディの緩衝材として機能している。
終盤の鬼との対決は、関俊彦さんが声を当てているキャラクターの存在感もあって、単純な勧善懲悪じゃない妙な後味が残る。見終わった後に「またこの世界に戻ってきてしまった」という感覚があった。悪くない余韻だ。
読んで見たくなったら——『らんま1/2 SUPER』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- らんま1/2のTVシリーズを一通り見ていて、「もう少しこのキャラクターたちと一緒にいたい」と思っている人
- 90年代のラブコメアニメ特有のテンポ感・絵柄・声優陣が懐かしい人
- 「誰も素直になれないまま話が進む」コメディが好きな人
- 林原めぐみ・山寺宏一の初期仕事をちゃんと追っているファン
- 子供のころ見ていて、大人になってから「あれ、こんな話だったっけ」と確認したくなった人
合わない人
- らんま1/2を未見のまま「OVAだけ」試しに見ようとしている人(前提知識なしでは厳しい)
- 話がきれいに解決することを求めている人(何も解決しないまま終わる)
- 90年代アニメのエッチ描写に今の基準で拒否感がある人
- OVA特有の「本編外の番外編感」を物足りなく感じるタイプ
次に見るなら
らんま1/2の世界観をもっと楽しみたいなら、まずらんま1/2(TVシリーズ・熱闘編)に戻るのが正直一番いい。OVAは「補完」なので、本編の密度には勝てない。林原めぐみさんと山寺宏一さんのやりとりを存分に味わうなら、やはり本筋だ。
同時期の高橋留美子作品としてうる星やつら(TVシリーズ・OVA)も並行でおすすめしたい。「素直になれない二人の周囲が騒がしい」という構造はらんま1/2とほぼ同じで、むしろこちらが元祖に近い。どちらが先かを比べながら見ると、高橋留美子のラブコメ文法が見えてくる。
90年代の少年誌原作ラブコメが好きなら天地無用!(OVAシリーズ)も時代的に近い。ハーレム構造は違うが、「日常の中に非日常が入り込んでくる」テンポ感が似ていて、当時のOVAクオリティの底上げを感じる一本だ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『らんま1/2 SUPER』は、dアニメストア・Amazonプライムビデオ・Huluの3サービスで現在配信中です。いずれも月額サブスクリプションで視聴できますので、すでにご利用中のサービスからすぐにお楽しみいただけます。シリーズを通して追いかけたい方にも、手軽に視聴できる環境が整っています。
よくある質問
まとめ
『らんま1/2 SUPER』は、dアニメストア・Amazonプライムビデオ・Huluの3サービスで現在配信中です。いずれも月額サブスクリプションで視聴できますので、すでにご利用中のサービスからすぐにお楽しみいただけます。シリーズを通して追いかけたい方にも、手軽に視聴できる環境が整っています。