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最遊記RELOAD -ZEROIN-
| 放送年 | 2022年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 13話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | LIDENFILMS |
怪物ギュマオが戦神ナタク大師に倒され、方頭城に投獄されてから、トウゲンキョウの地に平和の時代が訪れた。今、数百年後、ギュマオを復活させようとする者たちが世界に疫病をもたらした。彼の復活を試みることで生じた負の力の波は、妖怪を狂気の淵へ追いやった。暴力的な殺戮から人類を救うため、勇敢な戦士たちが立ち上がる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
平和なトウゲンキョウを揺るがす異変が起きた。封印されし大妖王ギュマオの復活を目論む勢力が世界に疫病を蔓延させ、その負の呪力が無害だった妖怪たちを次々と凶暴化させていく。怒り狂った妖怪による惨劇を食い止めるべく、天竺へと向かう旅の途中だった三蔵法師・玄奘とその仲間たち──孫悟空、猪八戒、沙悟浄──が立ち上がる。剣と銃と妖力が交錯する、ダークファンタジー・アクションの最新章。
みどころ・魅力
① 原作ファン待望の「ZEROIN」編を映像化
人気コミック「最遊記RELOAD」の中でも評価が高い「ZEROIN」編を2022年のアニメーションで描いた作品。長年シリーズを追ってきたファンが待ち望んだエピソードが、現代的な映像クオリティで蘇る。既存シリーズの世界観をしっかり受け継ぎながらも、新鮮な見ごたえが詰まっている。
② 凸凹四人組の絶妙なバディ感
三蔵・悟空・八戒・悟浄という個性の異なる四人のやりとりが本作最大の魅力。シリアスな戦闘シーンと、道中でのコミカルな掛け合いが自然に交錯し、それぞれのキャラクターが丁寧に掘り下げられる。仲間同士の関係性の変化もドラマの軸を成している。
③ スタイリッシュな戦闘と独自の世界観
妖怪との白兵戦から銃撃戦まで、スピード感のあるアクションが連続する。西遊記をベースとしながら、退廃的な世界観と現代的なキャラクターデザインを融合させた独自のビジュアルが強い個性を放っており、ほかのファンタジー作品にはない雰囲気を楽しめる。
キャスト・声優一覧














スタッフ
| 監督 | 髙田美里 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 横手美智子、松井亜弥 |
| キャラクターデザイン | 小倉典子 |
| 音楽 | 白戸佑輔 |
| 美術監督 | 深井絵梨香 |
| 音響監督 | 高桑一 |
| OP | グランロデオ「カミモホトケモ」 |
| ED | 仲村宗悟「流転」 |
関連作品
アニメ
書籍
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「最遊記」の名前は知っていた。90年代後半から2000年代にかけてアニメ・漫画ファンなら誰でも耳にした作品で、でもリアルタイム世代じゃないから見てこなかった。そこに2022年のリメイクが来て、声優陣を見て手が止まった。石田彰、保志総一朗、関俊彦——ほぼそのままキャストが続投している。数十年越しのシリーズを今もこの布陣でやっているという事実が、この作品の「重さ」を最初から示していた。
見始めて驚いたのは、現代のアニメと比べてテンポが違うということだ。説明しない。感情を叫ばない。4人が荒野を旅しながら戦い、短く言葉を交わして、また歩く。2回目を見たとき初めて、その会話の短さの中にどれだけの関係性が積み上がっているかが見えてきた。
「孤独な戦士」ではなく「孤独な者たちの奇妙な共同体」の話
最遊記RELOAD -ZEROIN-を「バトルアニメ」として見ると面食らう。戦闘シーンはあるが、それより長い時間が4人の移動と、表面上はぶつかり合っているような会話に使われる。三蔵は冷淡で命令口調、悟空は子供っぽく騒がしい、八戒は礼儀正しすぎて何を考えているかわからない、悟浄はチャラくて軽薄に見える——でもこの4人が揃っているとき、何かが確実に起きている。
この作品が描こうとしているのは「仲間のために戦う」ではなく、「なぜか一緒にいることになってしまった者たちが、互いへの感情を一切口にしないまま命を張っている」という状況の奇妙さと、その中に滲む繋がりだと思う。三蔵は誰かを救うために戦っているとは一度も言わない。けれど行動はそれ以外を指していない。悟空は三蔵を慕う気持ちを持て余したまま全力を出す。八戒の穏やかな笑顔の下に何があるかは、序盤のカットを意識して追うとまったく違う見え方をする。
妖怪が「負の波動」によって狂気に落ちるという設定は、外的な暴力より恐ろしい。自分の意志ではなく環境によっておかしくなること。それに抗うために4人が存在しているという構図は、現代の文脈でいくらでも別の読み方ができる。ただ作品はそういうメッセージを強調する演出をしない。状況を見せて、あとはこちらに任せる。その引き算の信頼感が好きだ。
-ZEROIN-というサブタイトルが示す通り、このシリーズは特定のアーク——4人の関係の核心をなす出来事——に絞って描いている。長年のファンには「あの場面を今の作画で」という体験を、新規には「今見えているもの」だけで成立する物語を提供している。どちらの入口でも入れるのは、登場人物の行動と関係性が、過去の文脈なしでも読めるように組まれているためだ。旅ものとして見ても、群像劇として見ても、どちらでも機能する構造になっている。
特に刺さったシーン
序盤、三蔵が何かを問われて短く答える場面——関俊彦の声が「冷たいようで揺れていない」という質感を持っているのにそこで初めて気づいた。感情を排しているようでいて、芯は固い。それを声だけで表現している。「だから三蔵というキャラクターが成立するんだ」と腑に落ちた瞬間だった。
八戒(石田彰)の演技は別の意味で怖い。穏やかで、丁寧で、場を和ませる。でも石田彰がやると、その穏やかさの下に何かある感じが常にある。2回目で序盤の「笑っているが目の芝居が微妙にずれているカット」を意識して追ったら、まったく違う人物に見えた。1回目は見逃していた。
ガティ=ネネホーク(小山力也)が登場するくだりで、物語の空気が一段重くなる。低音が画面に圧をかけていた。善悪の構図が単純じゃない作品の中で、あの声の存在感は物語の緊張を締める役割を果たしていた。
読んで見たくなったら——『最遊記RELOAD -ZEROIN-』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 感情を言葉で説明しないキャラクター同士の関係性が好きな人
- 90〜00年代の少年・青年漫画原作アニメが好きな人
- 石田彰・関俊彦・保志総一朗の芝居を目当てに見られる人
- 「仲間!絆!」を大声で言わないアニメに飢えている人
- ダークファンタジー×旅もの×バトルの組み合わせに反応できる人
合わない人
- 毎話にカタルシスや感情の大きな起伏を求める人
- 世界観・用語・人物関係の説明が丁寧でないと話についていけない人
- 主人公への共感が乗れるかどうかの基準になる人(三蔵は共感しやすくない)
- 現代クオリティの均一な作画を期待している人
次に見るなら
旅をしながら過去の罪と向き合い、仲間への感情を言わずに行動で示すキャラクターが好きなら鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST(2009年版)は確実にはまる。世界観の作り込みと終盤への積み重ねが似た手触りで、最遊記で引いた感覚の続きを同じ温度でくれる。
見た目も性格も合わない二人が旅をしながら奇妙な信頼関係を築く構図が最遊記と重なるならうしおととら(2015年アニメ版)。妖怪との関係の描き方や、説明しない絆の積み重ね方が通底している。原作の流れをきれいに追っている。
ニヒリスティックな主人公×怪物退治×ダークファンタジーで別の温度を求めるならヘルシング ULTIMATE。最遊記より暴力描写は強めだが、「説明しない強さ」と「仲間とは言い切れない関係性の中で共闘する」という共通の快感がある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「最遊記RELOAD -ZEROIN-」は、dアニメストアおよびU-NEXTで視聴できます。どちらのサービスもスマートフォン・タブレット・テレビなど多様なデバイスに対応しており、いつでも好きな環境で視聴が可能です。シリーズ初見の方も、まずは本作から入ってみる価値があります。


