さんかれあ 吾輩も… ゾンビである…

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2012さんかれあ 吾輩も... ゾンビである...

さんかれあ 吾輩も… ゾンビである…

★ 3.5 / 5.0コメディセクシーホラーラブコメ超自然
放送年2012年
フォーマットスペシャル
話数1話
原作漫画
制作Studio DEEN

バーブの視点から、ゾンビとしての生活が描かれる。レアが初登校し、ゾンビの力が役立つ。一方、バーブは別の雌猫に興味を持つが、意識が曇り始めると関係を断つ。ゾンビを研究する科学者が到着する。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

ゾンビとして蘇った一匹の猫・バーブ。本作は、そんな彼の視点を通して「死してなお続く日常」をユーモラスに描いた番外編です。飼い主のもとで過ごすうち、れあが初めて学校へ通う日を迎え、ゾンビとなった身体能力が思わぬ形で役立つ場面も。一方のバーブは、ふと出会った一匹の雌猫に心を奪われますが、薄れゆく意識とともに自らの「在り方」と向き合っていきます。やがて、ゾンビを研究する科学者が姿を現し、静かな日常に小さな波紋が広がっていきます。本編とは異なる角度から作品世界を味わえる一編です。

みどころ・魅力

① 猫・バーブの一人称で語られる異色の構成

夏目漱石を思わせるタイトルが示す通り、物語はゾンビ猫バーブのモノローグで進行します。人間たちの会話や事件を、猫ならではの距離感と達観したまなざしで眺める語り口がユニーク。本編では脇役だった存在が主役に立つことで、見慣れた世界が新鮮に映ります。

② コメディとセクシー、ホラーが同居する独特の空気

ゾンビという題材を扱いながらも、全体を貫くのは軽妙でコミカルなトーン。れあの初登校エピソードや日常のドタバタにくすりとさせられつつ、ところどころに作品らしいセクシーさとほのかな不穏さが漂います。ジャンルをまたぐ絶妙なバランスが本作の持ち味です。

③ 「生」と「死」を猫の目線でそっと描く余韻

意識が曇り始めるなかで関係を見つめ直すバーブの姿には、コメディの奥にある切なさがにじみます。蘇った者だけが抱える儚さを、説教くさくなく軽やかに描き出す筆致が印象的。短編ながら本編の世界観を深く補完してくれる一作です。

キャスト・声優一覧

ばーぶ
ばーぶ
メイン
›
福圓美里
降谷千紘
降谷千紘
メイン
›
木村良平
散華礼弥
散華礼弥
メイン
›
内田真礼
トワ
トワ
サブ
›
左王子 蘭子
左王子 蘭子
サブ
›
矢作紗友里
志野 方恋
志野 方恋
サブ
›
三上枝織
茂木
茂木
サブ
›
林沙織
来宮・ダリン・アーシェント
来宮・ダリン・アーシェント
サブ
›
楠見藍子
安田
安田
サブ
›
岩瀬周平

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スタッフ

監督小俣真一
シリーズ構成高木登
キャラクターデザイン坂井久太
音楽橋本由香利
美術監督栫ヒロツグ
音響監督中川達仁
OPナノ.ライプ「絵空事」
EDアナベル「Above your hand」

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「さんかれあ」の本編を見終わって、ゾンビ彼女との距離感みたいなものをまだ引きずっていたころに、このSPの存在を知った。タイトルが「吾輩も… ゾンビである…」。漱石のあれをもじってきた時点で、ああこれはばーぶ視点なんだなと察しはついたんだけど、実際に再生してみたら想像の三倍くらい猫だった。レアでも千紘でもなく、最初に蘇った猫——ばーぶが主役で、本編であれだけ「人がゾンビになること」の重さを描いておいて、SPでは平然と猫が独白を始める。最初は肩透かしを食らった気分だったけど、2回目に見たときには、この温度差こそがこの一本の正解なんじゃないかと思えてきた。

蘇った猫が、惚れた相手から自分で離れていく話

このSPを単なる「猫が可愛いおまけ回」として流すのはもったいない。ばーぶは設定上、レアより先に同じ方法で蘇った存在だ。つまり彼は最初のサンプルで、誰にも研究されず、ただ降谷家の縁側に転がっている先輩ゾンビなんだ。本編で千紘たちが必死に向き合っていた「死んだ体で生き続けるとは何か」という問いを、ばーぶはとっくに通り過ぎている。だからこの猫の視点には、本編の人間たちにはまだない諦めと余裕が同居している。

面白いのは、そのばーぶが別の雌猫に心を動かすところだ。蘇った体でも、惚れる気持ちまでは消えていない。でも意識が曇り始めた瞬間、彼は自分からその関係を断つ。フラれたわけでも、相手に拒まれたわけでもない。自分が自分でいられなくなることを知っているから、相手を巻き込む前に離れる。これはレアと千紘がこの先たどるかもしれない未来の、先取りされた縮図だと思う。ゾンビの恋は、拒絶ではなく自主退場で終わる——その残酷さを、コメディの皮をかぶせて猫にやらせている。終盤、ゾンビを研究する科学者が現れる展開も、ばーぶの「観測されない先輩」という立ち位置とちょうど噛み合っていて、本編のシリアスを猫の独白に翻訳した、けっこう容赦のない一本になっている。

特に刺さったシーン

ばーぶの独白を担当する福圓美里の声が、思っていた以上に効いていた。可愛い猫ボイスで押し切るのではなく、どこか達観した乾いたトーンで内面を語らせてくる。そのテンションの低さが、本編のシリアスとちょうど地続きになっている。

刺さったのは、別の雌猫との距離を自分から詰めていく場面から、意識が曇って身を引くまでの一連の流れ。直前まで浮かれていた語りが、すっと温度を落とすところで、思わず姿勢を正してしまった。コメディとして笑って見ていたはずなのに、ここだけ本編の重さがそのまま漏れ出してくる。レアの初登校でゾンビの力がさらっと役に立つ軽い描写と、この身を引く場面が同じ尺の中に同居しているのが、このSPのいちばん怖いところだと思う。内田真礼が演じるレアの、明るさの裏にある危うさも、猫越しに見るとまた違って聞こえてくる。

読んで見たくなったら——『さんかれあ 吾輩も… ゾンビである…』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 本編の「ゾンビ彼女」との距離感が好きだった人
  • シリアスをコメディの皮で包む構成にニヤリとできる人
  • ばーぶというキャラが地味に気になっていた人

合わない人

  • レアと千紘の続きそのものが見たかった人
  • 猫の独白という形式に乗れない人
  • 配信がdアニメストア限定なのがネックになる人

次に見るなら

ゾンビランドサガ:蘇った存在がコメディとして転がりながら、ふとした瞬間に「死んでいる体で生きる」哀しみが顔を出す。さんかれあのあの温度差が好きなら、こっちのギャグと湿り気の同居もたぶん刺さる。

亜人ちゃんは語りたい:人ならざる存在を特別扱いせず、日常と恋の中に溶かしていく話。レアのゾンビ性を異物ではなく愛おしさとして見ていた人に向いている。

がっこうぐらし!:可愛い絵面とゾンビという題材の落差で殴ってくる作品。さんかれあのコメディの下に潜む怖さが好物なら、こちらの構造はかなり相性がいい。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

「さんかれあ 吾輩も… ゾンビである…」は、現在dアニメストアで配信中です。本編「さんかれあ」をdアニメストアで視聴済みの方であれば、続けてそのまま楽しめます。ゾンビ猫バーブ目線のユニークな短編として、本編ファンはぜひチェックしてみてください。

よくある質問

Q. 本編「さんかれあ」を見ていなくても楽しめますか?
A. スピンオフのため単体でも視聴できますが、登場キャラクターへの理解が深いほど楽しめます。本編を先に視聴してからご覧になることをおすすめします。
Q. どこで視聴できますか?
A. dアニメストアで配信中です。本編「さんかれあ」も同サービスで視聴可能なため、まとめて楽しむことができます。
Q. このSP回はどんな内容ですか?
A. ゾンビ猫・バーブの一人称視点で語られるスピンオフです。れあの初登校やバーブの恋模様など、本編とは異なるコメディ寄りのエピソードが描かれます。
Q. ホラー要素は強いですか?
A. ジャンルにホラーが含まれますが、コメディ・ラブコメ寄りの内容です。怖さよりも笑いや不思議さが前面に出ており、ホラーが苦手な方でも比較的楽しみやすい作品です。

まとめ

「さんかれあ 吾輩も… ゾンビである…」は、現在dアニメストアで配信中です。本編「さんかれあ」をdアニメストアで視聴済みの方であれば、続けてそのまま楽しめます。ゾンビ猫バーブ目線のユニークな短編として、本編ファンはぜひチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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