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世紀末オカルト学院
| 放送年 | 2010年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 13話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | A-1 Pictures |
2012年、世界は異星人に侵略された荒廃地となっている。タイムトラベラーの文明は黙示録を防ぐため、1999年に送られ「ノストラダムスキー」を破壊する任務を帯びている。1999年、オカルト学園の元校長の娘マヤは、父の後任として学園に戻る。父のオカルト執着を嫌うマヤだが、文明との出会いによって運命が動き始める。
作品概要・あらすじ
あらすじ
2012年、地球は異星人の侵略によって荒廃した世界と化していた。人類滅亡を回避する唯一の手段は、その引き金となる「ノストラダムスキー」を過去で破壊すること。任務を背負い1999年へと送り込まれたのは、かつて超能力少年としてもてはやされた青年・文明だった。一方、オカルト学園の元校長を父に持つマヤは、父の死をきっかけに久々に学園へ舞い戻る。オカルトに執着した父を嫌悪しながらも、その渦中へと引き込まれていくマヤ。ノストラダムスの大予言が囁かれる1999年7の月、任務を抱えた文明との出会いによって、彼女の運命は静かに動き出していく。みどころ・魅力
① ノストラダムスの大予言を軸にしたスリリングな終末SF
「1999年7の月、人類滅亡」という有名な予言を物語の核に据え、タイムトラベルと終末の危機が絡み合う重厚な設定が魅力です。コメディとしての軽快さを保ちつつ、世界の存亡をかけた緊張感が全編を貫き、先の読めない展開で視聴者を引き込みます。② マヤと文明、凸凹コンビの掛け合い
オカルトを嫌う気の強いマヤと、超能力少年の過去を持つ頼りない青年・文明。正反対の二人がぶつかり合いながら任務に挑む姿は、コミカルでありながら次第に絆を深めていきます。シリアスとギャグの振れ幅が大きい人間ドラマが見どころです。③ オリジナル作品ならではの濃密な構成
原作を持たないテレビアニメオリジナル作品として、毎話異なるオカルト現象を扱いながらも、全体を貫く一本の物語へと収束していく構成が秀逸です。伏線の回収やキャラクターの成長が丁寧に描かれ、最終話まで一気に見届けたくなる完成度を誇ります。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 伊藤智彦 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 水上清資 |
| 原案キャラデザ | 麻生我等 |
| キャラクターデザイン | 千葉崇洋 |
| 音楽 | エレメンツ ガーデン |
| 美術監督 | 竹田悠介 |
| 音響監督 | たなかかずや |
| OP | 中川翔子「フライングヒューマノイド」 |
| ED | 高垣彩陽「君がいる場所」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルだけ見て、ずいぶん古臭い字面だな、と思った。世紀末。オカルト。学院。2010年の作品なのに、80年代のムックの表紙みたいな手触りがある。「アニメ ノ チカラ」枠だと知って、ああ、あの一年だけ本気で全力投球していた深夜のオリジナル枠か、と思い出して見始めた。最初のうちは正直、ノリについていけなかった。霊だの予言だの宇宙人だのを大真面目に振り回す一話完結のドタバタで、これ何の話なんだ、と。ところが終盤に差しかかったあたりで、急にこの作品の輪郭が見えてくる。2回目に見たとき、序盤のくだらない怪奇ネタが全部、最後のための助走だったと気づいて、ちょっと唸った。古臭い字面は、たぶんわざとだ。
父を否定し続けた娘が、父の遺したものと、遅れて和解する話
表向きは、タイムトラベラーが終末を防ぐために「ノストラダムスキー」を探すSFミステリーだ。けれど何度か見返してたどり着いたのは、これは結局、死んだ父親との話なんだ、ということだった。
主人公のマヤは、オカルトに人生を捧げて学園まで作った父を心の底から嫌っている。胡散臭い、家族を顧みなかった、子供じみている——否定する理由はいくらでもある。彼女がオカルトを杖で叩き割るように扱うのは、信じていないからじゃなくて、信じて裏切られた人間の身振りだ。父の後を継いで学園に戻ってくる時点で、もうこの娘は父から自由じゃない。嫌いだと言い続けることでしか、繋がっていられない。
そこに未来から来た文明が転がり込んでくる。世界は荒廃し、終末は確定事項として語られる。だがこの作品が面白いのは、終末を防ぐ鍵が「未来の超兵器」でも「正しい知識」でもなく、父が遺したガラクタみたいなオカルトの中に紛れている、という構造にしたところだ。マヤが心底くだらないと思っていたものが、世界を救う。否定してきたものに、最後は頭を下げるしかなくなる。
これは単なる終末SFじゃなくて、「親が大事にしていたものの価値を、その人が死んでから理解してしまう」という、誰にでも一度はある後ろめたさの話だと思う。間に合わなかった和解を、SFの装置を使ってもう一度だけやり直させてくれる。終末を防ぐより、そっちのほうがずっと切実に見えた。
特に刺さったシーン
日笠陽子のマヤがいい。序盤、オカルトを小馬鹿にして毒を吐くときの軽さと、終盤、感情を抑えきれなくなったときの声の割れ方の落差が、このキャラの全部だ。同じ人がやっているのに、最初と最後で別人みたいに聞こえる。終盤のある対峙の場面で、強がりが一瞬だけ剥がれて素の声が漏れるところ——あそこで思わず姿勢を正してしまった。1回目はストーリーを追うのに必死で流したのに、2回目はその一言だけで喉が詰まった。
花澤香菜の成瀬こずえも効いている。霊感少女という属性だけ聞くと記号みたいだが、彼女の素っ頓狂な明るさが、暗くなりがちな終盤の重力をうまく逃がしている。子安武人がいるだけで画面に妙な余裕が出るのもこの作品の得な部分で、シリアスとくだらなさが地続きなのは、こういう声の配置のおかげでもある。
読んで見たくなったら——『世紀末オカルト学院』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 序盤のくだらなさを「助走」として我慢できる、最終回から逆算して全体を読み直すのが好きな人
- 親や家族との、間に合わなかった和解みたいなものに、心当たりがある人
- 1クールオリジナルの、構成で殴ってくるタイプの作品に飢えている人
- オカルト・終末・タイムトラベルを大真面目にごちゃ混ぜにする悪ノリを楽しめる人
合わない人
- 序盤の一話完結ドタバタで脱落しそうな、最初から本筋を求める人
- SF設定の細かい整合性をきっちり詰めてほしい人
- 古めの絵柄やノリに、2010年という年代を感じて冷めてしまう人
次に見るなら
シュタインズ・ゲートが好きなら、こっちもいける。終末を防ぐために過去であがくタイムトラベルもので、序盤のとっ散らかったノリが後半きれいに回収される構造はかなり近い。重さの質は違うが、読後感の方向は似ている。
同じ「アニメ ノ チカラ」枠のソ・ラ・ノ・ヲ・トもおすすめしたい。終末後の世界の手触りと、少女たちの日常の温度差を抱えたまま進む感じが、オカルト学院の裏面みたいに見える。
父や家族との和解という芯に惹かれたなら、あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。を。同じ年の近い時期の作品で、過ぎてしまった関係をやり直そうとあがく話として、後を引く。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『世紀末オカルト学院』は、dアニメストア、U-NEXT、Huluの3つのサービスで配信されています。複数のサービスで視聴できるため、すでに契約しているサービスがあればそのまま楽しめます。アニメ作品を幅広く扱うdアニメストアをはじめ、ご自身の利用環境に合わせて選べるのが嬉しいポイントです。
