青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない

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2019青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない

青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない

★ 4.2 / 5.0ドラマサイコロジカルラブコメ超自然
放送年2019年
フォーマット劇場版
話数1話
原作ライトノベル
制作CloverWorks

藤沢の明るい空と輝く海の中、2年生の梗概定は彼女・桜島麻衣との幸せな日々を過ごしていた。しかし初恋相手・真緒衣翔子の登場で平穏が乱される。謎の理由で、中学生の翔子と大人になった翔子の二人に出会う。梗概定は自分自身と向き合うことになる。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

桜島麻衣との穏やかな日常を送る梓川咲太のもとに、初恋の相手・牧之原翔子が現れる。しかも、中学生の翔子と大人になった翔子が同時に存在するという不可解な状況だ。二人の翔子をめぐる謎を追うなかで、咲太は自分の過去と向き合い、「思春期症候群」の核心に迫っていく。誰かを救うために、何かを失わなければならないかもしれない——そんな選択を前に、咲太は葛藤し、麻衣への想いとともに答えを探していく。

みどころ・魅力

① 「二人の翔子」が生む切ない謎と感情の揺れ

中学生の翔子と大人の翔子が同時に存在するという奇妙な状況は、単なるSF的設定にとどまらない。それぞれの翔子が咲太に与える影響を通じて、初恋・後悔・選択の重みが丁寧に描かれ、観るほどに感情が揺さぶられる。

② 麻衣との関係が試される——愛の深さを問う展開

TV版で結ばれた咲太と麻衣のカップルが、翔子の登場によって波風を立てられる。ぶれない麻衣の姿と、咲太の誠実な葛藤が胸を打つ。二人の信頼関係がどう描かれるかが、作品最大の見どころのひとつだ。

③ 伏線を回収するクライマックスと衝撃の結末

TV シリーズから積み重ねられた「思春期症候群」の謎が一気に収束する終盤は圧巻。感情と理屈が同時に満たされるような脚本の精度が高く、ラストシーンは多くの視聴者の記憶に刻まれる仕上がりとなっている。

キャスト・声優一覧

梓川咲太
梓川咲太
メイン
石川界人
桜島麻衣
桜島麻衣
メイン
瀬戸麻沙美
牧之原翔子
牧之原翔子
メイン
水瀬いのり
豊浜のどか
豊浜のどか
サブ
内田真礼
古賀朋絵
古賀朋絵
サブ
東山奈央
双葉理央
双葉理央
サブ
種﨑敦美
梓川かえで
梓川かえで
サブ
久保ユリカ
前沢陽介
前沢陽介
水中雅章
麻衣の母
麻衣の母
大津愛理
国見佑真
国見佑真
内田雄馬
花輪涼子
花輪涼子
相川奈都姫
上里沙希
上里沙希
茜屋日海夏

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スタッフ

監督増井壮一
原作鴨志田一
原案キャラデザ溝口ケージ
キャラクターデザイン田村里美
音楽フォックス・キャプチャー・プラン
EDまいづる「不可思議のカルテ movie ver.」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

TVシリーズを全部見終わって、「劇場版もあるらしい」という情報だけで映画館に行った。予備知識ゼロ。ただ、麻衣さんと咲太の関係がどこに着地するのか気になって仕方なくて、気づいたらチケット買ってた。

最初に見たときの正直な感想は、「これ、TVシリーズを全部見てないと何がなんだかわからないやつだ」だった。冒頭から「あの翔子さん」と「中学生の翔子」が同時に存在していて、TVシリーズのラスト付近の記憶を必死に引っ張りながら見ることになる。映画単体で入った人は相当きつかったと思う。

2回目以降で気づくのは、序盤のなんでもない咲太と麻衣さんのやりとりが、終盤になってからじわじわ効いてくる構造になっていること。あと石川界人の声の使い方が1回目と2回目で全然違って聞こえる。感情を抑えているシーンの抑え方が、2回目だとかなり意図的に聞こえる。

「誰かのために死ねるか」じゃなくて、「誰かのために生きることを選べるか」という話

この映画を一言で言おうとすると、たいていの人は「翔子さんが咲太の初恋相手で、咲太が選択を迫られる話」みたいなまとめ方をする。それは間違ってないんだけど、なんか核心から少しずれてる気がしてずっと引っかかっていた。

2回目、3回目と見ていくうちに思ったのは、この映画が本当に問いかけているのは「自己犠牲の美しさ」じゃないということ。咲太が終盤に取ろうとする行動は、表面上は誰かを救うための選択に見える。でも実際は、それが「逃げ」になりうる選択でもある。自分が消えることで問題を終わらせようとするのは、ある意味でいちばん楽な解決法だ。

水瀬いのりが演じる牧之原翔子(大人)が、咲太に言う言葉がある。翔子は誰よりも時間の有限性を知っている立場から、「生きることを選んでほしい」という意味のことを告げる。水瀬いのりの声は普段から透明感があるんだけど、このシーンだけ妙に落ち着いた重さがあって、「あ、この人はもう答えを知っている人の声だ」と思った。演技なのか、キャラクターなのか、その境界が曖昧になる瞬間だった。

TVシリーズ全体を通じて、咲太はずっと「思春期症候群」という不思議現象に関わり続けてきた。誰かの問題に首を突っ込んで、なんとか解決してきた。でもこの映画ではじめて、咲太自身が「自分の選択」を正面から問われる。他人を救う側から、自分が何を選ぶかを突きつけられる側へ。

そしてその答えが、決して派手ではないこと。劇的な自己犠牲でも、すべてを賭けた大勝負でもなく、もっと地味で、もっと根性のいる選択。「生きて、ここにいる」ということの重さを、この映画はわりと真顔で描いている。そこがシリーズの中でもこの映画だけが持っている重量感だと思う。

特に刺さったシーン

終盤、咲太と古賀朋絵が交わすやりとり。東山奈央が演じる朋絵は、TVシリーズではどちらかというとコメディリリーフ寄りの立ち位置だったのに、この映画では違う面を見せる。咲太に対して、真っ直ぐに、少し怒ったように、でも泣きそうな声で何かを訴えるシーン。東山奈央の声は元々ハイトーンで明るいイメージがあるんだけど、感情が抑えきれなくなるときの「割れ方」がある。あそこはそれが出ていて、思わず画面から目が離せなかった。

あと内田真礼演じる豊浜のどかの、咲太への態度の変化。声優と夜あそびでのイメージとは全然違う、少し棘のある話し方が序盤にあって、それが終盤にかけて変わっていく。そのグラデーションが声だけでわかるのがすごい。

内田雄馬の国見佑真は出番こそ多くないんだけど、いるシーンの空気の安定感が異常で。「この人がいると咲太が少しだけ普通の高校生になる」みたいな効果がある。

読んで見たくなったら——『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人:

  • TVシリーズを全部見た人。これは前提条件と思っていい
  • 「初恋」と「現在の恋人」の間で揺れる話が好きな人(ただし三角関係的なドロドロは少ない)
  • 感情の説明を最小限にして、行動と声で語るタイプの演出が好きな人
  • 水瀬いのりの声が好きな人。この映画は彼女の出番と役割が軸になっている
  • 「不思議な現象の説明より、それが人物にどう作用するかを見たい」人

合わない人:

  • TVシリーズ未視聴の人。本当に何もわからないまま終わる可能性が高い
  • 思春期症候群の設定や仕組みに論理的な説明を求める人
  • テンポの速い展開や派手なアクション・演出を期待している人
  • 「どっちを選ぶかはっきりしろ」と思うタイプの人(この映画の答え方は独特)

次に見るなら

君の名は。——時間軸がずれた状態で誰かと繋がり続けるという構造が近い。「会えない相手を思い続ける」という感情の重さと、それが解決したときの静かな着地点の作り方が似ている。新海誠の画面の密度は全然違うけど、見た後の余韻の質感が重なる部分がある。

ef – a tale of memories.——記憶と時間と恋愛が絡み合うタイプの話が好きなら。演出がかなり実験的なので好みは分かれるけど、「誰かの存在が時間を超えて影響を与え続ける」というテーマは青ブタ映画版と通底している。

心が叫びたがってるんだ。——感情を言葉にすること、できないこと、その両方を抱えながら人と関わっていく話。青ブタほどSF的な仕掛けはないけど、高校生の感情のリアルさの描き方が近い。あと主演声優の演技の「声の使い方」という意味でも見応えがある。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+¥1,250〜(税込)なし500+

『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』は、ABEMA・dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Netflix・Hulu・Disney+ と、主要な動画配信サービスのほぼすべてで視聴可能です。加入しているサービスからすぐに視聴できる恵まれた配信環境が整っているため、TVシリーズを見終えたその日に劇場版へ進むことができます。気になるサービスを比較しながら、最適な環境でお楽しみください。

よくある質問

Q. TVシリーズを見ていなくても楽しめますか?
A. 本作はTVシリーズ『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』の続きとなるため、先にTVシリーズを視聴してからご覧いただくことを強くおすすめします。登場人物の背景や「思春期症候群」の概念を把握しているほど、物語の感動が深まります。
Q. 上映時間はどのくらいですか?
A. 本作の上映時間は約89分です。劇場版アニメとしてテンポよくまとまっており、サクッと見やすい尺ながら内容は濃密です。
Q. 続編はありますか?
A. 本作に続く新作劇場版『青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない』が2024年に公開されています。こちらも同様の配信サービスで視聴できるため、本作を楽しんだ方はぜひあわせてチェックしてみてください。
Q. 原作小説との違いはありますか?
A. 本作は鴨志田一氏の同名ライトノベル(第7巻)を原作としており、アニメ版は原作の流れを忠実に再現しています。原作ファンにも違和感のない仕上がりで、映像ならではの演出が原作の世界観をさらに引き立てています。

まとめ

『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』は、ABEMA・dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Netflix・Hulu・Disney+ と、主要な動画配信サービスのほぼすべてで視聴可能です。加入しているサービスからすぐに視聴できる恵まれた配信環境が整っているため、TVシリーズを見終えたその日に劇場版へ進むことができます。気になるサービスを比較しながら、最適な環境でお楽しみください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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