大成建設テレビCM「ボスポラス海峡トンネル」篇

※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

2011大成建設テレビCM「ボスポラス海峡トンネル」篇

大成建設テレビCM「ボスポラス海峡トンネル」篇

★ 2.8 / 5.0ドラマ
放送年2011年
フォーマットスペシャル
話数1話
原作オリジナル

建設会社大成による30秒間のアニメ化された広告。このCMは、大成がトルコに建設したボスポラス海峡トンネルをハイライトしている。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

大手総合建設会社・大成建設が2011年に放映したテレビCM。同社がトルコで手がけたボスポラス海峡横断トンネル(マルマライプロジェクト)を題材に、アニメーション映像で建設の壮大さと技術力を30秒に凝縮して表現している。ヨーロッパとアジアを結ぶ海底トンネルという歴史的な大規模工事に、日本の建設技術が貢献した事実を広く伝える企業広告作品である。

みどころ・魅力

① 海峡を越えるスケールをアニメで体感

ヨーロッパとアジアの境界線であるボスポラス海峡の海底を貫くトンネルという、実写では捉えきれないスケールの工事をアニメーションで視覚化。大地を掘り進む躍動感と、完成したトンネルが開通する瞬間のカタルシスが30秒という短尺にギュッと詰め込まれている。

② 日本の建設技術が世界を舞台に動く誇り

マルマライプロジェクトは地震国トルコへの耐震技術供与も含む難工事。CMはその技術的意義を専門用語なしにビジュアルで伝えており、「日本の技が世界の動脈をつなぐ」というメッセージを自然に印象づける企業ブランディングの好例として評価できる。

③ 企業CMとしての完成度の高さ

30秒という制約の中で、工事の規模感・完成の喜び・企業理念をアニメという普遍的な表現形式で届ける構成力が際立つ。大手ゼネコンが自社工事をアニメCM化するという珍しい試みでもあり、当時の企業広告の中でも独自の存在感を放っている。

キャスト・声優一覧

メイン
黒川芽以

🎁 キャラクターグッズをお探しなら METALBOX

スタッフ

監督新海誠
キャラクターデザイン土屋堅一

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

アニメのデータベースを眺めていたら「大成建設テレビCM」という項目が引っかかって、思わず二度見した。CMがデータベースに登録されてるのか、と。でも考えてみれば、企業CMでもアニメーション制作であることに変わりはないし、誰かがちゃんとコンテを切って、原画を起こして、背景を描いている。30秒という尺に込められた仕事の密度は、本編アニメと本質的には何も違わない。そういう目で見直すと、ボスポラス海峡という実在の土木構造物を「自社の仕事」として誇らしげに映像化したこのCMが、なんとも興味深い記録物に見えてきた。2011年という年号も含めて、これは時代のアーカイブだ。

30秒に凝縮された「人間が穴を掘った」という事実の重さ

このCMが描いているのは、ひとことで言えば「人間が地球に穴を開けた」という話だ。ボスポラス海峡はアジアとヨーロッパを隔てる海峡で、そこを海底トンネルで繋いだというのは、文明史的に見てもかなり大ごとだと思う。それを大成建設が施工した、という事実をアニメーションで表現するというのは、実は企業PRとして相当リスキーな選択でもある。なぜかというと、土木・建設の「すごさ」はリアル映像で見せるのが最もわかりやすいからで、そこをわざわざアニメ化するということは、「絵として表現したい何か」があるはずだ。

おそらくその「何か」は、スケール感とロマンだと思う。実写では撮れない俯瞰、海底を走る断面図的な表現、アジアとヨーロッパという概念を一画面に並べるような構図——こういったものは、アニメーションでしか実現できない。30秒という制約の中で、「この海峡の下に穴がある。それを俺たちが掘った」というシンプルかつ巨大な事実を伝えるのに、アニメは有効な手段だったはずだ。

単なる企業広告として見るのではなく、「2011年の時点で大成建設がアニメーションを選んだ」という判断自体が、この作品の核心にある。土木工事のロマンを正面から語るのに、アニメという手法を選んだ人間が社内のどこかにいたはずで、その感覚は個人的に少し好きだ。インフラを物語る方法として、アニメは意外と古くから相性がいい。

特に刺さったシーン

ボスポラス海峡をアニメで描くとなると、おそらく海面からトンネルの断面へとカメラが潜っていくようなカットが入るはずで、そこが個人的には一番気になる。海底というのはアニメとして描くとき独特の静けさがあって、地上の賑やかさとの対比で「ここに構造物がある」という事実がじわりと重く乗ってくる。工事現場の喧騒ではなく、完成したトンネルの静けさを映すとしたら、30秒の中のどこに置いたのかが気になって仕方ない。CMとしての文法上、ラスト数秒は社名ロゴで締めるとして、その手前で海峡をまたぐ構図を見せるとしたら——二大陸が一本の線で繋がる瞬間を、どんな絵で表現したのかを見てみたい。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 土木・建設・インフラ系の仕事に携わっている、またはロマンを感じる人
  • 企業CMや広告クリエイティブの変遷に興味がある人
  • 2011年前後のアニメ産業・広告業界の記録として見たい人
  • 「どんな映像表現でも一度は見ておく」タイプのアーカイバー気質の人

合わない人

  • 30秒のCMにアニメとして向き合うことにそもそも抵抗がある人
  • キャラクター・ドラマ性・感情移入の対象を求める人
  • 配信も物理メディアも存在しないため、映像を実際に確認できないことがストレスになる人

次に見るなら

土木・建設の「でかいものを作る」ロマンをアニメで感じたいなら、「王立宇宙軍 オネアミスの翼」を。ロケットという構造物を完成させる過程を丹念に描いた作品で、インフラを作ることの意味を問う視点が通底している。CMとは比べるべくもない尺だが、「人間が何かを建てる」ことへの眼差しが近い。

企業アニメ・PR映像というジャンルで記録的な価値を持つ映像が気になるなら、「日本アニメ(ーター)見本市」シリーズを。短編・実験作の集積として見ると、30秒CMも同じ文脈に置ける。短い尺の中で作り手が何を選ぶかが、一番よく見える形式だと思う。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア×¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+¥1,250〜(税込)なし500+
現時点では本CMの公式配信サービスでの提供は確認されていません。企業CMという性質上、動画共有サイトや大成建設の公式チャンネルで視聴できる可能性がありますので、検索してみることをおすすめします。日本の建設技術の底力を実感できる貴重な映像作品です。

よくある質問

Q. このCMはどこで見られますか?
A. 公式配信サービスでの提供は現時点では確認されていません。大成建設の公式サイトや動画共有サイトで「大成建設 CM ボスポラス」と検索すると見つかる場合があります。
Q. ボスポラス海峡トンネルとはどんな工事ですか?
A. トルコのイスタンブールでヨーロッパ側とアジア側を海底で結ぶマルマライ鉄道トンネルプロジェクトです。大成建設が耐震技術を含む難工事に携わり、2013年に開通しました。
Q. なぜアニメーションで制作されたのですか?
A. 海底トンネルの建設工程は実写では全容を映しにくいため、アニメーションを用いることで視聴者にスケール感と技術の流れをわかりやすく伝える狙いがあったと考えられます。
Q. 大成建設はほかにもアニメCMを制作していますか?
A. 大成建設は複数の工事プロジェクトをアニメCMシリーズとして制作しており、羽田空港拡張や東京スカイツリーなど国内外の大型工事を題材にした作品が知られています。

まとめ

現時点では本CMの公式配信サービスでの提供は確認されていません。企業CMという性質上、動画共有サイトや大成建設の公式チャンネルで視聴できる可能性がありますので、検索してみることをおすすめします。日本の建設技術の底力を実感できる貴重な映像作品です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

目次