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タイムトラベル少女~マリ・ワカと8人の科学者たち~
| 放送年 | 2016年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | その他 |
| 制作 | WAO World |
マリ・早瀬は、歴史上最も著名な8人の科学者と発明家に会うため、過去へ遡る任務を遂行している。友人のワカ・水木とジュン・水木の協力を得て、ベンジャミン・フランクリンやアレクサンダー・グラハム・ベル、トマス・エジソンなど有名人物と直接会うことになる。彼女の目的と使命は何か。過去に取り残されないことを願う。
作品概要・あらすじ
あらすじ
中学生の早瀬マリは、ある日不思議な手帳を手に入れたことで、タイムトラベルの力を持つことに。親友のワカ・水木や弟のジュンとともに、ベンジャミン・フランクリン、アレクサンダー・グラハム・ベル、トーマス・エジソンをはじめとする歴史上の偉大な科学者・発明家たちが活躍した時代へと次々に飛び込んでいく。それぞれの時代で出会いと冒険を繰り返しながら、マリたちは科学の歴史の裏側に隠されたある使命の真相へと近づいていく。過去に取り残されることなく、現代へ戻り続けられるのか——少女たちのタイムトラベル冒険譚。
みどころ・魅力
① 実在の科学者たちとのリアルな出会い
フランクリンの凧実験、ベルの電話発明、エジソンの白熱電球開発など、教科書で馴染みのある歴史的シーンを舞台に物語が展開。偉人たちの人間的な側面や当時の時代背景がリアルに描かれており、科学史の入門としても楽しめる構成になっています。
② 少女たちの友情と成長が軸になる冒険劇
タイムトラベルという非日常の状況に置かれながらも、マリ・ワカ・ジュンの3人組の絆と掛け合いが物語の温かみを支えています。危機的な場面でも諦めずに協力し合う姿は、王道の冒険アニメとしての魅力をしっかり備えています。
③ 子どもから大人まで楽しめる科学×SFの世界観
SF要素であるタイムトラベルと、実際の科学史・発明のエピソードが自然に融合した独自の世界観が特徴。難しい科学知識も物語の流れで自然に学べる構成になっており、教育的な側面も兼ね備えた2016年放送の冒険アニメです。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | ヤマサキオサム |
|---|---|
| シリーズ構成 | ヤマサキオサム |
| キャラクターデザイン | 小林多加志 |
| 美術監督 | 安田ゆかり |
| 音響監督 | 長崎行男 |
| OP | エイオーピー「希望TRAVELER」 |
| ED | エラバレシ「ミス・ラビット」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルを見て、最初は後回しにしていた。科学者と一緒にタイムトラベル、という設定は聞こえはいいけど、「電話の発明の瞬間を目撃しました」的な授業形式になるだろうという先入観があって。それが崩れたのはキャスト表を見たときで、三木眞一郎がベンジャミン・フランクリン、石田彰がヘルツ、前野智昭がグラハム・ベルという並びを見て、意味がわからないほど豪華だと思って視聴を決めた。主演の早瀬真理に豊崎愛生、晶に戸松遥という顔ぶれも含めると、2016年のキャスティングとしてかなり攻めている。見始めてみると「ちゃんとやってる」という感触があった。2回目に見たとき、マリが各科学者と接する時間の使い方が意外と丁寧に組まれていることに気づいて、最初の視聴では物語を追うだけで終わっていたんだなと思った。
教科書の名前だった人たちが、血の通った人間として動き出す話
フランクリン、ヘルツ、エジソン、グラハム・ベル——小学校から中学校にかけて、これらの名前は全員一度は習う。ただ「習う」というのは、記号として頭に入るということで、人として彼らのことを考えたことがあったかというと、ほとんどない。雷の実験をやった人、周波数の単位の由来になった人、電話の発明者、という処理をして終わっていた。
この作品が面白いと思う理由のひとつは、マリが過去に飛ぶことで科学者たちに「会う」という体験の構造にある。伝記を読む話ではなく、会話が成立する。マリが「あなたはなぜそれを作ろうとしたのか」という問いを直接ぶつけられる状況が生まれる。その問いへの答えが、発明の「結果」ではなく「衝動」に触れているとき、急に教科書の名前が人に見えてくる瞬間がある。
石田彰が演じるハインリッヒ・ヘルツは、その点でかなり効いている。「ヘルツ」という単位名だけ知っている状態で視聴を始めた人間が、石田彰の声で語られるヘルツの内面に接したとき、ヘルツという単位が突然「人が作ったもの」に見える。声優の演技が、歴史上の人物を解凍する触媒として機能している構造で、これは活字の伝記にはできない体験だと思う。前野智昭のグラハム・ベルも同様で、演じ方の熱量は本物で、「伝えたい」という発明の根本にある感情を丁寧に出している。
単純な教育コンテンツとして評価するなら「薄い」という批判は成立する。ドラマとして見ればキャラクターの掘り下げが物足りない部分もある。でもこの作品が2016年に子ども向けとして作られたときに選んだ「偉人を人として描く」という方向性は、今振り返っても誠実な選択だと思う。知識として知っていた名前が、見終わった後に少しだけ「人」として見えるようになる——それだけでこのアニメの仕事は完成していると言っていい。
特に刺さったシーン
序盤、マリが初めてタイムスリップした直後の混乱とその後の状況把握の場面が好きだった。豊崎愛生が演じる真理の、慌てているんだけど頭は動いている、という感情の切り替えのテンポが面白くて、豊崎愛生が緊張感のある演技も自然にこなせると気づいた瞬間だった。姉の晶役の戸松遥との関係性も、妹を心配する姉という機能に終わっておらず、ふたりの間の空気が姉妹として妙にしっくりきていた。姉側が重くなりすぎない温度感を戸松遥が保っているおかげで、晶というキャラクターが説教役に転落しない。
三木眞一郎のベンジャミン・フランクリンは、登場したときの「思ったより重みのある人物」という印象が最初にあって、2回目に聞いたとき、台詞ごとの間と声の質のコントロールが計算されていることに気づいた。探求者としての年季を声だけで表現する技術があって、これが教科書に出てくる「凧で雷を捕まえた人」と同一人物だとは、聞いている間は忘れていた。それくらい、三木眞一郎の仕事がキャラクターの中に入り込んでいた。
読んで見たくなったら——『タイムトラベル少女~マリ・ワカと8人の科学者たち~』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 子どもの頃に科学者図鑑や伝記を読んでいた記憶がある人
- 豪華声優陣が意外な役を演じる構図を純粋に楽しめる人
- 完成度よりも「姿勢と誠実さ」で作品を評価できる人
- 中学生くらいの子どもと一緒に見る作品を探している親
- 2016年前後の子ども向けアニメを掘り直している人
合わない人
- タイムトラベルSFとしての設定的な整合性や厳密さを求める人
- キャラクターの心理描写や関係性の深みを重視する人
- 娯楽アニメとしてのテンポや密度を期待して見始める人
- 「教育的」という要素がそもそも苦手な人
次に見るなら
「科学×冒険」という軸で次を探すなら、まずDr.STONEを挙げる。文明が石化した世界で科学知識だけを武器に一から積み上げていく話で、科学が「暗記する知識」ではなく「問題解決の道具」として機能する描き方が徹底している。タイムトラベル少女より娯楽の密度は高く、科学への入り口としての機能は共通している。
クラシックな方向で見るならふしぎの海のナディアも合う。1990年のNHK放映作だけど、科学と冒険と歴史が入り混じった構造は今見ても古びていない。子ども向けとして作りながら大人が見ても発見があるバランスの取り方が、タイムトラベル少女と近い。
「なぜこの人はこれを目指したのか」という問いへの掘り下げを別の角度から見たいなら宇宙兄弟も候補に入る。時代も設定もまるで違うけど、人の「衝動」を丁寧に描こうとする誠実さという点で、タイムトラベル少女と地続きの感覚がある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『タイムトラベル少女~マリ・ワカと8人の科学者たち~』は、dアニメストアおよびDMM TVで視聴できます。どちらのサービスも豊富なアニメラインナップを取り揃えており、本作を手軽にお楽しみいただけます。科学と冒険が融合した本作をぜひチェックしてみてください。
