※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

うどんの国の金色毛鞠
| 放送年 | 2016年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | LIDENFILMS |
讯息 讯息翻訳: 多和田想太は東京で働くウェブデザイナー。故郷の香川県にある家族のうどん屋を訪れた際、謎の少年を発見する。少年ポコの秘密を知った想太は、仕事を辞めてポコの世話をすることを決める。二人の日常が、ポコが「うどん王国」香川を元気に駆け回る中で静かに始まる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
東京でウェブデザイナーとして働く多和田想太は、亡き父が遺した香川県の実家のうどん屋を久しぶりに訪れます。閉店したままの店内で出会ったのは、うどんが大好きな謎の少年・ポコ。その正体は、人の姿に化けることができる狸の子でした。一人ぼっちのポコを放っておけなくなった想太は、思いきって仕事を辞め、故郷でポコを育てることを決意します。うどんの国・香川を舞台に、不器用な青年と無邪気な狸の子が紡ぐ、あたたかな疑似親子の日常が静かに幕を開けます。
みどころ・魅力
① 香川=「うどんの国」を巡るご当地グルメ描写
舞台となる香川県のうどん店や名所が丁寧に描かれ、讃岐うどんの湯気まで伝わってくるようなご当地感が魅力です。実在のスポットを思わせる風景と、ポコがうどんを頬張る愛らしい姿が重なり、観ているだけで香川を旅したくなる作品に仕上がっています。
② 想太とポコが育む疑似親子の絆
最初はぎこちなかった二人が、暮らしを共にする中で少しずつ本当の親子のように寄り添っていく過程が見どころです。無邪気なポコの仕草に癒やされつつ、想太が「守る側」として変わっていく姿に、じんわりと胸が温かくなります。
③ 過去と向き合い、前を向く再生の物語
本作は単なる日常系にとどまらず、想太と亡き父との関係や、彼自身が抱えてきた心の整理にも踏み込みます。ポコとの出会いをきっかけに、過去のわだかまりと向き合い再び歩き出していく描写が、静かな感動を呼ぶ大人にも刺さる物語です。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 宅野誠起 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 高橋ナツコ |
| キャラクターデザイン | 伊藤依織子 |
| 音楽 | 橋本由香利 |
| 美術監督 | 合六弘 |
| 音響監督 | 鶴岡陽太 |
| OP | ウィーバー「S.O.S.」 |
| ED | グッドワープ「Sweet Darwin」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
狸の子がうどん屋にいる、くらいの認識で再生ボタンを押した。香川が舞台で、東京で消耗したウェブデザイナーが帰ってくる——あらすじだけ見ると、ありがちな田舎いやし系だろうと高をくくっていた。実際、最初の数話はその通りに進む。ポコがうどんをほおばり、想太が困った顔をして、讃岐の景色がやたら丁寧に描かれる。ところが中盤に差しかかると、雲行きが変わってくる。2回目に見たとき気づいたのは、序盤の何気ない会話のなかに、後半で効いてくるものがもう静かに仕込まれていたことだった。いやし系の皮をかぶって、別のものを見せられていたらしい。
亡くなった父との時間を、狸の子とやり直す話
この作品を「かわいい狸とのほのぼの生活」だと紹介すると、たぶん半分しか伝わらない。想太がポコの世話をやくその手つきは、どう見ても自分が父にしてもらったことの反復だ。うどんの茹で方、店の畳み方、子供の機嫌の取り方——彼が無意識になぞっているのは、もういない父の所作なんだと思う。
想太は故郷の店をめぐる事情を抱えて帰省する。物語のスタート地点で、想太と父のあいだにはもう取り返しのつかない距離がある。普通なら喪失の物語になるところを、この作品はポコという狸の子を放り込むことで、喪失を「やり直し」へ静かにすり替えていく。父にしてもらえなかったこと、言えなかったこと、聞けなかったこと。それを想太はポコを通して、ひとつずつ回収していく。
おもしろいのは、ポコ自身も人の子ではない、という設定の使い方だ。人間でないからこそ、ポコは想太に「血のつながりとは別の家族の形」を突きつける。終盤のある選択を前にしたとき、この設定がじわりと効いてくる。単なる動物ものではなく、「誰を家族と呼ぶか」を最後まで問い続ける話なんだと、見返すたびに思う。香川の風景がしつこいほど美しく描かれるのも、たぶん「帰る場所」というテーマと無関係じゃない。
特に刺さったシーン
終盤、想太が父にまつわるある事実と向き合う展開がある。詳しくは伏せるが、ここで主人公・想太を演じる中村悠一の芝居が、ぐっと抑えにかかるのがいい。声を張らない。むしろ普段より低く、平坦に話す。その平坦さに、こらえているものが全部出ている。中村悠一はにぎやかな役で語られがちだけれど、この作品の彼は「何も言わない芝居」で勝負していて、初見では聞き流したセリフが2回目にずしりと残った。
それから、藤山紗枝を演じる花澤香菜の使い方も好きだ。彼女は想太に正面から踏み込まない。一歩引いた距離からポコと想太の関係を見守る役回りで、その絶妙な間合いが花澤香菜の声でちょうどよく成立している。ポコがうどんをほおばるたび、こっちまで腹が減ってくるのは完全に作画と効果音の罪だ。深夜に見るものじゃない、と毎回後悔する。
読んで見たくなったら——『うどんの国の金色毛鞠』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 田舎の景色と食べ物の描写を、物語の一部として味わえる人
- 派手な事件より、家族の小さな機微をじっくり追いたい人
- 父親との関係に、言いそびれた何かを抱えている人
合わない人
- 毎話はっきりした起承転結や事件を求める人
- 子供(狸)が中心の生活描写を、間延びして感じてしまう人
- 泣かせにくる終盤を「あざとい」と受け取ってしまう人
次に見るなら
甘々と稲妻。娘と二人、不器用に食卓を囲む父親の話で、「誰かのために台所に立つ」ことの尊さを描く点が地続きだ。食べ物の湯気で泣ける人なら、こっちも確実に効く。
うさぎドロップ。血のつながらない子供を引き取って育てる男の話。「家族とは何か」を生活の細部で問うていく姿勢が、想太とポコの関係にそのまま重なる。
夏目友人帳。人ならざるものとの距離感、そして静かな喪失と再生。テンション低めのやさしい時間が好きなら、香川のうどん屋の隣にこの世界も置いておきたい。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『うどんの国の金色毛鞠』は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluで配信されています。アニメ作品に強いdアニメストアをはじめ、複数のサービスで視聴できますので、ご自身がふだん使っている環境に合わせて選べます。気になった方は、これらの配信サービスで作品をチェックしてみてください。
よくある質問
まとめ
『うどんの国の金色毛鞠』は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluで配信されています。アニメ作品に強いdアニメストアをはじめ、複数のサービスで視聴できますので、ご自身がふだん使っている環境に合わせて選べます。気になった方は、これらの配信サービスで作品をチェックしてみてください。
