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ウマのフレンズ
| 放送年 | 2017年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | ゲーム |
けものフレンズと日本中央競馬会によるアニメコラボレーション作品です。本作は競馬の魅力を、かわいいキャラクターたちを通じて紹介しています。競馬に関連するストーリーを展開させながら、視聴者に競馬の楽しさと興奮を伝えることを目的としています。
作品概要・あらすじ
あらすじ
大人気アニメ「けものフレンズ」と日本中央競馬会(JRA)がタッグを組んだスペシャルコラボONA作品。競馬の世界を舞台に、かわいらしいフレンズたちが競走馬の魅力や競馬観戦の楽しさをわかりやすく紹介します。ほのぼのとしたコメディタッチで描かれており、競馬を知らない人でも気軽に楽しめる内容になっています。みどころ・魅力
① けものフレンズ×JRAという異色の夢コラボ
社会現象を巻き起こした「けものフレンズ」と日本中央競馬会という、一見意外な組み合わせが実現したコラボ作品。フレンズのデザインを活かしながら競馬の世界観を落とし込んだユニークな設定が、両作品のファンを楽しませます。② 競馬の魅力をかわいいキャラクターで丁寧に解説
競馬のルールやレースの見どころを、フレンズたちが親しみやすい言葉でわかりやすく紹介。初めて競馬に触れる視聴者でもスッと内容が入ってくる構成になっており、競馬入門コンテンツとしても機能しています。③ 短尺ONAならではのテンポ良いコメディ展開
ONA形式の短いエピソードにコメディ要素がギュッと詰まっており、サクッと気軽に視聴できるのが魅力。けものフレンズらしいほのぼのとした雰囲気はそのままに、競馬の興奮と笑いを同時に楽しめます。キャスト・声優一覧










スタッフ
| 監督 | たつき |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 吉崎観音 |
| 音楽 | 立山秋航 |
| 音響監督 | 阿部信行 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「ウマ娘」で検索したらヒットした、という経路ではない。けものフレンズとJRAがコラボするという情報を見かけて、「えっ、JRAがアニメを?」という素朴な驚きで再生した。2017年、けものフレンズが社会現象になっていた頃の話だ。あのブームに乗っかって競馬を宣伝しようとしたJRAの判断は、今考えるとかなり正しかった。
最初に見たとき感じたのは「けもフレの皮を被ったJRA公式CM」という印象で、それ自体は間違っていなかった。ただ、2回目に見たとき気づいたのは、そのCMとしての精度がかなり高いということだ。競馬を知らない視聴者に「競馬って、こういうものか」と思わせる導線が、短いながらも丁寧に設計されている。桑島法子演じるあおかげのセリフ回しが、情報を「説明」ではなく「会話」として聞かせてくれるのも大きい。
「フレンズ」というフォーマットは、競馬という文化の入口として機能する
本作を単なるコラボ企画として片づけることはできる。実際、尺も短く、ストーリーの深みを求めて見るものではない。ただ、「けものフレンズのフォーマットを使って競馬を描く」という選択には、もう少し考える価値がある。
けものフレンズが2017年に持っていた独特の空気——無垢なキャラクターたちが世界の仕組みを発見しながら進んでいく構造——は、「知らない人に何かを教える」コンテンツとして非常に相性がいい。競馬は、競馬ファンにとっては当然の知識が、門外漢にはまったく届かないジャンルの代表格だ。速さ、血統、レースの緊張感、そういったものを「フレンズたちが体験して驚く」という形式に落とし込むことで、視聴者は説明されるのではなく一緒に体験する側に引き込まれる。
内田彩が演じるかばん——もともとけものフレンズ本編で「動物ではないが、フレンズと一緒に旅する存在」として機能していたキャラクター——が本作でも案内役に近いポジションにいるのは、偶然ではないと思う。視聴者に近い目線で世界に入っていけるキャラクターが必要だったのだろう。内田彩の声は透明感があって、疑問を持ちながら前に進む役にいつもぴったりはまる。
「ウマ娘じゃなくてウマのフレンズ」という言い方を誰かがしていたが、これはある意味で正しい。ウマ娘はキャラクターとして馬を人格化することで「推せるアイドルがいる競馬の世界」を作った。本作がやっているのは逆で、「フレンズという普遍的なフォーマット」を使って、競馬という実在の文化へ連れていこうとしている。どちらが優れているかではなく、アプローチの違いとして興味深い。
特に刺さったシーン
レースの直前、あおかげが競走馬としての本能を見せる瞬間がある。それまでフレンズらしい柔らかいやりとりが続いていたところから、スタートへの集中と緊張が一気に画面に出てくる切り替えが、短い尺なのにちゃんと「スポーツの瞬間」として感じられた。
ここでの桑島法子の演技が実に丁寧だ。208本の出演作を持つ桑島法子はどのジャンルでも「キャラクターの芯」を外さない声優だと思っているが、あおかげでも同じことをやっている。フレンズとしての可愛らしさと、競走馬としての真剣さが同じ声から出てくる。その二面性が1キャラクターの中に同居している説得力は、経験のある声優にしか出せないものだ。
思わず一時停止して「あ、この作品は本当にJRAのPRを作ろうとしているんじゃなくて、競馬というものを伝えようとしているんだ」と感じた瞬間だった。短編コラボにそこまで求めるつもりがなかっただけに、予想外だった。
読んで見たくなったら——『ウマのフレンズ』はNetflixで視聴できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 2017年のけものフレンズブームをリアルタイムで体験した人
- 競馬に多少興味があるが、どこから入ればいいかわからない人
- 桑島法子・内田彩のファンで、短くても声を聞ければいいという人
- コラボ企画のなかでも「作り手の意図が伝わるもの」を評価できる人
合わない人
- ストーリーの起伏や感情的な盛り上がりを求める人(尺がそもそも短い)
- けものフレンズのキャラクターや雰囲気にまったく馴染みがない人
- 「ウマ娘のような深掘りされた競馬エンタメ」を期待する人
次に見るなら
本作の「フレンズたちと一緒に世界を発見する」感覚が好きなら、原点であるけものフレンズを見るのが自然な流れだ。2017年のアニメとしての独特の質感——低予算の3DCGが逆に独自の空気を作り出したこと——を含めて、本作との文脈を共有しながら楽しめる。尺が長くなっても、その「発見」の構造は一貫している。
競馬エンタメとしてもっと深く入りたいならウマ娘 プリティーダービーに進むのがいい。実在の競走馬を擬人化してキャラクター化するというアプローチで、本作とは逆方向から競馬を描いている。スポーツアニメとしての完成度が高く、競馬の知識がなくても物語に引き込まれる。
「企業コラボのアニメ短編なのに妙に誠実」という点で気が合うなら、アイドルマスター シンデレラガールズシリーズのスピンオフ短編群を掘ってみるのも悪くない。コンテンツとして機能しながら作り手の愛情が透けて見える作品が好きな人に向けて言っている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「ウマのフレンズ」はNetflixおよびHuluで視聴できます。どちらのサービスにも配信されているため、普段使いのプラットフォームから気軽にアクセスできます。短尺ONA作品なので隙間時間にサッと見られるのも嬉しいポイントです。