W’z《ウィズ》

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2019W’z《ウィズ》

W’z《ウィズ》

★ 2.4 / 5.0アクション音楽
放送年2019年
フォーマットTVアニメ
話数13話
原作オリジナル
制作GoHands

ユキヤは「おそらく」14歳の少年。一人でDJをして過ごしている。父の影響でハウスミュージックを幼少から聴き、動画をネットにアップしている。誰かに何かを伝えたい、認められたい、大切な存在になりたいという思いを抱きながらも、傷つくことが怖い。再生数を増やそうとする中、彼は取り返しのつかない行動をしてしまう。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

「おそらく」14歳の少年・ユキヤは、父の影響で幼いころからハウスミュージックを愛し、一人でDJをしながらその動画をネットに公開して日々を過ごしている。誰かに何かを伝えたい、認められたい、誰かにとって大切な存在になりたい——そんな切実な思いを抱えながらも、傷つくことを恐れて踏み出せずにいる。再生数を増やそうと焦るなか、ユキヤはある取り返しのつかない行動を起こしてしまう。

みどころ・魅力

① DJと音楽が主軸のユニークな青春アクション

ハウスミュージックというニッチなジャンルを物語の核に据えた意欲作。ユキヤがDJブースに向かうシーンや劇中のBGMは本格的な楽曲で構成されており、音楽ファンにとっても見ごたえのある演出が随所に盛り込まれています。アクションと音楽が交差する独自のスタイルが特徴です。

② 「承認欲求」と「傷つく恐怖」の繊細な心理描写

再生数を追い求めながらも、他者と深くつながることを怖れるユキヤの内面は、現代のSNS社会に生きる若者の心理と強くリンクします。感情の揺れを丁寧に描く脚本と演出が、単純なアクション作品に留まらない深みを与えています。

③ 前作『Hand Shakers』との世界観を継承した続編設定

同じGoHands制作の『Hand Shakers』(2017年)の続編にあたる作品で、前作キャラクターの子世代が主役。前作を知る視聴者には懐かしさと新鮮さが同時に楽しめ、未視聴でも単体で楽しめる構成になっています。シリーズを追う楽しみ方もできる点が魅力です。

キャスト・声優一覧

荒城幸也
荒城幸也
メイン
›
福原かつみ
土佐堀遥
土佐堀遥
メイン
›
藤田茜
三津寺千鶴
三津寺千鶴
サブ
›
上坂すみれ
東颯
東颯
サブ
›
石川界人
バインド
バインド
サブ
›
日笠陽子
北条勝
北条勝
サブ
›
村瀬歩
長岡大地
長岡大地
サブ
›
津田健次郎
高槻手綱
高槻手綱
サブ
›
斉藤壮馬
文幸=ニールセン
文幸=ニールセン
サブ
›
浪川大輔
芥川小代理
芥川小代理
サブ
›
諸星すみれ
ブレイク
ブレイク
サブ
›
福山潤
北条璃々
北条璃々
サブ
›
茅野愛衣

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スタッフ

監督鈴木信吾、金澤洪充
キャラクターデザイン内田孝行
音響監督田中亮
OP竹中涼平「Reason」
EDフキ「神様はきっと」

関連作品

アニメ

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

Kシリーズの名前はなんとなく知っていた。2012年のGoHandsのやつ。でも当時ちゃんと追っていなくて、W’zから入ったのはほぼ偶然だった。14歳の少年が一人でDJをしているという設定に、妙に引っかかったのが最初。アクション色が強いと思って見始めたら、序盤からずっと薄暗い孤独感が漂っていて、思いのほか落ち着いた温度感の作品だった。ハウスミュージックをBGMに育ってきた少年が動画をネットにあげている、その行為の切実さが最初の視聴ではよくわからなかった。2回目で気づいたのは、再生数が増えない沈黙のシーンに、ユキヤの欲望と恐怖の両方が詰まっているということ。見てほしいけど、近づいてほしくない。そのアンビバレンスが、この作品の中心にある。

「見てほしい」と「傷つきたくない」は、同時に成立しない

ユキヤがDJを選んだのは、音楽が好きだからというより、人と直接関わらなくて済む手段だったんじゃないかと思っている。動画をネットにあげる行為は、承認を求めながら相手の顔が見えない。傷つかずに認められようとする——その矛盾を、なんとか形にしようとした結果がこれだ。だから「取り返しのつかない行動」につながるのは必然で、その設計が最初から綻びを抱えていたからだと感じる。

再生数は数字であり、顔のない承認だ。ユキヤが求めているのはその数字ではなく、「自分が誰かにとって大切な存在になること」——でも大切にされるためには近づかなければならない。その矛盾を抱えたまま、彼は行動してしまう。アクション要素やクランのバトルは、この少年の内面の外側にある構造として機能しているが、物語の核はずっとユキヤの「距離感の問題」に置かれている。

福山潤演じるブレイクが絡んでくるあたりから、作品の温度が変わる。福山潤は感情の振れ幅が広い役でも「内側で何かを抑えている感じ」を出すのがうまくて、ブレイクがユキヤにとって何を意味するのかが、台詞より先に声のトーンで伝わってくる場面がある。日笠陽子のバインドも、表面上はクールな立ち位置なのに、笑い方の一瞬だけ温度が違う。そういう「声だけが知っている感情」を受け取れるかどうかで、この作品の評価は割れると思う。

特に刺さったシーン

序盤、ユキヤが一人でヘッドフォンをつけてビートに乗っているシーン。誰も見ていない部屋で、でも明らかに「誰かに見せるための動き」をしている。カメラを意識した仕草、微妙に決めているポーズ。その自意識の細かさが、この子の孤独の種類を一発で説明している。浪川大輔演じる文幸=ニールセンが初登場する中盤のくだり——浪川大輔は低音に独特のねっとりした重さがあって、「この人物がユキヤにとって危険かもしれない」という予感を、台詞の内容より先に声質で運んでくる。茅野愛衣の北条璃々は感情の揺れが繊細で、終盤の彼女のシーンは音量を上げて聴いてほしいと思った。津田健次郎の長岡大地は出番が多くないにもかかわらず存在感があって、画面に映るたびに空気が締まる。声優陣が全体的に、この作品の「不穏な静けさ」を支えている。

読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。TSUTAYA DISCASの30日間無料トライアルでレンタル代ゼロで見れる。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 承認欲求と孤独の話に敏感な人
  • DJやハウスミュージックの文化が好き、または興味がある人
  • GoHands作品の映像美が好きで、アクション以外の部分も拾える人
  • 声優の「声だけが伝える感情」を受け取るのが得意な人
  • K(K Project)シリーズを履修済みの人(より深く楽しめる)

合わない人

  • テンポよく展開が進むアクションを期待している人
  • 主人公に明確な成長の軌跡を求める人
  • K未履修で世界観の説明をある程度期待している人
  • 音楽演出に興味がなく、戦闘シーン重視で見たい人

次に見るなら

W’zの前日談にあたるK(K Project)は、同じGoHandsが手がけた2012年の作品。クランと能力者の世界観の基礎がここにある。W’zから入った人が逆順でKを見ると、知っているキャラクターが若い頃の姿で登場する面白さがある。映像のスタイルは一貫して過剰なほどキラキラしているが、物語の底には似たような「居場所のなさ」が流れている。

坂道のアポロンは、ジャズという音楽を通じて人と繋がることへの怖さと喜びを描いた2012年の作品。DJとジャズでジャンルは違うが、「音楽でしか表現できない感情がある少年」という核は重なる。関係性の解像度が高く、ユキヤの物語が物足りなかった人にはむしろこちらのほうが刺さる。

Carole & Tuesday(2019)は音楽×青春×承認の話として同時期の作品。こちらは全体的に明るい方向に振れているが、「誰かに届けたい」という動機の強さはW’zと地続きの感覚がある。音楽の演出が全編にわたって丁寧で、音好きには外れがない。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア×¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『W’z《ウィズ》』は現時点で主要な定額配信サービスでの配信は確認されていません。視聴を希望される方は、BDレンタルや購入によって視聴できます。入手前に最新の配信状況を各プラットフォームでご確認されることをおすすめします。

よくある質問

Q. W’z《ウィズ》はどんなアニメですか?
A. DJをする14歳の少年・ユキヤが主人公の音楽×アクションアニメです。承認欲求と孤独をテーマにした心理描写が特徴で、GoHands制作の『Hand Shakers』の続編にあたります。
Q. 前作『Hand Shakers』を見ていなくても楽しめますか?
A. 単体でも楽しめる構成ですが、前作を先に視聴しておくと世界観や登場人物の背景をより深く理解できます。シリーズをまとめて見ることでより楽しめる作品です。
Q. 音楽はどんなジャンルですか?
A. ハウスミュージックが中心です。主人公ユキヤの父の影響で物語にも深く組み込まれており、劇中の楽曲も本格的なクラブミュージックが多く使用されています。
Q. 全何話ですか?
A. 全12話の1クールアニメです。2019年1月から3月にかけて放送されました。コンパクトにまとまっているため、一気見にも向いています。

まとめ

『W’z《ウィズ》』は現時点で主要な定額配信サービスでの配信は確認されていません。視聴を希望される方は、BDレンタルや購入によって視聴できます。入手前に最新の配信状況を各プラットフォームでご確認されることをおすすめします。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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