YEBISUセレブリティーズ

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2010YEBISUセレブリティーズ

YEBISUセレブリティーズ

★ 2.5 / 5.0
放送年2010年
フォーマットOVA
話数1話
原作漫画

春日が広告会社に入社すると、横暴な上司・大城に嫌悪感を抱く。雑用ばかりさせられ、暴言を浴びせられるが、屈辱を受けるたびに上司への好意が募る。春日は大城に立ち向かうのか、それとも完全に従うのか。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

春日は広告会社に入社し、豪快で横暴な上司・大城と出会う。雑用を押しつけられ、容赦ない暴言を浴び続けるなかで、屈辱を受けるたびに奇妙なことに大城への想いが募っていく。自分の感情に戸惑いながらも、春日はやがてその感情と向き合わざるを得なくなる。立ち向かうのか、それとも従うのか——社会人1年目の葛藤と欲望を描いたBL作品。

みどころ・魅力

① 上司×部下という王道構図が生む緊張感

圧倒的な権力差がある上司と新入社員という設定は、BL作品の中でも特に人気の高い組み合わせ。大城の横暴な言動が、逆説的に春日の感情を引き出す展開は、ジャンルファンが求める”甘くない関係性の揺らぎ”を丁寧に描いています。

② 嫌悪と好意が交錯する感情描写

春日が大城に嫌悪感を抱きながらも好意が芽生えるという、矛盾した感情の動きが本作の核心です。単純なラブストーリーに留まらない、自己矛盾に苦しむキャラクターの内面描写が見どころのひとつです。

③ 大人向けOVAならではの濃密な表現

TVアニメとは異なるOVAフォーマットを活かした、大人の視聴者を意識した踏み込んだ描写が展開されます。コンパクトな尺の中に、関係性の変化を凝縮した密度の高い作品構成になっています。

キャスト・声優一覧

メイン
堀江一眞
大城崇
大城崇
メイン
小杉十郎太

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

小杉十郎太の出演リストをたどっていたら、見たことも聞いたこともないタイトルに行き着いた。2010年のOVA。TVシリーズの続編でも外伝でもなく、一本完結の独立作品。配信はどこにも存在しない。「謎の作品」という三文字以外に言いようがない。

それでも視聴ルートを探して見た。最初の数分で「ああ、そういう作品か」と察した——会社という密室、横暴な上司、理不尽な雑用、屈辱を受けるたびに募る好意。BLのお約束を踏み外す気が一切ない様式美。2010年代OVAの文法で書かれた、完全にコアファン向けの一本だ。2回目で気づいたのは、短い尺の中に転換点がちゃんと設計されているということ。謎の作品と侮っていたぶん、見直したときの発見が妙にうれしかった。

嫌いな理由と好きな理由が同じ——屈辱が欲望に変わる瞬間の話

この作品が描いているのは、「なぜ嫌いなはずの相手を好きになるのか」という問いだ。ただ、その立て方が少し歪んでいる。

主人公・春日にとって、上司の大城は嫌悪の対象として登場する。横暴、暴言、雑用押し付け——社会人が「最悪の上司」として挙げるすべての要素を備えたキャラクターだ。ところがこの作品は、その嫌悪が好意に転化していく過程をまったく批判的に描かない。むしろ「そういうものでしょう」という顔で押し通す。

これが最初は引っかかるんだが、見ているうちに妙な腑の落ち方をしてくる。大城の横暴さは、春日に「見られている」という感覚を与え続ける。無関心ではなく、徹底的に関与してくる——それが暴力的な形であっても、人間は「存在を認識されること」に安堵する側面がある。春日にとって大城は、どれだけ乱暴でも「完全に無視していない」人間なのだ。嫌いな理由と好きな理由が同じ構造から来ている、という皮肉がこの作品の核心にある。

小杉十郎太が演じる大城の声が、このテーマを肉体化している。低くて重く、命令するのが当然という空気を纏った声だ。罵倒のシーンでも声の密度が一定で、そこに奇妙な安定感がある。大城は怒鳴っているのではなく「そういう人間として振る舞っている」——そのニュアンスが声から滲んでいて、2回目に見たとき初めてそれに気づいた。

2010年当時のBL OVAが好んだ「理不尽な支配関係」の文法を使いながら、この作品はその関係の中に「春日が何を求めているか」という視点を差し込んでいる。薄いが、確かにある。謎の作品と言いつつ、テーマとしては意外と一本筋が通っている。

特に刺さったシーン

終盤、春日が初めて大城に対して反抗に近い言動を取る場面がある。それまで雑用をこなし、暴言を受け流してきた人間が、何かの閾値を越えてしまう瞬間だ。

そこで小杉十郎太の演技が変わる。命令のトーンから、別の何かへ。セリフの量が減って、声が一段低くなる。それだけなのに、場面の温度がまったく違うものになった。初回は何が起きたかよくわからないまま流れてしまったが、2回目で「ここが転換点か」と気づいた。セリフが少ないシーンほど密度を上げてくる——小杉十郎太はそういう使い方をする声優だと再確認した。

OVAという尺の短さもあって、全体としては駆け足気味に進む。それでもあのシーンだけ時間の流れが違う気がする。「屈辱を受けるほど好意が募る」という設定に対して、見ているこちらが何かを揺さぶられた数分だった。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 2000〜2010年代のBL OVA文化を通過してきた人
  • 支配・被支配の関係性を扱った作品が守備範囲に入る人
  • 小杉十郎太の演技を追っているキャスト追いかけ勢
  • 「理屈では説明できない好意」のメカニズムを物語で見たい人
  • 配信に頼らず視聴ルートを自力で探せる・探したい人

合わない人

  • 対等な関係性のロマンスを好む人(この作品にそれは出てこない)
  • OVA特有の「説明を省いた展開の速さ」が合わない人
  • 暴言・罵倒描写を不快に感じやすい人
  • 配信で気軽に見たい人(現状どこにも存在しない)

次に見るなら

職場を舞台にした支配関係のBLという意味では、世界一初恋が最も近い。マルコメ×エメラルドに代表される「理不尽な上司と振り回される新人」の図式はYEBISUセレブリティーズのトーンと地続きで、こちらはTVシリーズなのでOVA1本の濃縮感に慣れた後に広がりを楽しめる。

同じ時代のBL OVA文法という意味では純情ロマンチカシリーズも参照点になる。理不尽さを様式美として飲み込む文法を共有していて、TVシリーズからOVAへと順番に見ると、2010年前後のBL OVAがどういう文脈で作られていたかが自然と見えてくる。

もう少し現代の作品で「力関係が逆転する支配関係BL」を見たいなら、抱かれたい男1位に脅されています。が近い。芸能界という密室でのパワーバランスの変化を描いていて、「嫌いな理由と好きな理由が同じ」構造に共鳴した人には刺さりやすい。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア×¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+¥1,250〜(税込)なし500+
現時点では『YEBISUセレブリティーズ』の配信サービスへの配信は確認されていません。視聴を希望される方は、DVDやBlu-rayなどのパッケージ版を入手する方法が現実的です。BLジャンルのOVA作品として根強いファンを持つ作品ですので、中古市場などで探してみる価値があります。

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よくある質問

Q. YEBISUセレブリティーズはどこで見られますか?
A. 現在、主要な動画配信サービスでの配信は確認されていません。DVDなどのパッケージ版をオンラインショップや中古販売店で探すのがおすすめです。
Q. 原作はありますか?
A. BL漫画を原作としたOVA作品です。原作コミックスも出版されており、アニメと合わせて読むことでより深く世界観を楽しめます。
Q. 視聴対象は?成人向けですか?
A. 大人向けのBL OVA作品です。成人向けの表現を含む場合がありますので、年齢に応じてご確認の上でご視聴ください。
Q. 上司×部下のBLが好きな人におすすめですか?
A. 非常におすすめです。権力差のある関係性・複雑な感情の揺らぎ・社会人舞台という設定は、このジャンルを好む方が求める要素を押さえています。

まとめ

現時点では『YEBISUセレブリティーズ』の配信サービスへの配信は確認されていません。視聴を希望される方は、DVDやBlu-rayなどのパッケージ版を入手する方法が現実的です。BLジャンルのOVA作品として根強いファンを持つ作品ですので、中古市場などで探してみる価値があります。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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