四畳半タイムマシンブルース

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2022四畳半タイムマシンブルース

四畳半タイムマシンブルース

★ 4.0 / 5.0コメディミステリーサイコロジカルラブコメSF
放送年2022年
フォーマットONA
話数6話
原作その他
制作Science SARU

『四畳半神話大系』のスピンオフ。8月12日、下宿のエアコンのリモコンがコーラで壊される。「私」は時間機械で昨日に戻り、壊れる前にリモコンを回収しようと計画する。しかし友人・尾道は過去の出来事で遊ぶことに抵抗できず、宇宙を滅亡の危機に追い込んでしまう。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

森見登美彦の同名小説を原作とする、『四畳半神話大系』のスピンオフ作品です。うだるような暑さの8月、大学のサークル仲間が集う下宿で、唯一の冷房のリモコンがこぼれたコーラによって壊れてしまいます。翌日、サークルの部室に突如あらわれたタイムマシンを使い、「私」は昨日へ戻ってリモコンが壊れる前に回収しようと画策。しかし悪友・小津をはじめとする面々が過去の出来事に手を出したがり、その小さな改変がやがて宇宙崩壊の危機を招いていきます——。何気ない日常と壮大なSFが交差する、京都の青春タイムトラベル劇です。

みどころ・魅力

① 名作『四畳半神話大系』の世界が再び

独特の早口な語りと京都を舞台にしたモラトリアムな青春群像で人気を博した『四畳半神話大系』。本作はその登場人物たちが再集結するスピンオフで、「私」と悪友・小津の軽妙な掛け合いや明石さんとの関係性など、前作を知るほど味わいが増す構成になっています。

② 緻密に絡み合うタイムトラベルSF

たった一本のリモコンを巡る他愛もない計画が、過去への干渉によって宇宙規模の大事件へと発展していきます。時間移動のロジックが伏線として丁寧に張り巡らされ、軽快なコメディでありながら、パズルを解くような知的な面白さも同時に楽しめる一作です。

③ サイエンスSARUが描く鮮烈な映像

監督を夏目真悟、制作をサイエンスSARUが手がけ、原作・前作ゆずりの個性的なキャラクターデザインと躍動感あふれる作画が画面を彩ります。テンポの良い会話劇とビビッドな色彩設計が一体となり、最後まで飽きさせない疾走感のある仕上がりです。

キャスト・声優一覧

私
メイン
浅沼晋太郎
明石
明石
メイン
坂本真綾
小津
小津
メイン
吉野裕行
田村くん
田村くん
メイン
本多力
樋口清太郎
樋口清太郎
サブ
中井和哉
羽貫涼子
羽貫涼子
サブ
甲斐田裕子
城ヶ崎マサキ
城ヶ崎マサキ
サブ
諏訪部順一
相島
相島
サブ
佐藤せつじ
占い婆
占い婆
サブ
真山亜子
土佐
土佐
サブ
土佐和成
上田
上田
サブ
上田誠
酒井
酒井
サブ
酒井善史

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スタッフ

監督夏目真悟
原案キャラデザ中村佑介
キャラクターデザイン伊東伸高、西垣庄子
美術監督赤井文尚
音響監督木村絵理子
OPアジアン・カンフー・ジェネレーション「出町柳パラレルユニバース」
EDクロエ・ユンとフィル・マシューズ「Time Machine Blues」

関連作品

アニメ

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

最初は軽い気持ちだった。四畳半神話大系が好きで、あれの続きが見られるなら断る理由がない、くらいの。再生して数分で、ああこの密度だ、と思い出す。早口で回り続ける独白、四畳半の壁の質感、斜に構えた明石さんの声。2022年の作品なのに、十年以上前のあの空気とちゃんと地続きになっている。最初に見たときは「夏のばか騒ぎ」として笑って終わった。2回目で気づいたのは、これが一本のループ構造としてきっちり閉じていることだった。何も足さず、何も引かず、昨日に戻るだけの話。それなのに見終わるとなぜか少し切ない。冷房の壊れた部屋の、あのぬるい空気だけが妙に残る。

今このしょうもない現在が、ただ一つの正解だったという話

タイムマシンものは普通、過去を変えて未来をよくする話だ。この作品はその逆をやる。壊れたエアコンのリモコンを「壊れる前」に取りに行く、たったそれだけのために時間を遡る。世界を救うわけでも、失った誰かを取り戻すわけでもない。リモコンだ。猛暑の四畳半で、それだけが切実だった、というスケールの小ささがまずおかしい。

でも見ていくうちに、この小ささこそが芯なんだとわかってくる。小津が過去でうっかり何かに触れるたび、宇宙が消滅の危機に近づく。つまりこの物語の世界では、いま目の前にある現在は、過去のあらゆる些事が一つも狂わなかった結果として、奇跡的に成立している。コーラがこぼれたことも、リモコンが壊れたことも、消してはいけない。それを含めて「今」だからだ。

神話大系が「選ばなかった可能性」をいくつも並べて、結局どの四畳半も大差ないと突きつけた話だとすれば、こっちは一本の現在だけを選び、それを壊さないように二十四時間かけて守りきる話だ。向きは逆だけど、行き着く先は同じ。今ここにある、薔薇色とは程遠い、ぬるい現在を肯定すること。

夏休みのドタバタSFに見えて、これは「過去をやり直したい」という誰もが抱える欲望を、いちばん優しいやり方で否定してみせる作品だ。やり直さなくていい。このしょうもなさのままでいい。冷房の効かない部屋で、明石さんと、小津と、くだらないことに一日を潰す。それが正解だったと、終盤で静かに証明される。だから笑いながら見ているのに、最後にちょっと泣きそうになる。

特に刺さったシーン

刺さったのは、終盤で全員が同じ時間軸に集まって、互いの行動がパズルみたいに噛み合っていく展開だ。バラバラに動いていた連中の、一つ一つはどうでもいい行動が、最後に一本の線でつながる。最初に見たときは勢いで笑って流したけれど、2回目はもう、誰がいつ何をしたかを指折り数えながらニヤニヤしていた。よくできた仕掛け時計を分解して眺めているような気持ちよさがある。

声では、やっぱり明石さんだ。坂本真綾の、感情を一段引いたあのトーンが効いている。距離を詰めない人の声、なのにふとした瞬間だけ温度が滲む。あの匙加減は他では出せない。小津の吉野裕行も、こいつ本当にろくでもないな、と思わせるのに憎めない声で、混沌の発生源として完璧だった。樋口さん役の中井和哉が、すべてを見透かしたように構えているのもいい。猛暑の四畳半に、この声の連中が揃っているだけで満足してしまう。

読んで見たくなったら——『四畳半タイムマシンブルース』はDisney+で視聴できる。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 四畳半神話大系が好きだった人。声も空気もそのまま地続きで戻ってくる
  • 小さな仕掛けが最後にカチッと噛み合うタイムループものが好きな人
  • 早口の独白とテンポのいい会話劇に乗れる人
  • 薔薇色のキャンパスライフへの呪詛と憧れ、その両方がわかる人

合わない人

  • 大きな事件やシリアスなドラマを求める人。ここで起きる最大の危機はリモコンだ
  • タイムトラベルものに整合性より感動を期待する人
  • 主人公のうじうじした長い独白が生理的に無理な人
  • 神話大系を未見で、いきなりこの濃度に入るのがしんどい人

次に見るなら

四畳半神話大系:そもそもこれを見ていないと半分も楽しめない。同じ下宿、同じ顔ぶれ、同じ早口の独白。先に履修しておくと、本作ラストの効き方が段違いになる。順番だけは間違えないほうがいい。

夜は短し歩けよ乙女:同じ森見登美彦原作、湯浅政明監督。坂本真綾の声が別の役で聴ける。京都の夜を一晩かけて駆け抜ける、これも「一日」の話だ。お祭り感が好きならこっち。

サマータイムマシン・ブルース:本作が下敷きにした元ネタ。リモコンを巡るタイムマシン騒動の骨格はここにある。仕掛けの原型を辿りたくなったら。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア×¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+¥1,250〜(税込)なし500+

本作『四畳半タイムマシンブルース』は、動画配信サービスのDisney+(ディズニープラス)で配信されています。Disney+のプランに加入すれば、追加料金なしの見放題で視聴することができます。前作の世界観も含めてじっくり浸りたい方は、ぜひDisney+でチェックしてみてください。

よくある質問

Q. 『四畳半タイムマシンブルース』はどこで配信されていますか?
A. Disney+(ディズニープラス)で配信されています。見放題の対象作品のため、加入者の方は追加料金なしで視聴することができます。
Q. 『四畳半神話大系』を観ていなくても楽しめますか?
A. 単体でも十分に楽しめる作りになっています。ただし前作『四畳半神話大系』を観ておくと、キャラクターの関係性や小ネタがより深く理解でき、楽しさが倍増します。
Q. どんなジャンルの作品ですか?
A. コメディを軸に、ミステリーやSF、ラブコメの要素を盛り込んだ作品です。タイムトラベルを巡る謎解きと、テンポの良い会話劇が大きな魅力となっています。
Q. 原作はありますか?
A. 森見登美彦による同名小説が原作です。『四畳半神話大系』のスピンオフであり、ヨーロッパ企画の「サマータイムマシン・ブルース」の要素を融合させた物語になっています。

まとめ

本作『四畳半タイムマシンブルース』は、動画配信サービスのDisney+(ディズニープラス)で配信されています。Disney+のプランに加入すれば、追加料金なしの見放題で視聴することができます。前作の世界観も含めてじっくり浸りたい方は、ぜひDisney+でチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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