四百二十連敗ガール

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2013四百二十連敗ガール

四百二十連敗ガール

★ 2.5 / 5.0コメディラブコメ
放送年2013年
フォーマットスペシャル
話数1話
原作ライトノベル

成瀬川霧山の受賞を記念してエンターブレインが製作したプロモーション動画です。霧山が同社の第14回エンタメ大賞で特別文学部門の大賞を受賞したことに伴い、彼の作品「四百二十連排ガール」の宣伝映像として制作されました。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

エンターブレインが主催する第14回エンタメ大賞において、特別文学部門の大賞を受賞した成瀬川霧山の作品「四百二十連敗ガール」を原作としたプロモーション映像。420回もの連続告白失敗という前代未聞の記録を持つ少女を主人公に、笑いと切なさが入り交じる独特の世界観のラブコメが描かれます。受賞記念として制作された短編ながら、原作の持つ魅力をギュッと凝縮した作品です。

みどころ・魅力

① 「420連敗」という唯一無二の設定

420回連続で告白に失敗し続けるという、ラブコメ史上でも類を見ない極端な設定が最大の魅力です。絶望的な数字と明るいキャラクターのギャップが笑いを生み出しつつ、どこか共感できる切なさも漂わせます。

② 受賞作の世界観をそのまま映像化

エンタメ大賞受賞という折り紙つきの原作を、プロモーション映像として忠実に映像化。小説が評価された独特の文体やキャラクターの個性が、映像という形で体験できる貴重な一本となっています。

③ 短編ならではのテンポの良さ

プロモーション映像というフォーマットを活かし、余計なシーンを削ぎ落としたテンポ感が心地よい作品です。短時間でラブコメの笑いと切なさを一気に味わえる構成になっており、サクッと楽しめます。

キャスト・声優一覧

石蕗 ハル
石蕗 ハル
メイン
江口拓也
毒空木 美也子
毒空木 美也子
メイン
雨宮天

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スタッフ

監督大塚雅彦
原作桐山なると
原案キャラデザ七桃りお

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

四百二十連敗、と見た瞬間、真っ先に将棋を想像した。いや、チェスかもしれない。あるいは麻雀か。とにかくその数字の規模感が頭にこびりついて、内容を確かめる前に再生ボタンを押していた。エンターブレインの文学賞を受賞した小説のプロモーション映像——という情報は後から知った。コメディでラブコメだと分かってから、もう一度タイトルを読み直すと、なるほど笑えるようになる。将棋じゃなかった。もっと人間的な、どうにもならない繰り返しの話だった。四百二十という数字の重さが、最初は異質で、2回見てからじわりと意味を持ち始めた。こういう引っかかり方をするタイトルは、案外それだけで勝ちだと思っている。

四百二十回負け続けた人間が、それでも立っている理由

この作品が描いているのは、失敗の数の話じゃない。失敗を数えている人間の話だ。四百二十という数字は、カウントされているという事実が重要で、誰かが律儀にそれを記録し続けているという滑稽さと悲しさが同居している。

ラブコメというジャンルにおいて、連敗というモチーフはある意味で正直だと思う。恋愛の失敗を「玉砕」や「撃沈」ではなく「連敗」と呼ぶとき、そこにはスポーツの論理が混入している。負けは負けだが、試合は続く。記録を積み上げることで、逆説的に続行する意志が可視化される。普通なら心が折れる手前で諦めるものを、四百二十回カウントし続けているということは、それ自体がある種の狂気であり、コメディの源泉になっている。

石蕗ハル役の江口拓也の芝居は、こういうキャラクターとの相性が抜群だ。明るさと情けなさが均等に配合されていて、笑いながら応援したくなる。コメディの皮をかぶっているが、根っこにあるのは「それでも諦めない人間」への静かなエールで、プロモーション映像という短い尺の中でも、その空気はちゃんと伝わってくる。

毒空木美也子という名前も気になっている。毒空木は有毒植物で、美しいが触れると危険——そういう意味合いがキャラクターに込められているとしたら、タイトルの「連敗」の理由として納得がいく。近づいたら刺される類の存在に、それでも向かっていく男の話。雨宮天の演じる役にはそういう透明な鋭さがよく合っていた。当時はまだキャリア初期で、その硬質な美しさが新鮮だった。2回目に見たとき、彼女の声の「距離感」が意図的に設計されていることに気づいた。

特に刺さったシーン

短いプロモ映像の中で一番印象に残っているのは、序盤の石蕗ハルの表情というか、江口拓也の間の取り方だ。セリフとセリフの間に微妙な「諦めてなさ」が滲んでいて、そこに笑いが生まれる構造になっている。「こいつ、またやるんだな」と分かる瞬間があって、1回目には気づかなかった演出だった。

毒空木美也子が登場するくだりで、雨宮天の声のトーンがわずかに変わる瞬間がある。コメディとして設計されているはずなのに、その一瞬だけ空気が変わる。ああ、この二人の関係は単純じゃないんだな、と読み取れる芝居で、短編プロモとしては贅沢な密度だと思った。「連敗」の理由が声に乗っている感じがして、思わず巻き戻した。

読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。Amazonで購入できる。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 「負け続けているが諦めない」タイプの主人公が好きな人
  • 江口拓也雨宮天のファンで初期キャリアの仕事を掘り起こしたい人
  • エンターブレイン系ライトノベルの文学賞受賞作を追いかけている人
  • 短編・プロモ映像でも「ちゃんとした芝居」が乗っていることに満足できる人

合わない人

  • 配信でサクッと見たい人(現状Amazon DVDのみ)
  • プロモーション映像という形式に割り切れず、ストーリーの完結を求める人
  • タイトルで笑えない人(ここで笑えないと、全体のトーンと噛み合わない)

次に見るなら

冴えない彼女の育てかたはラノベ原作ラブコメとして同じ文脈にある。主人公の「勝てなさ」がコメディになっているが、キャラクターへの解像度は高く、四百二十連敗ガールの空気が好きなら違和感なく入れる。

「ダメ男が諦めない」というモチーフで言えば、俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎるも近い空気を持っている。連敗体質のキャラクターが状況に振り回される構造は、底にあるものが近い。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。は、負けに対する向き合い方が本作と対照的で、セットで考えると面白い。四百二十連敗型の諦めのなさとは正反対のアプローチで、どちらが自分に刺さるかで好みの輪郭が分かる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア×¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+¥1,250〜(税込)なし500+
現時点では、本作の主要な動画配信サービスでの配信は確認されていません。プロモーション映像という性質上、一般向けの配信プラットフォームへの展開は限定的です。視聴機会については、最新情報を各サービスの公式サイトでご確認ください。

よくある質問

Q. 四百二十連敗ガールはどこで視聴できますか?
A. 現在、主要な動画配信サービスでの配信は確認されていません。プロモーション映像のため公開形式が限定的で、最新の配信状況は各サービスの公式サイトでご確認いただくのが確実です。
Q. 原作はどんな作品ですか?
A. 成瀬川霧山による小説作品で、エンターブレイン主催の第14回エンタメ大賞において特別文学部門の大賞を受賞しています。コメディとラブコメを融合させた独自のスタイルが評価されました。
Q. ジャンルは何ですか?どんな人に向いていますか?
A. コメディ・ラブコメジャンルです。笑えるラブコメが好きな方や、独特の設定を持つ変わり種アニメを探している方に向いています。短編なので気軽に楽しめます。
Q. 2013年の作品ですが、今でも楽しめますか?
A. ラブコメの笑いと切なさは時代を問わず楽しめます。「420連敗」という設定の奇抜さは今見ても十分に新鮮で、短編ならではのテンポの良さも色あせていません。

まとめ

現時点では、本作の主要な動画配信サービスでの配信は確認されていません。プロモーション映像という性質上、一般向けの配信プラットフォームへの展開は限定的です。視聴機会については、最新情報を各サービスの公式サイトでご確認ください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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