夢のクレヨン王国

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1997夢のクレヨン王国

夢のクレヨン王国

★ 3.6 / 5.0冒険コメディファンタジー魔法少女
放送年1997年
フォーマットTVアニメ
話数70話
原作その他
制作Toei Animation

クレヨン王国の民は、プリンセス・シルバーを美しい笑顔の12歳の少女だと思っていた。しかし実は、姫には12の悪い癖がある。このことはカメレオン首相とクレヨン大臣たちに大きな悩みをもたらしていた。姫の12歳の誕生日を祝うパーティーが開催される。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

カラフルな色彩に満ちたクレヨン王国に暮らすプリンセス・シルバーは、国民から美しい笑顔を持つ12歳の姫として慕われている。しかし、その実態は12つの悪い癖を持つ問題だらけの姫。カメレオン首相やクレヨン大臣たちは姫の癖を何とかしようと日々頭を悩ませている。12歳の誕生日パーティーを機に、姫と仲間たちが繰り広げるドタバタ冒険ファンタジー。

みどころ・魅力

① 12の悪い癖が生む笑いと成長

プリンセス・シルバーが持つ12つの悪い癖は、毎回の物語の核となる要素。癖ひとつひとつにスポットを当てながら展開するエピソード構成が子どもにも大人にも親しみやすく、失敗しながらも成長していく姫の姿がほほえましいコメディとして楽しめます。

② 鮮やかなクレヨン王国の世界観

色鉛筆やクレヨンをモチーフにした独特のファンタジー世界が舞台。個性豊かなキャラクターたちが彩るメルヘンチックな王国の描写は、当時の子ども向けアニメとして高いクオリティを誇り、懐かしさと新鮮さを同時に感じさせます。

③ 1997年放映の名作が今も愛され続ける理由

冒険・コメディ・魔法少女の要素がバランスよく融合した作風は、子ども向けでありながらも大人が見ても楽しめる普遍的な魅力を持っています。当時を知る世代には懐かしの名作として、初めて見る世代には新鮮な発見として響く1本です。

キャスト・声優一覧

ストンストン
ストンストン
メイン
›
竹内順子
シルバー王女
シルバー王女
メイン
›
徳光由禾
クラウド
クラウド
メイン
›
葛城七穂
アラエッサ
アラエッサ
メイン
›
坂田おさむ
オパール王妃
オパール王妃
サブ
›
西原久美子
プーニャ
プーニャ
サブ
›
はにおかゆきこ
シャカチック
シャカチック
サブ
›
松岡由貴
ニンジッピ
ニンジッピ
サブ
›
松本美和
ウメケロ
ウメケロ
サブ
›
中澤やよい
ゴールデン国王
ゴールデン国王
サブ
›
平田広明
キャーベッタ
キャーベッタ
サブ
›
めぐみ 高村
カメレオン総理
カメレオン総理
サブ
›
乃村健次

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スタッフ

監督佐藤順一
シリーズ構成山田隆司
音楽有澤孝紀
美術監督ゆきゆきえ
OP徳光由禾「ン・パカ マーチ (N Paka March)」
ED杉山かな「ありのままに (Ari no Mama ni)」

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

子供の頃に見ていた、という記憶がある。ただし記憶が断片的すぎて、「本当に毎週見ていたのか、それとも幼稚園か小学校低学年のどこかで流れていただけか」の区別がつかない類の作品だった。きれいな色と、山羊のキャラクターがいた、ということしか残っていない。 配信で見つけて改めてあらすじを読んで、「姫に12の悪癖がある」という設定を知ったとき、そういう話だったのかと初めて気づいた。子供の頃の自分には設定の骨格など関係なく、目の前の映像として受け取っていたのだろう。 見てみると、コメディとして予想より整合している。シルバー姫の悪癖を隠そうと右往左往するカメレオン総理のドタバタが、画面の中心をしっかり動かしていて、「当時の自分はこのやり取りの面白さを半分も拾えていなかっただろうな」という感覚があった。2回目以降に見ると、総理の狼狽と王の泰然とした対比が、最初の印象よりずっと丁寧に描かれていることに気づく。

「完璧なお姫様」という幻想を、王国ぐるみで維持しようとする話

この作品を単なる子ども向けファンタジーコメディとして見ると、かなりもったいない。 シルバー姫には12の悪癖がある——それ自体はギャグの燃料だが、重要なのはその悪癖が徹底して「隠される」ところにある。カメレオン総理(乃村健次)は姫の素顔が王国の民に知られまいと躍起になり、クレヨン大臣たちも同様に完璧な姫のイメージを守ろうとする。つまりこの話は、「姫が悪癖を直す旅」であると同時に、「周囲が積み上げてきた偶像と、実際の人間である姫の間にある乖離」を描いた構造をしている。 乃村健次が演じるカメレオン総理はその構造を体現するキャラクターだ。完璧な姫のイメージを必死に管理しようとするその姿は、滑稽でありながら、どこか現代的な「パブリックイメージの維持」に見えてくる。国民に見せる顔と内側にある素顔の乖離を、1997年のアニメがこれほど丁寧に子ども向けの枠組みの中に落とし込んでいたことは、当時の自分には到底読み取れなかった。 その対極にいるのが、ゴールデン国王(平田広明)だ。王は悪癖があっても娘が娘であることを疑わない。平田広明の声は抑えるほど重みが出るタイプで、コメディのテンポの中に「そのままでいい」という父親の静かな意志が滲んでくる。総理が演じているのが「社会的な姫像」なら、王が映しているのは「素のシルバー」だ。この二人の姫に対する立場の違いが、作品全体の軸になっている。 そしてストンストンの存在。旅を共にする山羊は、姫の悪癖に巻き込まれながらも離れない。悪癖を直すことよりも、「欠点ごと引き受けてくれる相手がいる」ことが旅の本質なのだとすれば、この作品のメッセージは「自分を改良しなさい」ではなく「そのままの自分を連れていける場所を探す旅」として読める。それが1997年の子ども向けアニメとして出てきたことは、今見ると少し驚く。

特に刺さったシーン

ストンストンを竹内順子が演じている、というのは知識として知っていたが、実際に聴くと想像と少し違った。 竹内順子といえばナルトやゴンのような少年役で強烈な印象が刻まれているが、ストンストンはそれらとまったく異なる声のモードで動いている。主人の無茶振りに付き合い続ける忠実な山羊で、慌てるでも嘆くでもなく、どこかぼんやりとした諦観で場を受け流す。そのトーンが妙に温かくて、シルバー姫のドタバタがピークを迎えた瞬間に画面の端にいるストンストンの「また始まった」という空気が、毎回地味に好きだった。 松岡由貴のシャカチックも、短い出番の中でしっかり耳に残る。松岡由貴の声は聴いた瞬間に「あっこの人だ」とわかる密度があって、それがキャラクターの記憶に直結する。序盤のシャカチック登場シーンで、あの声が来た瞬間に画面へのアテンションが一段上がった。 全体として、この作品の声のアンサンブルは「主役を立てながらも周辺が場を支える」バランスで機能していて、今の耳で聴くと各キャストの当時の仕事ぶりが見えて面白い。

読んで見たくなったら——『夢のクレヨン王国』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 1990年代後半の子ども向けアニメをリアルタイムで見ていた世代で、当時の記憶を手がかりに掘り返したい人
  • 竹内順子・平田広明・乃村健次の初期〜中期キャリアを追いかけている人
  • ドタバタコメディの表層の下に、人間関係の構造が見える作品を好む人
  • 「完璧に見られているキャラクターが実はそうではない」という設定に引きが働く人
  • のんびりしたテンポで、1話完結に近い形式が好きな人

合わない人

  • 強い感情移入や緊張感のある展開を前提にして見る人——この作品のトーンは終始穏やかだ
  • 1997年当時の作画・演出クオリティに生理的な抵抗がある人(配信で見ても映像の古さは率直にある)
  • 「子ども向けフォーマット」自体が肌に合わない人
  • キャラクターの成長弧が明確に描かれることを期待する人——悪癖12個の克服はやや緩やかに進む

次に見るなら

赤ずきんチャチャ(1994〜1995年)は、同時代の子ども向けファンタジーコメディとして最も近い空気を持つ一作。魔法少女とドタバタ、「欠点だらけの主人公を周りがフォローする」構造が似ていて、夢のクレヨン王国のテンポが合った人なら自然に見続けられる。こちらも配信での確認を。 おジャ魔女どれみ(1999〜2003年)は、「完璧じゃないことを物語の中心に置く」という点でこの作品と同じ問いに答えようとしている。コメディの質や演出のテンポは異なるが、「欠点を持った主人公が少しずつ変わっていく」縦軸を軸に見ると、驚くほど繋がる。U-NEXTなど複数のサービスで配信中。 ふしぎ魔法ファンファンファーマシィー(1998〜1999年)は、夢のクレヨン王国とほぼ同世代の隠れた一作。知名度は低いが、「1990年代後半にこの系統の作品がどれだけ存在していたか」を確認したい人には面白い比較対象になる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『夢のクレヨン王国』は、dアニメストアおよびU-NEXTで配信中です。どちらのサービスも月額制のため、ほかの作品と合わせてじっくり楽しめます。懐かしのファンタジーアニメをぜひ手軽にお楽しみください。

よくある質問

Q. 夢のクレヨン王国はどこで見られますか?
A. dアニメストアとU-NEXTで配信中です。どちらもアニメ作品を豊富に取り揃えており、月額料金で視聴できます。
Q. 夢のクレヨン王国は何歳から楽しめますか?
A. 主に子ども向けのファンタジーアニメですが、ユーモアあふれるストーリーと魅力的なキャラクターは大人も楽しめる内容です。親子でいっしょに視聴するのにも向いています。
Q. 全部で何話ありますか?
A. 1997年放映のTVアニメシリーズです。話数の詳細は配信サービスの作品ページでご確認いただくのが確実です。
Q. プリンセス・シルバーの12の悪い癖とは何ですか?
A. 作中でエピソードごとに一つずつ描かれていく形式で展開します。どんな癖が登場するかは実際に視聴してのお楽しみです。

まとめ

『夢のクレヨン王国』は、dアニメストアおよびU-NEXTで配信中です。どちらのサービスも月額制のため、ほかの作品と合わせてじっくり楽しめます。懐かしのファンタジーアニメをぜひ手軽にお楽しみください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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