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デジモンアドベンチャー tri. 第4章「喪失」
| 放送年 | 2017年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Toei Animation |
「リブート」後のデジタルワールドに到着したデジモンデスティニーたちは、新しい悪役に狙われている。一方、ソラはパートナーデジモンの冷たい態度に悩まされている。
作品概要・あらすじ
あらすじ
「リブート」によってデジタルワールドが再構築され、パートナーデジモンたちはこれまで積み重ねてきた記憶を失ってしまった。選ばれし子どもたちは、自分を覚えていないパートナーと再び絆を結び直そうとするが、その歩みは決して平坦ではない。とりわけソラは、かつての相棒ピヨモンの冷たい態度に深く傷つき、悩み続ける。一方で新たな敵の影が忍び寄り、子どもたちとデジモンの運命を揺さぶっていく。失われたものと向き合いながら、彼らは「絆」とは何かをあらためて問われることになる。シリーズの転換点となる第4章。みどころ・魅力
① 記憶を失ったパートナーとの再会という重いテーマ
リブートによって関係がゼロに戻ってしまったデジモンたちとの再構築が物語の核。これまで当たり前だった絆が失われた状態から描かれることで、「喪失」というタイトルの重みがじわじわと迫ってくる、シリーズ屈指のシリアスな章です。② ソラとピヨモンの関係に焦点を当てた描写
本章では特にソラが主役級に掘り下げられます。覚えていてくれない相棒との距離に苦しむ姿はリアルで切なく、彼女がどう向き合っていくのかが大きな見どころ。キャラクターの内面を丁寧に追った人間ドラマが光ります。③ 終盤に向けて加速する物語の緊張感
新たな敵の脅威が明確になり、tri.全体の謎が一気に動き出します。喪失と再生を軸に据えながらも、アクションや終盤への伏線がしっかり織り込まれ、続く最終章への期待を高める構成になっています。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 元永慶太郎 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 柿原優子 |
| キャラクターデザイン | 宇木敦哉 |
| 音楽 | 坂部剛 |
| OP | 和田光司「Butter-Fly~tri. Version~」 |
| ED | 前田愛「keep on~tri. Version~」 |
関連作品
アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
正直、tri.をここまで追いかけるつもりはなかった。第3章のあのリブートで一度心を折られていたし、第4章のタイトルが「喪失」だと知ったときは、続きを見るのがちょっと怖かった。重すぎるだろ、その二文字。それでも結局スクリーンの前に座ったのは、太一たちと同じで、見届けないわけにはいかない気がしたからだ。最初の数分、自分を覚えていないパートナーを前に立ち尽くす子どもたちの顔が大きく映った時点で、もう喉の奥が苦しくなった。軽い気持ちで来た客を逃がさない、そういう始まり方をする章だった。劇場の暗がりだから逃げ場もない。
覚えていない相手と、もう一度ゼロから絆を結び直せるのか
第4章が突きつけてくるのは、「絆は積み上げた時間でできているのに、その時間ごと消えたらどうなるのか」という、わりと残酷な問いだ。リブートでデジタルワールドが作り直された結果、パートナーデジモンたちは子どもたちと過ごした記憶を失っている。あの夏も、戦いも、笑った時間も、向こうには無い。これは敵に倒されるよりずっとタチが悪い喪失で、誰も悪くないのに関係だけが空っぽになっている。
この章が単なる「記憶喪失モノ」で終わらないのは、ソラを通して「思い出を共有していない相手を、それでも好きでいられるか」を正面から描くからだ。冷たくあしらわれて、それでも手を伸ばすのか。同じ顔をしているのに自分を知らない存在に、もう一度ゼロから向き合えるのか。これは恋愛でも親子でも、長く一緒にいた相手との関係なら誰でも一度は怖くなる種類の問いだと思う。相手が変わってしまったとき、こちらの記憶だけで関係を支え続けられるのか、という。
面白いのは、子どもたちが「前はこうだったのに」と過去にすがるほど苦しくなる構造になっていることだ。喪失と向き合うというのは、失ったものを取り戻すことじゃなくて、失ったまま前に進む覚悟を決めることなんだと、この章は静かに言ってくる。だからタイトルが「喪失」でも、後ろ向きな話には見えなかった。痛いだけの章じゃない。
特に刺さったシーン
やっぱりソラがパートナーの冷たい態度に何度も心を折られる一連の流れだ。差し出した手を払われるような場面で、思わずこっちまで肩に力が入った。手を伸ばす→拒まれる→それでも諦めきれない、という反復のさせ方がうまくて、見ているだけで疲れる。いい意味で。
声の芝居も効いている。花江夏樹の太一は、終盤に向けて声がどんどん削られていくような切迫感があって、リーダーなのに何もしてやれない無力さが滲む。それを支える細谷佳正のヤマトが、多くを語らない分だけ低く構えていて、この二人の温度差が画面の緊張を保っている。市道真央のヒカリの透き通った声、田村睦心の光子郎の理性的なトーンが、感情で溢れそうな場面のブレーキになっているのも好きだ。そして竹内順子のゴマモンが軽口を叩く一瞬だけ空気が緩む。あの緩急がなかったら、この章は重さで沈んでいたと思う。劇場の音響で聞くと、台詞の合間の沈黙まで芝居に聞こえてくる。
読んで見たくなったら——『デジモンアドベンチャー tri. 第4章「喪失」』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 無印やtri.第1〜3章を見てきて、キャラへの情がすでに溜まっている人
- 派手なバトルより、関係性の機微や感情の揺れを丁寧に追いたい人
- 「思い出を共有しない相手とどう向き合うか」みたいな問いにグッとくる人
- ソラというキャラに思い入れがある人(今回は完全に主役の章)
合わない人
- tri.をここから見始める人(前章までの積み重ねが前提なのでキツい)
- テンポよく爽快に決着するバトル展開を期待している人
- 重いテーマを長尺で引っ張られるのが苦手な人
- キャラの内面より世界観の謎解きを優先したい人
次に見るなら
まずは原点のデジモンアドベンチャー。tri.の喪失が刺さるのは、あの夏の記憶があるからだ。子どもたちとデジモンがどんな時間を積み上げたのかを知ってから第4章を見ると、痛みの解像度がまるで違ってくる。
短くまとまった名作を一本ならデジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!。スピード感と切迫感の塊みたいな映画で、tri.の重さとは真逆の振り幅を一気に味わえる。太一とヤマトの関係を観るうえでも外せない。
もう一段ダークなトーンが欲しいならデジモンテイマーズ。子ども向けの皮をかぶった残酷さと喪失の描き方が、tri.の地続きにある感触で、第4章の余韻を引きずっている人ほどハマると思う。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「デジモンアドベンチャー tri. 第4章『喪失』」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluで配信されており、これらのサービスに加入していれば視聴できます。アニメ作品に強いdアニメストアや、見放題作品が幅広いU-NEXT・DMM TV・Huluなど、ご自身の使いやすいサービスを選べるのも魅力です。第1章から順番に追っていきたい方も、これらの配信サービスで一気に楽しめます。


















