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デジモンアドベンチャー tri. 第6章「ぼくらの未来」
| 放送年 | 2018年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Toei Animation |
デジモンアドベンチャーシリーズの第6作目。選ばれし子どもたちは、デジタルワールドが現実の世界を飲み込むのを防ぐため、力を合わせて立ち上がらなければならない。
作品概要・あらすじ
あらすじ
デジモンアドベンチャー tri.の完結編となる第6章。デジタルワールドと現実世界の融合という未曾有の危機が迫る中、太一たち選ばれし子どもたちはパートナーデジモンとともに最後の決戦に挑む。それぞれが積み重ねてきた葛藤や成長が試され、仲間との絆の意味が問い直される感動のフィナーレ。みどころ・魅力
① 6章にわたる物語の集大成となるクライマックス
第1章から続いた謎と伏線がここで一気に回収される。選ばれし子どもたちの成長が凝縮された感情的な展開は、シリーズを追いかけてきたファンにとって特別な体験となる。② 幼少期から続く太一とアグモンの絆の描写
パートナーとの関係が試される場面が丁寧に描かれており、「信じること」「手放すこと」というテーマが感情豊かに表現される。原作ファンの胸を打つシーンが随所に散りばめられている。③ 劇場版クオリティの映像と音楽による演出
東映アニメーション制作による緻密なバトルシーンと、シリーズを彩ってきた音楽の融合が見事。完結編にふさわしいスケールの映像体験が楽しめる。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 元永慶太郎 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 柿原優子 |
| キャラクターデザイン | 宇木敦哉 |
| 音楽 | 坂部剛 |
| ED | Erabareshi Kodomo-tachi, Digimon Singers「Butter-Fly ~tri.Version~」 |
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アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
tri.はずっと「賛否ある作品」だった。第1章から追っていた人間として言わせてもらうと、正直2章・3章あたりでしんどくなった視聴者はかなりいると思う。テンポ、02メンバーの扱い、語りの遅さ——いろんな意味で「この先どうなるの」という不安のほうが大きかった。それでも6章まで追い続けた人たちは、ちょっとした修行をくぐり抜けてきた同志だと思っている。
劇場で第6章を観たときの空気は独特だった。ロビーにいた客層がほぼ全員「わかって来ている人」だったのがわかる。子どもが多い上映ではなく、20代後半〜30代が静かにパンフレットを読んでいる。「これで終わる」という覚悟を持って座っているあの感覚は、配信で個室で観るのとは全然違う体験だった。
子ども時代を「自分で終わらせる」という残酷な優しさ
tri.という6章にわたるシリーズが最終的に描いていたのは、ひとことで言えば「大人になることへの降伏」だと思う。ただしその降伏は敗北じゃなくて、自分の手で幕を引くという意味での降伏だ。
デジタルワールドが現実を飲み込もうとするという設定は、一見SFのガジェットに見えて、読み替えると「過去の記憶・子ども時代の原体験が、現在の自分を侵食してくる」という話に見えてくる。選ばれし子どもたちは、自分たちの「一番輝いていた時代」の象徴と戦わなければならない。それがどれだけしんどいか。
花江夏樹が演じる太一は、第1章から一貫して「答えを出せない主人公」として描かれてきた。勇気の子のくせに、大人になることへの方向性が見えない少年。その揺らぎは初見では「なぜ太一はこんなに煮え切らないのか」と感じたが、2回目に観ると違って見える——彼が動けないのは怖いからじゃなくて、先に進んだら何かを失うとわかっているからだ。花江がその迷いを声に乗せる繊細さが、tri.太一の評価を決定していると思う。
第6章でようやく選ばれし子どもたちが「力を合わせて立ち上がる」という構造は、シリーズ前半では「なぜそれができなかったのか」というフラストレーションがあっただけに、ここにきて「だからこそ」という重みが乗る。6章まで追ってきた人間にしか届かない重みだ。
また、市道真央が演じるヒカリの存在感がこの章では際立つ。オリジナル時代から「選ばれし子どもの中の異質な何か」として機能してきたヒカリが、tri.を経てどう変わったか——声の表情の変化だけでそれを感じ取れる。子どもの頃に聴いていた声が、同じ声優によって「少し年を取った」ように聞こえるのは、アニメという媒体の時間表現として独特の感覚がある。
特に刺さったシーン
終盤、仲間たちが各自の迷いを断ち切って動き出す一連の流れ——あそこで三森すずこ演じる空の声が変わる瞬間がある。tri.を通じて空のキャラクターは比較的「受け手」として描かれてきたぶん、あの場面で彼女が自分の言葉で前に出てくるシーンは、声に確かな質感の変化があった。三森すずこの声は柔らかさを保ちながら芯が入る、という特徴があるが、まさにそれが出ていた。
それと、竹内順子のゴマモンのセリフが場を一瞬和ませる間の取り方。あの「シリアスな空気をほんの少し緩める」役割をゴマモン(とジョウ)がずっと担ってきたのがtri.の地味な美点で、第6章でもそれが健在だった。スクリーンで観ると音響が加わるぶん、あの低重心の台詞がちゃんと笑いにならずに「温度」になるのが伝わった。
櫻井孝宏のテントモンも、6章を通じた蓄積がある。たった一言の相槌でも「この子を長年見てきたデジモンの声」として聞こえる。声優の仕事がキャラクターと並走する時間の長さが、ああいう形で利いてくるのを実感した。
読んで見たくなったら——『デジモンアドベンチャー tri. 第6章「ぼくらの未来」』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 90年代のデジモンアドベンチャーをリアルタイムで観ていた世代(特に当時小学生だった人)
- tri.シリーズを第1章から全部追ってきた人(6章まで来た人はもう観てほしい)
- 「成長して何かを失う」という構造のドラマが好きな人
- 声優の演技の変化・蓄積を味わいたい人
- 完結作を劇場音響で浴びたい人
合わない人
- tri.シリーズを途中で切っていてあらすじを知らない人(第6章単体では文脈が追えない)
- 1〜2章時点でテンポや展開に不満を感じてそのままの人(傾向は変わらない)
- 02メンバーの扱いに怒りを感じているままの人(そこへの回答は薄い)
- バトル・アクション重視でドラマパートに耐性がない人
次に見るなら
デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆(2020年劇場版)はtri.の次に置かれた「本当の意味での締め」として機能している。tri.で曖昧だった部分に対してより直接的な答えを出してくる作品なので、6章を観たならそのままの流れで観てほしい。tri.に距離を感じた人がこちらで掴み直すケースも多い。
サマーウォーズは「デジタル世界が現実に侵食してくる」という構造と、仲間・家族が力を合わせるというテーマの重なりが大きい。細田守の劇場作としての映像密度が高いので、tri.のゆったりした語り口と対比で観ると両方の良さが見えてくる。
竜とそばかすの姫は「デジタル世界と現実の自分をどう接続するか」という問いを2020年代の文脈で描いた作品。tri.世代が観ると、自分たちの「デジタルワールドへの感情」との距離感を改めて測れる1本になる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『デジモンアドベンチャー tri. 第6章「ぼくらの未来」』は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluで視聴できます。複数のサービスで配信されているため、普段お使いのサービスからすぐに視聴を始められます。tri.シリーズを第1章から一気見するにも、各サービスの見放題プランが活用できます。


















