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デジモンアドベンチャー20th メモリアルストーリー
| 放送年 | 2020年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 5話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Yumeta Company |
デジモンアドベンチャー ラスト エボリューション 絆に描かれていない側面的なストーリーを描くプリクエルアニメショートシリーズ。あの冒険から10年以上が経過した。空は自分の将来について何をすべきか悩んでいる。彼女が最終的に辿り着いた選択とは?
作品概要・あらすじ
あらすじ
劇場版『デジモンアドベンチャー ラスト エボリューション 絆』では描かれなかったエピソードを補完するプリクエルショートシリーズ。あの夏の冒険から10年以上が経ち、選ばれし子どもたちはそれぞれの道を歩んでいる。花屋を営む家庭に育った空は、自分の将来について何をすべきか迷い続けていた。大切な仲間たちとの記憶を胸に、彼女がたどり着いた答えとは――。懐かしいキャラクターたちの”その後”を短編形式でたどる、ファン必見の作品。みどころ・魅力
① 劇場版の”空白”を埋める補完ストーリー
『ラスト エボリューション 絆』の前日譚として制作されており、劇場版だけでは見えなかったキャラクターの心情や日常が丁寧に描かれる。本編を観る前の予習としても、観た後の余韻を深める作品としても楽しめる構成になっている。② 大人になった空の葛藤と選択
本シリーズの中心に置かれるのは、空の進路と自己決定というテーマ。子どものころから続く優しさと迷いが、大人の視点から再解釈される。かつてのデジモンアドベンチャーを見て育った世代が共感しやすい、リアルな人間ドラマが丁寧に描かれている。③ ショート形式で気軽に楽しめるファンサービス
ONA(オリジナルネットアニメ)のショート形式で配信されており、一話ずつ気軽に視聴できるのが特徴。コメディ要素も交えながら、懐かしいキャラクターたちの現在の姿をほっこりとした雰囲気で楽しむことができる。キャスト・声優一覧






















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感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「ラスト エボリューション 絆」の公開に合わせて配信されたショートONA、という情報だけ持って再生した。20周年記念コンテンツという響きに「また商業的なやつか」と構えた。02世代なので1作目のメインキャラへの思い入れは人より薄い——そのはずだった。ところが見終わったら妙に引っかかっていて、気づいたら2回目に入っていた。最初は懐かしさで流して見て、2回目からは空の話を追うために見た。「20周年の記念映像」として流して終わらせるには、少しだけ惜しい作品だと思う。
冒険という前提を背負ったまま選ぶ——空が辿り着いた、地味で静かな答え
デジモンの子どもたちに共通する問題がある。10歳かそこらで「世界を救った」という経験を持ってしまったことだ。その後の人生で「将来何をしたいか」と問われたとき、どんな選択も相対的に地味に見えてしまう。この作品で描かれる空の悩みは、まさにその問いだ。
彼女が「自分の将来について何をすべきかわからない」で立ち止まる姿は、一見よくある青春の迷いに見える。でも実際には、あの冒険を経験した人間にとって「普通の選択」がいかに難しいかという話でもある。世界を救ったことがある人間が、陶芸をやるとか、花屋をやるとか、そういう日常の選択に全力を注ぐことを、自分に許せるかどうか。それは「夢が小さすぎる」という問題ではなく、「かつての自分と今の自分の折り合い」の問題だ。
この作品が誠実なのは、その問いに派手な解答を用意しないところだと思う。劇的な覚醒も、誰かが背中を押してドラマが完結するわけでもない。ただ、ゆっくりと、自分なりのペースで答えを探していく過程が描かれる。三森すずこの演じる空は、声のトーンだけで迷いと決意を同時に乗せてくる。あの空気はテキストでは出せない。声があってはじめて成立するキャラクターの内面だ。
見ている側にも似たような問いが刺さるとすれば、それはデジタルワールド云々の話ではなく、「かつて夢中になっていたものを、大人になってから整理する」という経験に近い。あの頃の自分と今の自分のあいだにある溝を、どう埋めるか。空の物語は、そのひとつの答え方を静かに見せている。02派の自分がなぜ引っかかったかを考えたら、そういうことだったんだと思う。
特に刺さったシーン
終盤、空が自分の選択を口にする場面の三森すずこの芝居が良かった。泣かせにくる感じではなく、「決めた」という静かな空気だけが残る。感情を押し出さないぶん、かえって重さが出ていた。ああいうシーンはアフレコの難易度が高い。何もなさそうに聞こえて、実は相当に計算されている。
花江夏樹の太一が顔を出す場面も見どころで、「声優と夜あそび」でのにぎやかなイメージを引きずらずちゃんと太一に入っているのが面白かった。同じくMCの細谷佳正のヤマトも、短い出番のなかに10代の頃の激しさを残しつつ、落ち着いた大人になった感じが出ていて、キャラの時間経過を声でやっている。それから、市道真央のヒカリはコメディパートでいい仕事をしていて、作品全体のトーンをちょうどよく軽くしている。そして要所要所にいる櫻井孝宏のテントモン——テントモンはある種この短いシリーズの空気感を支えている存在で、真面目な話の隙間に差し込まれるユーモアのバランスがちょうどよかった。
読んで見たくなったら——『デジモンアドベンチャー20th メモリアルストーリー』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- デジモン1作目をリアルタイムで見た、現在大人の人
- 「その後の選ばれし子どもたちが気になっていた」人
- 「ラスト エボリューション 絆」を見て補完コンテンツを探している人
- 花江夏樹・細谷佳正の新キャストにすでに馴染んでいる人
- ショート形式で気軽にデジモンの世界に触れたい人
合わない人
- バトルや冒険アクションを期待して再生する人
- 1話の短さに物足りなさを覚える人
- 2020年の新キャスト版にまだ気持ちが入れていない人
- 懐かし成分だけ摂取したい人(思ったより「今の話」をしている)
次に見るなら
本作の「本編」にあたるデジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆は先に見ておくほうがいい。このONAはあちらの補完コンテンツなので、絆を見てから戻ると話の繋がり方がわかる。花江夏樹・細谷佳正版の太一・ヤマトをじっくり見たいなら劇場版から入ること。
冒険の後に訪れる日常と選択を描く流れとして、デジモンアドベンチャー tri.も並走させる価値がある。高校生に戻った子どもたちが改めてパートナーデジモンと向き合う話で、20th メモリアルストーリーよりスケールが大きいぶん、対比として面白い。あの子たちが何度も「選ぶ」ことを繰り返していることに気づく。
デジモンから少し離れて「将来が決まらない若さ」の話を追うなら、ハチミツとクローバーが近い。美大生たちが才能と進路のあいだで迷い続ける物語で、空の悩みと重なる部分がある。こっちはもっと直接的にその問いと格闘しているので、20th メモリアルストーリーで刺さったテーマをもう少し掘りたい人向け。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『デジモンアドベンチャー20th メモリアルストーリー』は、dアニメストアで視聴できます。劇場版との連続性を楽しみたい方は、本作を先に観てから『ラスト エボリューション 絆』へ進むのがおすすめです。ショート形式のため、隙間時間にさっと視聴できる点も魅力です。


















