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デジモンアドベンチャー tri. 第5章「共生」
| 放送年 | 2017年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Toei Animation |
デジモンアドベンチャー新シリーズの5作目。メイコーモンは、メイコが源児そっくりの男に傷つけられるのを目撃した後、暴走する。「生まれてこなければよかった」という言葉とともに、メイコーモンは歪んだ現実世界へ消える。圧倒的な力を持つ彼女は、世界滅亡の鍵となる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
「デジモンアドベンチャー tri.」全6章のうち、第5章にあたる劇場版です。前章までの出来事を経て、メイと心を通わせてきたメイコーモンが、源児そっくりの男に傷つけられるメイを目撃したことをきっかけに暴走を始めます。「生まれてこなければよかった」という悲痛な言葉を残し、メイコーモンは歪んだ現実世界へと姿を消してしまいます。圧倒的な力を宿した彼女の存在は、やがて世界の滅亡を左右する鍵となっていきます。選ばれし子どもたちは、パートナーとの絆を問い直しながら、暴走を止める術を探し続けます。シリーズ終盤に向けて、物語が大きく動き出す重要な一章です。みどころ・魅力
① 物語が一気に加速するシリーズ終盤の核心
全6章で語られる「tri.」のなかでも、第5章は真相と決着へ向けて伏線が収束していく転換点です。これまで積み重ねられてきた謎やキャラクターの想いが繋がり始め、最終章への期待が最高潮に高まる構成になっています。② メイとメイコーモンの関係が描く感情の物語
本章の中心にあるのは、メイと彼女のパートナーであるメイコーモンの絆です。「生まれてこなければよかった」という言葉に込められた痛みと、それでも諦めない想いが交錯し、観る者の胸に強く迫る感情的なドラマが展開します。③ 暴走するメイコーモンと迫力のバトル描写
圧倒的な力を持つメイコーモンの暴走は、世界そのものを揺るがす脅威として描かれます。選ばれし子どもたちとデジモンたちが総力を挙げて立ち向かうスケールの大きなバトルシーンは、劇場版ならではの見応えがあります。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 元永慶太郎 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 柿原優子 |
| キャラクターデザイン | 宇木敦哉 |
| 音楽 | 坂部剛 |
| OP | 和田光司「Butter-Fly ~tri. Version~」 |
| ED | 宮崎歩「アイコトバ」 |
関連作品
アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
軽い気持ちで再生ボタンを押した。tri.は章ごとに小出しで公開されていたせいで、気づけば自分がどこまで観たのか分からなくなっていて、タイトルの「共生」を見て、ああ、もう5章まで来ていたのか、と妙に間の抜けた感慨が湧いた。1999年にテレビの前で正座していた子どもが、いつの間にか劇場の暗がりで同じ顔ぶれの再会を待っている。その時間の厚みだけで、本編が始まる前から少し背筋が伸びる。そして最初の数分で分かってしまう。これは祭りの続きではなくて、ずっと先延ばしにしてきた別れの、その準備をする話なんだと。軽い気持ちで押したボタンを、ちょっと後悔した。いい意味で。
相棒が世界を壊す鍵になる、という「共生」のかたち
「共生」というタイトルを、最初はやわらかい言葉だと受け取っていた。人とデジモンが手を取り合って生きていく、その理想をもう一度掲げ直す章なのだろう、と。けれど観終わって手元に残るのは、ともに生きることの裏側にぴったり貼りついた、ともに壊れることへの覚悟のほうだった。
メイコーモンの暴走は、悪意から生まれたものではない。源児そっくりの男にメイコが傷つけられるのを見て、彼女のなかで何かが決壊する。「生まれてこなければよかった」——この一言が深く刺さるのは、それが誰かを恨む言葉ではなく、自分の存在そのものを取り下げようとする言葉だからだ。相棒を守りたいという気持ちが、世界を滅ぼす力にそのまま変換されてしまう。優しさと破壊が同じ蛇口から出てくる。共生とは、たぶんそういう剥き出しの近さのことを指している。
tri.全体を貫いているのは、リブートで記憶を失った相棒ともう一度関係を結び直せるのか、という問いだった。子どもの頃なら無条件で信じられた絆を、高校生になった彼らはもう無条件には信じられない。一度こわれたものを、こわれたと知ったうえで抱え直す。その不格好な手つきこそが、この章の核心だと思う。世界滅亡の鍵を握っているのが悪役ではなく、いちばん守りたかった存在だという構図に、この作品の容赦のなさが全部出ている。大人になるというのは、好きなものがいつか自分を脅かすかもしれないと知りながら、それでも手を離さないと決めることなのかもしれない。
特に刺さったシーン
終盤、事態が決定的に傾いていく展開で、細谷佳正のヤマトが声を張らずに低く言葉を落とす瞬間がある。叫ぶより、ずっと怖い。覚悟を決めた人間の声って、音量じゃなくて温度で伝わるんだと、暗い客席で思い知らされた。三森すずこの空は逆に、感情が抑えきれずに滲み出る芝居で、二人の対比が画面の温度差そのものになっている。
市道真央のヒカリが、序盤の不穏なシーンで見せる視線の演技も忘れがたい。何かを「見てしまっている」目。田村睦心の光子郎は相変わらず理屈で踏ん張ろうとするのに、その理屈が追いつかなくなる瞬間があって、そこで初めて彼も子どもだったんだと気づかされる。竹内順子のゴマモンの軽口が、重さに沈みそうな空気を辛うじて水面に押し戻している。劇場の音響だと、メイコーモンの咆哮が腹の底に直接届いて、思わず肘掛けを握っていた。家のスピーカーでは、あの圧は出ない。
読んで見たくなったら——『デジモンアドベンチャー tri. 第5章「共生」』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 1999年の無印をリアルタイムで通った、いま大人になっている世代
- 明るい冒険譚より、別れと喪失を正面から描く話に惹かれる人
- 声優の抑えた芝居や、音響の圧を含めて作品を味わいたい人
- 1章から積み上げてきた感情の決算を見届けたい人
合わない人
- テンポよく爽快に進むアクションを期待している人
- この5章だけを単体で、予備知識なしに楽しみたい人
- 子ども時代のデジモンの、まっすぐ前向きなイメージを壊されたくない人
次に見るなら
相棒との関係を結び直す痛みが響いたなら、まずは原点のデジモンアドベンチャーを。あの夏の無邪気さを知ってからtri.に戻ると、失われたものの大きさが二重写しになって効いてくる。
デジタルな存在と子どもの距離感、そして必ず訪れる別れの予感が好きなら電脳コイル。手触りのある日常のなかで、見えないものとの共生がじわじわ描かれていく。
「あの頃には戻れない」という喪失の感触そのものに浸りたいならあの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。を。成長してしまった自分と、置き去りにした何かに向き合う話として、tri.と地続きの余韻がある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「デジモンアドベンチャー tri. 第5章『共生』」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluで視聴できます。アニメ配信に強い複数のサービスで配信されているため、ご自身が利用中のサービスから手軽に楽しめます。シリーズをまとめて追いたい方は、見放題対象の有無もあわせて確認しておくと安心です。


















