※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊・闇の探検隊
| 放送年 | 2007年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | ゲーム |
| 制作 | OLM |
ポケモンたちが暮らす世界で、人間だった主人公がポケモンの姿に変身してしまう。記憶を失った主人公は、謎の組織によって時間が逆行し世界が崩壊しようとしていることを知る。仲間のポケモンたちと共に、冒険へ出かけ、世界を救うため、時間を操る力を持つポケモンを探す冒険ストーリー。
作品概要・あらすじ
あらすじ
ポケモンたちが共に暮らすふしぎな世界。ある日、砂浜で目を覚ました主人公は、記憶を失い、なぜかポケモンの姿に変身してしまっていた。元気いっぱいのパートナーポケモンと出会い、ともに探検隊を結成した主人公は、謎の組織が「時の歯車」を操り、時間を逆行させることで世界を崩壊へと導こうとしていることを知る。時間を司る伝説のポケモン・ディアルガを探す過酷な旅の中で、主人公が背負う過去の真実と、世界の命運を賭けた決断が待ち受けている。みどころ・魅力
① 記憶喪失の主人公が抱える謎と伏線の妙
なぜ人間がポケモンに変身してしまったのか——その理由が物語の核心に直結している。序盤から丁寧に張られた伏線が終盤に一気に回収される構成は、1時間のSP作品とは思えない圧倒的な密度を誇る。② ゲーム原作の世界観をアニメで体感
ニンテンドーDSで発売されたゲーム「不思議のダンジョン 時・闇の探検隊」の世界を映像化。お馴染みのポケモンたちがダンジョンを探索し、仲間と成長していく姿は、ゲームファンにもうれしい内容となっている。③ 涙を誘う終盤の展開と主人公の決断
物語の終盤、主人公が下す選択とその結末は多くの視聴者の心を揺さぶる。ポケモン作品の中でも屈指の感動回として語り継がれており、クライマックスの展開は必見だ。キャスト・声優一覧






スタッフ
| 監督 | 湯山邦彦 |
|---|---|
| 原案キャラデザ | 杉森建 |
| 音楽 | モリリン多田 |
| 音響監督 | 三間雅文 |
関連作品
アニメ
感想・評価
最初に見たとき——ゲームで泣いた記憶を引きずって
ゲームをやったことがある人なら、たぶんわかると思う。あのエンディングを見て、「ああ、アニメSPがあるんだ」と知ったとき、正直なところ迷った。ゲームであれだけ感情を持っていかれたのに、30分そこそこの特番でどこまでやれるのか、と。
でも見た。見てよかったとも思うし、見なければよかったとも一瞬思った——後者はもちろん褒め言葉だ。ゲームで泣いた記憶が完全に戻ってきた。それどころか、映像になったことで初見のときより直球に感情を揺さぶられた部分もある。2回目に見たとき気づいたのは、序盤の何気ない会話のやりとりが、終盤への布石になっていること。ゲームを知っていると「これはそういうシーンだ」と分かって見られるぶん、余計にきつい。
「消えること」を知りながら、それでも前に進む話
この作品を単純に「友情と冒険のポケモン話」と片付けるのは、さすがに違う。核心にあるのは「自己犠牲」でさえない。もっと構造的な問いだと思っている——記憶からも存在からも消えることが確定しているとき、それでも行動することに意味はあるか、という話だ。
主人公は記憶を失った状態から始まる。自分が何者かも分からない。それでもパートナーのヒコザルと一緒に探検隊として動き始め、少しずつ「ここに居場所がある」という感覚を積み上げていく。その過程を山口勝平さんがヒコザルとして演じているわけだが、あの声の「熱量の調整」が絶妙で、子ども向けアニメの文脈でありながら、感情の振れ幅が成人の視聴にも十分耐える。叫ぶシーンが叫ぶだけじゃなく、声が割れそうになっている瞬間に「本当に追い詰められている」感が出る。
SP版は尺の都合上、ゲームのエピソードをかなり圧縮している。でもその圧縮が逆に効いているところがあって、関係性の積み上げが短時間で終わるぶん、終盤の「消える」シーンへの突入が早い。ゲームでは何十時間もかけて築いたものが、30分ちょっとで同じ結末に向かう。この「密度」が、ある種の息苦しさを生んでいる。それは欠点でもあるが、この話の主題を考えると必ずしも欠点ではない——「記憶の時間的な厚み」ではなく「瞬間の強度」で成立する話だから。
消えることは分かっている。それでも行く。この構造は宗教的な自己犠牲物語とは少し違う。宗教的な自己犠牲には「意味への確信」があるが、この主人公には確信がない。記憶もない。あるのは、今ここにいる誰かを守りたいという、説明できない感情だけだ。その「説明できなさ」が、子ども向けコンテンツとして異様にリアルだとずっと思っている。
特に刺さったシーン
終盤、主人公が消えていく場面。映像として「薄れていく」演出がされているのだが、その直前にパートナーとの何気ないやりとりが挟まれているのがずるい。大げさに別れを告げるわけでもなく、ほとんど日常会話のトーンのまま消えていく。山口勝平さんのヒコザルが、その瞬間に「分かってしまっている」感じの声を出している。絶叫でも嗚咽でもなく、声が少し詰まっているだけ——それが余計に響く。
2回目に見たとき、序盤でヒコザルが主人公に話しかけるシーンを見て、「あ、このキャラクターは最初からずっとこの結末を引き受けながら動いているんだ」と感じた。それはゲームをやっていたからこそ気づける見方かもしれないが、SP単体で見ても、この声優の演技には何か「知っているもの」が入っている気がする。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ポケモン不思議のダンジョン(時の探検隊・空の探検隊含む)のゲームをやって泣いた経験がある人
- 子ども向けアニメが子ども向けに収まっていない瞬間に弱い人
- 「消えること・忘れられること」というテーマに敏感に反応してしまう人
- 山口勝平さんの演技が好きな人(コナン・うる星などと違う引き出しが見られる)
- 尺が短い映像作品を好む人(30分で完結するので繰り返し見やすい)
合わない人
- ゲームを未プレイで、ポケモンMDシリーズの世界観に馴染みがない人(尺が短いぶん説明が薄い)
- 「ポケモンなんだから明るく終われよ」という感覚を強く持っている人
- 現在配信サービスで視聴できないため、映像を入手すること自体が難しい人
次に見るなら
時をかける少女(2006年・細田守)——「時間の不可逆性」と「それでも前に進む」という構造が近い。こちらも序盤の軽いトーンが終盤に向かって重くなっていく。ポケモンMDのSPが刺さったなら、同じ感覚で入れるはずだ。
デジモンアドベンチャー02 最終回〜ぼくらのウォーゲーム(劇場版)——子ども向けコンテンツが容赦なく感情を揺さぶってくる例として。山口勝平さんつながりでもある。「子どもの頃に見たら傷ついたかもしれない」という種類の話が好きな人向け。
AIR(2005年・京アニ)——「消えることが分かっていて、それでも関係を築く」というテーマの極北。こちらは重さがまるで違うので注意が必要だが、MDのSPで泣けた感受性があれば確実に刺さる。見る体力のある日に。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
現在、本作の動画配信サービスでの配信は確認されていません。視聴するにはDVDなどのパッケージメディアをご利用ください。ゲーム原作のファンはもちろん、感動的なストーリーを求める方にもおすすめの作品です。


















