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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
| 放送年 | 2007年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Studio Khara |
第二次衝撃後、日本に残されたのは東京-3のみ。この都市は人類を滅ぼそうとする巨大生物「使徒」に襲われていた。8年以上父に会っていない碇シンジは、使徒の破壊に当たる組織NERV本部への緊急召集を受ける。彼は巨大人型兵器パイロットとして、絶望的な戦いに身を投じることになる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
第二次衝撃から15年。人類最後の砦として機能する要塞都市・東京-3は、謎の巨大生物「使徒」の襲撃を受け続けていた。父・碇ゲンドウに呼び出された14歳の少年・碇シンジは、秘密組織NERVが開発した人型兵器「エヴァンゲリオン初号機」のパイロットとして戦うことを強いられる。父への反発と戦うことへの恐怖を抱えながらも、守るべき人々のために巨大な敵へと立ち向かっていく。みどころ・魅力
① 劇場版に生まれ変わった圧倒的映像クオリティ
TV版(1995年)をベースにしながらも、全編にわたってデジタル作画・CGを駆使した高品質な映像にリニューアル。使徒との戦闘シーンは迫力・スピード感ともにアップグレードされており、旧作ファンにとっても新鮮な驚きをもたらす。シリーズ未体験者でもその圧倒的な映像美だけで引き込まれる仕上がりとなっている。② 「逃げちゃダメだ」——シンジの葛藤が生む物語の緊張感
戦うことを望まない少年が、それでも乗り込まざるを得ない状況に追い込まれるプロセスが丁寧に描かれている。強さや勇気で戦うのではなく、弱さと恐怖を抱えたまま動き出す主人公像は、ロボットアニメのなかでも異色の存在感を放ち、見る者に深い共感を呼び起こす。③ 謎と伏線が積み重なる重厚な世界観
第二次衝撃の真相、NERVとゼーレの思惑、エヴァンゲリオンの正体——本作は新劇場版4部作の第1章として、膨大な謎を提示しながら物語を加速させる。既視感と違和感が混在する独特の演出が「何かが違う」という感覚を視聴者に与え、続編への強烈な興味を引き出す。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 鶴巻和哉、摩砂雪 |
|---|---|
| ED | 宇多田ヒカル「Beautiful World」 |
関連作品
アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「エヴァを見ていない」と言うと、あの時代、確実に何かを失っているような目で見られる。その重荷を背負ったまま序を選んだのは、「旧作より短いし、劇場版なら入りやすいだろう」というかなり不純な動機だった。Amazonで配信が来たタイミングでようやく腰を上げた。
最初の印象は——正直、美しいな、だった。東京-3の描写、使徒との戦闘シーン、あの圧倒的なスケール感。「ロボットアニメ」という先入観は30分で消えた。でも、物語の核心として刺さったのは戦闘ではなく、もっと地味な場面だった。綾波レイが「でも、さみしい」と口にするあの瞬間。2回目に見たとき初めて、あの台詞の重さに気づいて、少し止まった。
「逃げちゃダメだ」の本当の意味——序が描く、自分で選ぶことの話
旧TV版のシンジは、父親に呼ばれて、状況に流されて、ほとんど選択の余地なくEVAに乗った。序では、そのプロセスが少し違う角度から描かれている。彼は逃げようとする。実際に逃げる。列車に乗り込む。そこで使徒の咆哮を聞いて、引き返す。あの場面は、主人公が「自分の意志で戻る」瞬間として機能している。
「逃げちゃダメだ」という台詞はこの文脈で出てくる。シンジが自分に言い聞かせている言葉だ。でもそれが本当に「逃げない」ことを意味しているのかは微妙で、むしろ「ここで逃げたら、もっと後で後悔する」という消極的な選択にも見える。立木文彦が演じるゲンドウの声が持つ、底冷えするような静けさ——怒鳴るでも感情的になるでもなく、ただ冷静でいることの恐ろしさ——が、息子の選択の重さを際立てる。
三石琴乃演じるミサトが「シンジくんが決めること」と言う場面がある。あれが序という作品の核だと思う。使徒が目の前にいて、レイが傷ついていて、父親は冷たい。その状況で「自分で決めろ」と言われる。それは優しさのように見えて、かなり残酷な要求でもある。
「でも、さみしい」という綾波の台詞は、その文脈に置かれると全く違う響きを持つ。レイはEVAと同化する存在として描かれながら、孤独を感じている。感情の欠片がある。林原めぐみの声の乾いた質感が、その矛盾を完璧に表現している——感情的すぎず、でも無機質でもない、あのトーン。2回目に見て初めて、あの台詞が「寂しい」と訴えているのではなく、ただ事実を述べているのだと気づいた。それがかえって重かった。
序はTV版の焼き直しではなく、「人間が選択するとはどういうことか」を問い直している。答えは出ない。でも問いを丁寧に置いてある。それだけで、見る価値がある。
特に刺さったシーン
00号機が大破して担架で運ばれるレイを、シンジが病院に見舞いに行く場面。包帯だらけで、それでも微笑もうとする。あの笑顔が——不慣れで、ぎこちなくて、でも確かに「誰かに向けた」表情だった。林原めぐみのあの台詞まわしは、感情を乗せすぎない分だけ、見ている側に刺さる。
シンジと父が短く言葉を交わす場面も何度見ても重い。立木文彦の声の低さと、間の取り方。初見では「冷たい父親」とだけ受け取っていたが、2回目以降は「この人は何かに怯えている」という読み方が重なって、少し違って見えた。
NERVの作戦室のシーンでは、子安武人演じる青葉シゲルが短い台詞ながら妙な存在感を持っている。あの部屋の人間たちが「日常業務」として使徒と戦っているという感覚——それが戦闘シーンの異常さを逆に際立てる。
関智一演じるトウジが出てくると空気が変わる。あの声の生々しさ——教室で笑っている少年の声として機能する瞬間に、物語の重さが一度リセットされる。序ではまだ彼の物語は動かない。だからこそ「普通の子供」として機能している。
読んで見たくなったら——『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』はAmazonプライムビデオで視聴できる(30日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 旧TV版を見ていないが、エヴァという作品に触れてみたい人(序は入口として機能する)
- ロボットが戦うより、そこに乗る人間の内側に興味がある人
- 台詞の密度より、画面の空白や間で語る映画が好きな人
- 林原めぐみ・立木文彦・三石琴乃の演技を改めて聞きたい人
合わない人
- 劇場版として独立完結した物語を期待すると肩透かしを食う。序は完結しない
- 主人公が積極的に動く話が好きな人には、シンジのキャラクターが重く感じる場面が続く
- SF的設定の整合性を求めると厳しい。この世界の「なぜ」は最後まで明かされない前提で見る必要がある
- 続きを見る気がない場合、序単体では物語が宙ぶらりんのまま終わる
次に見るなら
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破——序の続きというより、序が「入口」なら破から物語が本格的に動き出す。シンジが選んだことの代償が可視化される作品で、序で止まるのはもったいない。
機動警察パトレイバー 劇場版——巨大人型機械が登場するが、テーマの重心は「人間の管理できないものへの恐怖」。SF的構造よりも心理的緊張で語る作品として、エヴァと共鳴する部分が多い。押井守の演出を好きになれるかどうかで評価が分かれる。
serial experiments lain——同時期の深夜アニメで、「アイデンティティとは何か」という問いをより哲学的・抽象的に掘り下げた作品。シンジが抱える「自分が存在していい理由がわからない」という感覚に共鳴したなら、lainはそこをさらに深く刺してくる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | — | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』は現在、Amazonプライムビデオで視聴可能です。プライム会員であれば追加料金なしで鑑賞でき、新劇場版シリーズ全4作がラインナップされているため、一気見にも最適な環境が整っています。































