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新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生
| 放送年 | 1997年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Gainax |
21世紀初頭、隕石が南極に衝突し、科学者たちが調査に向かったところ巨大な爆発が発生する。これは「セカンドインパクト」と分類された。その後、謎の生命体「使徒」が地球に襲来し、人類の存続が危機に瀕する。少年たちはロボット「エヴァンゲリオン」に乗って使徒と戦うことになる。
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配信状況まとめ
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作品概要・あらすじ
あらすじ
「セカンドインパクト」から15年。謎の生命体「使徒」の侵攻が続くなか、特務機関NERVは汎用人型決戦兵器「エヴァンゲリオン」で迎撃を続けてきた。パイロットの碇シンジ、綾波レイ、惣流・アスカ・ラングレーは幾度もの激闘を経て、心身ともに深刻な傷を負っていく。そしてついに「人類補完計画」の全貌が明らかになろうとするとき、使徒との最終決戦が幕を開ける。テレビシリーズの軌跡を辿る「DEATH篇」と、新たな結末を描く「REBIRTH篇」で構成された劇場版作品。
みどころ・魅力
① テレビシリーズの集大成としての「DEATH篇」
第壱話から第拾四話までの重要シーンを再編集・再構成した「DEATH篇」は、三人のパイロットとエヴァの戦いを凝縮して振り返る構成になっている。単なるダイジェストにとどまらず、改めて各キャラクターの心情や関係性を浮き彫りにする作りとなっており、シリーズを見返す入口としても機能する。
② 新作カットで描かれた衝撃の「REBIRTH篇」
後に『Air/まごころを、君に』として完成される結末の序章にあたる「REBIRTH篇」では、全面新作映像によって使徒との最終局面が描かれる。テレビ版とは異なるアプローチで展開するドラマと、庵野秀明監督の演出が生み出す圧倒的な緊張感は、シリーズファンにとって必見の内容だ。
③ 鷺巣詩郎による劇伴と映像表現の融合
劇場版のために新たにミックスされた音響と、鷺巣詩郎によるスコアが映画館規模の体験を前提に再設計されている。特に「REBIRTH篇」における音と映像の緊迫した連動は、テレビ放映版とは一線を画す没入感をもたらす。エヴァの世界観を大スクリーンのスケールで体感できる貴重な一作。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| キャラクターデザイン | 貞本義行 |
|---|---|
| 音楽 | 鷺巣詩郎 |
| ED | Shiro Sagisu「Kanon D-dur (Death ending)」 |
| ED | Yoko Takahashi「魂のルフラン」 |
関連作品
アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
ED
感想・考察
最初に見たとき——「義務」として見た映画のこと
エヴァは義務だと思っていた。TVシリーズを見て、「終わり方が謎すぎる」と言われてる劇場版があるらしい、じゃあ見るか、という順番で辿り着いた。いわゆる「旧劇」の入口。ただシト新生に関して言えば、見終わったあとの感想が「……え、終わった?」だった記憶が強い。前半はTV本編のダイジェスト、後半でやっと新規映像——と思ったら、そこで終わる。製作上の事情があったのはあとで知ったが、劇場でこれを体験した人はどんな顔をして帰ったんだろうとずっと思っている。いま見ると「未完成の映画」という事実ごと含めて一つの資料になっている。
「完成しなかった」こと自体が、エヴァという作品の刻印になった
シト新生という映画は、ある意味でエヴァンゲリオンという作品の体質をそのまま体現している。TVシリーズの最終2話があの内容になったのも、この劇場版が「Rebirth」パートを未完のまま公開せざるを得なかったのも、根っこには同じ何かがある。作品が「終われない」という状態が、奇妙にもエヴァそのものの主題と重なって見える。
前半の「Death」パートは本編の総集編だが、ただの振り返りではない。音楽との組み合わせと編集の密度が、TVで見ていたシーンを別の映像体験に変えてしまう。林原めぐみが声を当てるレイの台詞が、断片的に切り出されることでかえって輪郭を持つ。綾波レイという存在がいかに「情報」として機能するキャラクターか、総集編というフォーマットのほうが露わにしていた。同じく林原めぐみが演じる碇ユイの存在も、本編の断片を繋ぐと急に重みが増す。一人の声優が母と娘(的存在)の両方を担うという構造は、劇場のスクリーンサイズで見ると別の圧があった。
後半「Rebirth」で描かれる弐号機の戦闘シーン——山寺宏一演じる加持がいつものように飄々としながらも、それが演じられたものだと匂わせる空気——あのあたりから画面が「TVシリーズの続き」としての密度に変わる。関智一が声を当てるトウジの話も、Rebirthパートの短い時間の中でしっかり引きずっている。子安武人が演じる青葉シゲルのような「知っているキャラクターがいつもの場所にいる」という安心感が、後半の緊張とコントラストを作っていた。
映画として「完成していない」ことは明白だが、その未完成さが「Air/まごころを、君に」を見る前提として機能している、という見方をすると、シト新生は単体の作品というより「続きを見るための助走」として設計されていたのかもしれない。義務として見に行った劇場が、実は「次を見に来させるための空間」だったとしたら、製作側の意図がどこにあったにせよ、結果として成立している。
特に刺さったシーン
Rebirthパートの弐号機が出てくるあたり。TVシリーズでずっとアスカの機体だったものが、劇場のスクリーンで動くと重量感が変わる。音響の話をすると、エヴァはもともとBGMの使い方が独特だが、劇場の音響で聴くとそれがより前面に出る。シンフォニーオーケストラの音が身体に当たる感じは、TVの画面では体験できない。
もう一つは林原めぐみの綾波レイの台詞が、総集編の中でぶつ切りに並べられていくシーン群。文脈から引き剥がされた言葉が並ぶと、キャラクターの輪郭が逆にくっきりする、という逆説的な構成だった。「このキャラクターは何を喋ってきたか」を問い直される感覚があって、総集編のはずなのに新鮮な印象があった。
読んで見たくなったら——『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- TVシリーズをすでに見ていて、旧劇の文脈を全部追いたい人
- 「Air/まごころを、君に」を見る前に流れを整理したい人
- エヴァ本編の音楽・音響を劇場規模で体験したことがない人
- 未完成の映画という歴史的事実ごと含めて作品史を追いたい人
合わない人
- TVシリーズを見ていない状態でこれを最初に見ようとしている人(前提なしでは成立しない)
- 「単体の映画」として起承転結を求めている人(Rebirthパートは文字通り途中で終わる)
- 総集編パートに価値を見出せない人(前半1時間近くは既存映像)
次に見るなら
シト新生を見たなら、当然新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君にに行くしかない。Rebirthの続きが、別の映画として作り直されたのがこちら。シト新生の未完成感がどこに着地するか、というか着地しないか、を確かめるために存在している。
旧劇の文脈とは少し離れるが、新劇場版:序から始まるヱヴァンゲリヲン新劇場版シリーズも、同じキャラクター・同じ声優陣が「作り直し」に臨んだ記録として見ると別の感慨がある。林原めぐみのレイ、山寺宏一の加持がどう変わっていったか、比較材料として旧劇は機能する。
よくある質問
まとめ
『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』は、現在dアニメストア・Netflix・Disney+の3サービスで配信中です。サブスクリプション契約があれば追加料金なしで視聴できるため、テレビシリーズと合わせて続けて観るのに便利な環境が整っています。劇場版シリーズを通して楽しみたい方は、ぜひ各サービスで確認してみてください。































