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亜人ちゃんは語りたい
| 放送年 | 2017年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | A-1 Pictures |
吸血鬼、ダルハンなど「亜人」と呼ばれる存在たちは、人間とは異なる特性を持ち、長く迫害されてきた。しかし近年、社会に受け入れられるようになった。このストーリーは、亜人に強い関心を持つ高校の生物教師と、学校にいる様々な亜人たちとの交流を描く。
作品概要・あらすじ
あらすじ
近年、社会に受け入れられつつある「亜人」たち——吸血鬼、ダルハン、雪女、デュラハン。彼女たちは人間とは異なる特性を持ちながら、普通の高校生として日常を送っている。亜人研究に情熱を注ぐ生物教師・高橋鉄男は、自校に通う亜人の生徒たちと真摯に向き合いながら、彼女たちの悩みや疑問に寄り添っていく。種族の違いを超えた温かな交流を描く、ほのぼの日常ファンタジー。
みどころ・魅力
① 亜人の「生態」をまじめに考察するユニークな切り口
吸血鬼は日光に弱いのか、デュラハンの頭が離れているとどんな感覚なのか——ファンタジー設定を「生物学的に真剣に考える」というアプローチが新鮮。先生と生徒が真顔でトンデモ議論を繰り広げるシーンは笑えて、かつ妙に説得力がある。
② キャラクターそれぞれの悩みと成長がじんわり刺さる
「普通でありたいのに普通になれない」という各亜人キャラの葛藤は、マイノリティとして生きることへの普遍的なテーマと重なる。コメディタッチながら、ちゃんと一人ひとりの心情に寄り添った丁寧な描写が光る。
③ 全編に漂う「ゆるくてあったかい」空気感
大きな事件も激しいバトルもなく、ただひたすら穏やか。先生の誠実さと生徒たちの素直さが生む、クスッと笑えてほっこりする掛け合いが心地よい。日常系が好きな人なら間違いなくハマれる、やさしい世界観の作品。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 安藤良 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 吉岡たかを |
| キャラクターデザイン | 川上哲也 |
| 音楽 | 横山克 |
| 美術監督 | 針生勝文 |
| 音響監督 | 明田川仁 |
| OP | トライセイル「オリジナル。」 |
| ED | 三月のパンタシア「フェアリーテイル」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「亜人が社会に受け入れられた世界で、高校の生物教師が亜人を研究する」——そのあらすじだけ読んで、最初は「ちょっと変わった学園もの」程度に思って再生した。ところが第1話を見たら止まらなくなった。諏訪部順一演じる高橋先生の、あの誠実さが効いた。亜人の生態に純粋に興味を持つ研究者としての顔と、目の前の生徒を一人の人間として扱う教師の顔が、全然矛盾せずに同居している。2回目を見たとき、序盤のなんでもない会話の中に後半への布石が丁寧に撒かれていることに気づいて、改めて唸った。
「理解しようとすること」が、すでに愛情である——先生の誠実さが問いかけるもの
この作品を「亜人×日常系」と片付けると、一番大事なものを見逃す。
核心にあるのは、高橋鉄男という男の在り方だ。彼は亜人に学術的な興味を持っている。吸血鬼の体温はどのくらいか、デュラハンはどうやって首なしで視野を確保しているのか——そういう素朴な好奇心がベースにある。ところが彼の関わり方を見ていると、その「研究欲」が生徒を傷つけることが一度もない。なぜか。
それは、彼が相手の「答えたくない」をちゃんと聞くからだ。知りたいけれど、無理に引き出そうとしない。相手が話したくなるまで待てる。そのスタンスが、亜人たちにとって「ここなら話せる」という場所を作っている。
この構造は、現実の「マイノリティを理解しようとする多数派」の話として読むと、かなり示唆的だ。善意であっても、当事者の都合を無視した「理解の押しつけ」は傷になる。高橋先生はその罠を踏まない。意識してではなく、彼が根本的に「相手を尊重する人間」だからだ。
種﨑敦美が演じる井森敦美の、自分の内なる衝動を打ち明けるシーンがその象徴だと思う。あの場面の間の取り方、声の細さ——演技の力もあって、「話してよかった」という安堵が画面から滲み出てくる。2回目で気づいたのは、その直前の高橋先生の言葉の選び方が、ほんの少しだけ慎重になっていること。相手が緊張しているのを察して、ペースを合わせている。セリフじゃなく、間で見せる。
これは「亜人と人間の共生」ではなく、「誠実に向き合うことの力」を描いた話だ。
特に刺さったシーン
ひまりが出てくると毎回、なぜか目が潤む。あの子の元気さが、ある種の強がりに見えるからかもしれない。亜人の姉を持つ「普通の人間」として育ってきた立場の複雑さ——そこを作品はあまりセリフで説明しない。ひまりの表情や反応の中に、じわっと染み出している。
日笠陽子演じる佐藤先生が、サキュバス教師としての苦悩を溢れ出させるシーンも忘れられない。「声優と夜あそび」でのトーク力でおなじみの声優があそこまで”抑えた”演技をするとき、そのギャップがまた刺さる。序盤ではコメディリリーフ的に見えた佐藤先生が、終盤に向けて別の重さを帯びてくる。2回目に見ると、最初から布石だったことがわかる。
本渡楓が演じる小鳥遊ひかりの、ちょっと空回りするエネルギーも好きだ。あの「元気だけど空振る」感じ、生っぽい。勢いで突っ込んで微妙に滑る瞬間の声の抜き方が上手くて、思わず笑いながら「わかる」と言いたくなる。
読んで見たくなったら——『亜人ちゃんは語りたい』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 会話劇とキャラクターの内面描写が好きな人
- 「誠実な大人」が主人公の話に飢えている人
- 日常系だけど何か引っかかるものがほしい人
- 諏訪部順一・種﨑敦美・本渡楓の演技を聞きたい人
- マイノリティと多数派の関係性をフィクションの中で考えたい人
合わない人
- 派手な展開や強い起伏を求めている人
- 「教師×生徒」の構図に最初から身構える人(作品はその線を踏まない方向だが、構図自体が苦手なら無理しなくていい)
- 1話ごとの解決・カタルシスがほしい人——この作品の満足感はじわじわ蓄積型で、最終話まで見て初めて「ああ、そういうことか」となる
次に見るなら
「異なる者」と真剣に向き合う誠実さが好きなら、夏目友人帳をすすめる。妖怪と人間の境界を、感情の解像度高く描く作品で、「亜人ちゃんは語りたい」と似た温度感がある。長期シリーズなので一気見向きではないが、1期から入ればハマる。
日常の中に非日常が溶け込んだ空気感が好きなら、ふらいんぐうぃっち。魔女が普通に農村生活を送るという、徹底的に穏やかな作品だ。「理解しあう」という緊張感すらなく、ただ共存している世界の話。この作品の後に見ると、ちょうどいい余韻の抜き方になる。
キャラクターの「抱えているもの」を会話でじわじわ引き出す構成が好みなら、orangeも候補に。こちらはもっと感情の振り幅が大きいが、「相手のために何ができるか」を考え続ける誠実さという点で、根っこが近い。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
「亜人ちゃんは語りたい」は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの4サービスで配信中です。主要な動画配信プラットフォームに揃っているため、すでに加入しているサービスでそのまま視聴できる可能性が高いでしょう。気になった方はまず各サービスの無料トライアルを活用してみてください。
よくある質問
まとめ
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