TRIGUN STAMPEDE

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2023TRIGUN STAMPEDE

TRIGUN STAMPEDE

★ 3.9 / 5.0アクションドラマSF
放送年2023年
フォーマットTVアニメ
話数12話
原作漫画
制作Orange

ヴァッシュ・ザ・スタンピードは陽気で銃の腕前に優れた平和主義者なのに、なぜ600万ドルの懸賞金がかけられているのか。新米記者メリルと相棒は謎の警察官を調査するが、彼は血を嫌う人物だった。しかし調査を進めると、衝撃の真実が明らかになる。それは彼の邪悪な双子の兄弟、ミリオンズ・ナイブスの存在だった。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

荒廃した惑星ノーマンズランドを舞台に、600万ドルの懸賞金をかけられた伝説の凄腕ガンマン「ヒューマノイド・タイフーン」ことヴァッシュ・ザ・スタンピードの旅を描く。血を嫌う平和主義者でありながら、その行く先には必ず破壊と混乱が訪れる。新米記者メリルと先輩記者ロベルトは彼の実態を追うが、やがてヴァッシュが背負う過去と、邪悪な双子の兄弟・ミリオンズ・ナイブスとの因縁が明らかになっていく。

みどころ・魅力

① Orangeが贈る圧倒的なフルCGアクション

『BEASTARS』『ランド・オブ・ザ・ルシャス』で知られるCGアニメスタジオ・Orangeが制作を担当。銃撃戦の緊迫感や高速アクションを滑らかな3Dで表現し、旧作では描き切れなかったスケール感の戦闘シーンが連続する。映像のクオリティだけでも見る価値がある作品だ。

② 旧作ファンも新規勢も楽しめる「再解釈」の妙

1998年のTV版を原作とした正統リメイクではなく、原作漫画に忠実な「再構築」として制作。メリルが新米記者として再デザインされるなど人物設定も刷新され、知っているようで知らない物語が展開する。旧作未視聴でも問題なく楽しめる完全新規エントリーポイントとなっている。

③ ヴァッシュとナイブス、兄弟の業が生む重厚なドラマ

コメディ要素が強かった旧作と異なり、本作は一貫してシリアスなトーンで物語が進む。人間を愛するヴァッシュと人類を憎むナイブス——同じ起源を持ちながら正反対の思想へと至った双子の対立は、単なる善悪の構図を超えた深みを持つ。哲学的なテーマが骨太なSFドラマを構成している。

キャスト・声優一覧

ヴァッシュ・ザ・スタンピード
ヴァッシュ・ザ・スタンピード
メイン
松岡禎丞
ニコラス・D・ウルフウッド
ニコラス・D・ウルフウッド
メイン
細谷佳正
メリル・ストライフ
メリル・ストライフ
メイン
あんどうさくら
ロベルト・デニーロ
ロベルト・デニーロ
メイン
松田賢二
レム・セイブレム
レム・セイブレム
サブ
坂本真綾
ミリオンズ・ナイブズ
ミリオンズ・ナイブズ
サブ
池田純矢
ウィリアム・コンラッド
ウィリアム・コンラッド
サブ
中尾隆聖
トニス
トニス
サブ
池田朋子
チャック・リー
チャック・リー
サブ
杉田智和
ローザ
ローザ
サブ
斉藤貴美子
ロロ
ロロ
サブ
潘めぐみ
ネブラスカ
ネブラスカ
サブ
千葉繁

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スタッフ

監督武藤健司
シリーズ構成岡嶋心
原作オキシタケヒコ
原案キャラデザ田島光二
キャラクターデザイン阿比留隆彦、大津直、二宮壮史、諸貫哲朗、佐藤秋子、渡邊巧大
音楽加藤達也
美術監督金子雄司
OPクヴィ・ババ「TOMBI」
EDクヴィ・ババ「TOMBI」
ED「星のクズ α」
EDサリュとハルカ・ナカムラ「聖者の行進」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

旧作を履修していないまま、何となく敬遠してきた作品だった。トライガンといえばワイルドハーフ世代の人間が「あれは別格」と語りたがるやつで、そういう圧をかけてくるコンテンツには少し腰が引ける。リメイクと聞いたとき最初に思ったのは「またその話か」だったし、正直なところ期待値は低かった。

ところが1話を流してみたら、絵の質感が想像と全然違った。砂漠の空気感、光の粒子感、CGでここまでやれるのかという驚き。松岡禎丞のヴァッシュが画面を走り回るたびに、「このキャラクター、妙に重い」という感覚がずっとついてくる。陽気さの下に何か詰まっている。2周目に気づいたのは、序盤の「笑い飛ばしている」シーンのほとんどが、実は彼の防衛反応として設計されていることで、初見では完全に見落としていた。旧作未履修でも問題ないどころか、この順番で入ったからこそ何も知らない目でヴァッシュを見られたと思っている。

「暴力を拒絶する者」が、暴力の世界でどう生き延びるかという話

平和主義者が主人公のアクションアニメ、というのは額面通りに受け取るとたいていウソがある。「戦わない主人公が結局戦う」という構造に落ち着いて、その葛藤は演出のアクセントとして機能するだけになる。TRIGUN STAMPEDEが面白いのは、その「ウソ」をつかないことに本気で向き合っているように見えるからだ。

ヴァッシュは本当に人を殺さない。それを貫くためにどれだけのコストを払うかが、この作品の核心になっている。誰かを傷つけないために自分が傷を引き受ける。守るためではなく、殺さないために戦う。その差分は倫理的な美しさでもあるけれど、見ていると同時に「この人は何かを背負ってそれをやっている」という重さが漏れてくる。坂本真綾が演じるレムという人物の影が、ヴァッシュの行動原理にどう刻まれているかは、シリーズを通じて少しずつ輪郭が出てくる構成になっていて、2周目では1話から全部違って見える。

対比として機能するのが細谷佳正のウルフウッドで、「現実的に生きるために手を汚す」側の人間として描かれている。彼の声には乾いた疲労感があって、それが信念の違いじゃなくて生存戦略の違いとして伝わってくるのがうまい。細谷さんは声優と夜あそびのMCで「飄々としたしゃべり方」を日常的にやっている人なのに、ウルフウッドには妙な重力がある。あの落ち着き方は演技設計だと思う。

ミリオンズ・ナイブスという双子の兄の存在は、単なる「悪役」として置かれていない。ヴァッシュと同じ条件で生まれながら、真逆の結論に至った存在として機能している。彼がいることで「平和主義は正しいか」ではなく「平和主義が可能かどうか」という問いになる。答えは出ない。出さない。それがこの作品の誠実さだと感じている。

特に刺さったシーン

中盤以降、ヴァッシュが追い詰められていくくだりで、松岡禎丞の演技が明確に変わる瞬間がある。陽気さの仮面が剥がれる、というより、剥がれそうになりながら必死で被り直そうとしているような声になる。笑いながら泣いている、という表現は使い古されているけれど、あの演技でそれを体験したのは久しぶりだった。

潘めぐみのロロは、序盤の印象と後半の印象が全然違うキャラクターで、声のトーンの変化が伏線になっている。最初は軽くて早口な感じなのに、ある展開以降で微妙にペースが変わる。気づいたのは2周目で、初見ではただの「元気なキャラ」として流していた。

音響設計全体として、爆発や銃声が妙に「乾いている」のも好きだった。派手にしようと思えばいくらでもできる場面で、あえて湿り気を抜いてある。あの砂漠の質感がサウンドにまで一貫しているのは、意図的な設計だと思っている。

読んで見たくなったら——『TRIGUN STAMPEDE』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 旧作未履修で入っていい。むしろこっちから見た方が素直にヴァッシュを追える
  • アクションの派手さより、キャラクターの内側に何があるかを気にしながら見る人
  • 複数回見ると発見がある作りが好きな人(伏線回収型ではなく、感情の地層が深くなっていく感じ)
  • SF世界観の設定を説明されなくてもとりあえず受け入れられる人

合わない人

  • 序盤のテンポに乗れないと後半まで待たされる感覚がある。1〜2話で判断するのは早い
  • 旧作ファンで「あのキャラクターデザインじゃないと無理」という人には別物として映ると思う
  • スッキリした結末を求めている人には向かない。終わり方は続きありきの設計になっている
  • CGアニメーションの質感がどうしても受け付けない人は厳しい場面がある

次に見るなら

BANANA FISH——暴力の中を生きる美しさと、守ることへの執着が近い。砂漠ではなく都市だけれど、主人公が背負っているものの重さと、それでも優しさを捨てない構造がよく似ている。

91Days——禁酒法時代のマフィア抗争を舞台に、復讐と感情の間で揺れる主人公を描く。TRIGUN STAMPEDEと同じく「目的と倫理の間をどう歩くか」をテーマにしていて、こちらはより暗くドライな質感。

Vivy -Fluorite Eye’s Song-——SF設定の中で「存在の意味」と「使命の正しさ」を問い続ける構造が近い。アクションとドラマのバランス感覚、そして1周目と2周目で見え方が変わる作りはTRIGUN STAMPEDEと共通している。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『TRIGUN STAMPEDE』はABEMA・dアニメストア・U-NEXT・Huluにて配信中です。複数の主要サービスで視聴できるため、すでに加入しているサービスからすぐに視聴をスタートできます。旧作ファンはもちろん、本作が初めてのトライガン体験という方にもおすすめできる環境が整っています。

よくある質問

Q. 旧作『TRIGUN』を見ていなくても楽しめますか?
A. はい、本作は旧作とは独立した「再構築」として制作されており、予備知識なしで視聴できます。むしろ本作から入ることで、旧作への興味が高まる方も多いようです。
Q. アニメは全何話ですか?続きはありますか?
A. 第1期は全12話。物語が完結していないまま終了しており、続編の制作が発表されています。続きが気になる展開で締めくくられているため、配信で一気見するのがおすすめです。
Q. 子どもでも見られる作品ですか?
A. 旧作よりシリアスでダークな描写が多く、暴力や重いテーマを含むシーンもあります。対象としては中学生以上を想定した作品といえるでしょう。
Q. どのサービスで視聴できますか?
A. ABEMA・dアニメストア・U-NEXT・Huluで配信中です。各サービスの無料トライアルを活用すれば、コストをかけずに視聴できる場合もあります。

まとめ

『TRIGUN STAMPEDE』はABEMA・dアニメストア・U-NEXT・Huluにて配信中です。複数の主要サービスで視聴できるため、すでに加入しているサービスからすぐに視聴をスタートできます。旧作ファンはもちろん、本作が初めてのトライガン体験という方にもおすすめできる環境が整っています。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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