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劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
| 放送年 | 2013年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | A-1 Pictures |
このテレビシリーズは、複数の主要キャラクターの視点から再構成されており、彼らの幼少期、オリジナルシリーズ中、そしてシリーズ終了から1年後の新たな追加エピソードが含まれています。
作品概要・あらすじ
あらすじ
テレビアニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の劇場版。幼い頃に亡くなった少女・本間芽衣子(めんま)と、彼女の死によってバラバラになってしまった幼馴染たちの物語を、複数のキャラクターそれぞれの視点から再構成。幼少期の輝かしい記憶、オリジナルシリーズで描かれた出来事、そしてシリーズ終了から1年後の新エピソードを織り交ぜながら、喪失と再生、そして前へ進む勇気を丁寧に描く。みどころ・魅力
① 複数視点で再発見する、それぞれの「あの日」
TVシリーズでは主に仁太の視点で語られた物語が、じんたん・あなる・ゆきあつ・つるこ・ぽっぽ、そしてめんまの6人それぞれの視線で再構成される。同じ場面でも人物によって見え方がまるで異なり、TVシリーズを見た視聴者ほど「あのシーンはこういう意味だったのか」という発見が深い。② 1年後のエピローグが描く、静かな再生
劇場版最大の見どころは、TVシリーズ終了から1年後を舞台にした新規エピソード。めんまが去った後も続く日常のなかで、それぞれがどう変わり、どう前を向いているかが描かれる。完結した物語へのやさしい後日談として、原作ファンにとって感慨深い内容となっている。③ 花火と夏の記憶が呼び起こす圧倒的な感情
秩父の豊かな自然と四季を背景に、花火・夏の光・幼少期の原風景が鮮やかに描かれる。細部まで丁寧に作り込まれた映像と、劇伴・主題歌が相まって、涙腺を直撃する感情体験を作り出す。一度ではなく、何度観ても発見のある作品だ。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 長井龍雪 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 田中将賀 |
| 音楽 | 堀川麗美 |
| 音響監督 | 明田川仁 |
| ED | Galileo Galilei「サークルゲーム」 |
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アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
テレビシリーズが話題になったとき、正直「泣けるアニメ」という触れ込みが少し苦手で、後回しにしていた。そういう作品に限って、泣かせにくる構造が見え透いていたりする。で、劇場版が公開されると聞いて、じゃあ先にテレビ版から、と重い腰を上げて見始めたら——止まらなかった。
劇場版は複数キャラクターの視点でテレビシリーズを再構成している。「総集編」と聞くと食指が動かない人も多いと思うけれど、これは単なるダイジェストじゃない。仁太の視点だけで見ていたものを、知利子の目線、鳴子の目線から見直したとき、同じシーンの意味がごろっと変わる瞬間がある。最初に見たとき気づかなかった表情や、聞き流していた台詞が急に刺さってくる。そういう体験ができる劇場版だった。
「ちゃんと悲しめなかった子ども」が、10年後にやっと泣く話
この作品を「幽霊と再会する青春もの」として見ると、どこかずれる。本当の話は、めんまが成仏できるかどうかではなく——じんたんたちがめんまの死を、ちゃんと悲しめていなかったということにある。
子どもの頃に近しい誰かを亡くしたことがある人なら、わかるかもしれない。あの年齢では、死の輪郭がうまく掴めない。泣いたけど何に泣いたのかよくわからない。大人になってから、ふとした瞬間に「ああ、あのときの自分はちゃんと悲しめていなかったんだ」と気づく——あの感覚を、この作品は正確に描いている。
超平和バスターズの六人が秘密基地に集まれなくなったのは、めんまが死んだからじゃない。「悲しみを共有できなかったから」だ。知利子はめんまへの嫉妬を抱えたまま、鳴子はじんたんへの感情を押し込めたまま、それぞれが「めんまのせいで壊れた自分」を認められないまま、バラバラになっていった。
だから劇場版で各キャラクターの視点が挿入される意味が出てくる。同じ出来事が、それぞれの「後ろめたさ」のフィルターを通してまったく違う色になる。めんまが求めているのは「お願いを叶えてもらうこと」ではなく、みんなが「あの日の自分たち」に戻って、ちゃんとお別れをすること——それを受け取るのに、見る側にも少し時間がかかる。
茅野愛衣のめんまは、幽霊なのに怖くない。というより、幽霊だということをほとんど感じさせない。あのふわっとした声の質感が、「いるかいないかわからない存在」というより「いつもそこにいた子」として映像に溶け込んでいる。それがかえって、終盤の「消える」という事実の重さを引き立てる。
特に刺さったシーン
終盤、各キャラクターが手紙を書くシーン。そこで鳴子が声をあげて泣く場面——戸松遥の演技が、うまいとかそういう評価を通り越している。「がんばってきたのにずっと報われなかった子」の泣き方が、あそこに全部ある。泣き崩れるというより、ずっと溜まっていたものが決壊する感じ。映画館の音響で聴くと、その声の細かいところまで聞こえてしまって、こちらも不意をつかれる。
あと、じんたんを演じた入野自由。「声優と夜あそび」のMCとしての印象が強い人が多いと思うけど、このじんたんは本当に「外に出られなくなった少年」の重さがある。序盤のじんたんのセリフは、ほぼぼそぼそとしているのに、終盤に向かって少しずつ声が変わっていく。その変化が、派手なシーンよりもずっと長く残る。
読んで見たくなったら——『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 子どもの頃の友人関係が、理由もよくわからないまま自然消滅した経験がある人
- 「ちゃんと悲しめなかった」という感覚に心当たりがある人
- 泣くことを目的にせず、キャラクターの関係性の変化を追いたい人
- 声優の細かい演技の変化を聞き取りながら見る層
合わない人
- テレビシリーズ未視聴で劇場版から入ると、感情の文脈が追いにくい(先にテレビ版を見ることを強く勧める)
- 総集編という性質上、新規シーンの比率を重視する人には物足りないかもしれない
- 「超常現象の設定にリアリティがないと乗れない」タイプには、前提からきつい
次に見るなら
心が叫びたがってるんだ。——「言いたいことが言えないまま傷つけてしまった」という後悔を抱えた青春劇。あの花と同じ岡田麿里脚本で、感情の描き方の解像度が近い。声に出せない感情が積み重なっていく息苦しさと、それが解放される瞬間のカタルシスが好きなら間違いなく合う。
さよならの朝に約束の花をかざろう——「先に逝く者」と「残される者」という構図を、数百年というスケールで描いた岡田麿里の監督作。あの花が「短すぎた別れ」なら、こちらは「長すぎる別れ」。悲しみの種類は違うが、根っこにある問いは同じだと思う。映像の密度も高く、劇場版として見ごたえがある。
君の膵臓をたべたい(2018年アニメ映画版)——余命宣告を受けた少女と、感情を外に出すのが苦手な少年の話。テーマの重さとしてはあの花より直球だが、「気持ちを言えないまま終わること」への恐怖という点で共鳴する部分が多い。浪川大輔と Lynn の掛け合いが静かに効いてくる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ | |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』は、ABEMA・dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Netflixと主要な配信サービスで幅広く視聴可能です。サブスクを契約中であればすぐに視聴できる環境が整っており、TVシリーズと合わせて一気見するのに最適な状況です。気になっていた方はぜひこの機会にご覧ください。

